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輸血・細胞治療センター

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診察している特殊(専門)疾患

輸血・細胞治療センターでは、内科系および外科系診療科において血液製剤および血漿分画製剤が必要な疾患に対して安全かつ適正な製剤を提供し、副作用などを管理している。また、細胞治療として、自家末梢血幹細胞移植および同種造血幹細胞移植(骨髄移植・末梢血幹細胞移植・臍帯血移植)や腎移植の実施に関与している。

診療スタッフ

輸血・細胞治療センター長:芦田 隆司 教授

→専門医資格について

担当医師名 専門分野 専門医資格
芦田 隆司 輸血医学、血液疾患、造血器腫瘍、造血幹細胞移植 血液専門医
日本内科学会 認定医
日本血液学会 専門医、指導医
日本造血細胞移植学会 認定医
日本輸血細胞治療学会 認定医
日本移植学会 認定医

診療内容

  1. 内科的適応として、主として慢性貧血(血液疾患に伴う貧血および慢性出血性貧血)に対する赤血球輸血
  2. 外科的適応として、主として急性出血に対する赤血球輸血
  3. 周術期(術前・術中・術後)の赤血球輸血
  4. 血小板輸血…活動性出血、外科手術の術前状態、人工心肺使用手術時の周術期管理、大量輸血時、播種性血管内凝固(DIC)、血液疾患(造血器腫瘍、再生不良性貧血・骨髄異形成症候群、免疫性血小板減少症、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)及び溶血性尿毒症症候群(HUS)、血小板機能異常症、ヘパリン起因性血小板減少症(Heparin Induced Thrombocytopenia;HIT))、固形腫瘍、造血幹細胞移植(骨髄移植など)に対して
  5. 凝固因子の補充、凝固阻害因子や線溶因子の補充、および血漿因子の補充としての新鮮凍結血漿輸注
  6. アルブミン製剤投与…出血性ショックなど、人工心肺を使用する心臓手術、肝硬変に伴う難治性腹水に対する治療、難治性の浮腫,肺水腫を伴うネフローゼ症候群、循環動態が不安定な血液透析等の体外循環施行時、凝固因子の補充を必要としない治療的血漿交換法、重症熱傷、低たん白血症に起因する肺水腫あるいは著明な浮腫が認められる場合、循環血漿量の著明な減少を伴う急性膵炎などに対して
  7. 大量の出血を伴う予定手術における自己血の採取と保存

特色

  1. 輸血療法は、適正に行われた場合には極めて有効性が高いことから、広く行われている。近年、格段の安全対策の推進により、免疫性及び感染性輸血副作用・合併症は減少し、輸血用血液の安全性は非常に高くなってきた。しかし、これらの輸血副作用・合併症を根絶することはなお困難で、輸血による移植片対宿主病(GVHD)、輸血関連急性肺障害(TRALI)、急性肺水腫、エルシニア菌(Yersinia enterocolitica)による敗血症などの重篤な障害、さらに肝炎ウイルスやヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染しウインドウ期にある供血者からの感染、ヒトパルボウイルスB19 やプリオンの感染などが新たに問題視されている。また、不適合輸血による致死的な溶血反応も、まれではあるが発生している。このようなことから輸血療法の適応と安全対策については、常に最新の知見に基づいた対応が求められる。当院では、輸血について十分な知識・経験を有する医師のもとで使用し、副作用発現時に緊急処置をとれる準備をしている。 日本・輸血細胞治療学会では、各施設において適切な輸血管理が行われているか否かを第三者によってinspection(点検)し、安全を保証(accreditation(認証))するシステムを作っている(I&A)。当院は日本輸血・細胞治療学会I&A認定施設である。
    ※ウインドウ期:感染から検査で感染が検出可能となるまでの期間
  2. 輸血を安全に実施するため、すべての血液製剤の投与に際してPDAによる電子認証 システムを利用している。
  3. 同種血輸血を回避する目的で、自己血の採血を行うとともに、安全な製剤保管管理を行っている。また、自己のフィブリングルーを作成し、術中の止血に利用している。
  4. 細胞治療として、造血器腫瘍や腎悪性疾患の自家末梢血幹細胞の採取、血液・膠原病内科および小児科の造血器疾患に対する同種造血幹細胞移植(骨髄移植・末梢血幹細胞移植・臍帯血移植)における細胞処理や保管管理などを行っている。
  5. 近隣の病院と連携し、輸血に関する情報を共有するとともに知識・技術レベルの向上に努めている。