出 版 物 案 内

newmark.gif 解明 病理学
病気のメカニズムを解く

kaimei.gif 大阪大学の青笹克之先生編著による、全く新しい病理学教科書です。宮澤が免疫の項を全面的に執筆しました。
 前著『エッセンシャル病理学 第5版』では恩師・京極方久名誉教授がそれ以前の版のために執筆された「感染症」と「免疫」の項を下敷きに、宮澤が加筆を行った感が否めませんでしたが、今回の教科書ではこれまでの免疫学教育と研究の経験を基に、一から全ての文章を書き上げ、図表もほぼ全面的に新しく作りました。現代免疫学の全貌を、細胞免疫学やサイトカイン学に偏ることなく、「個体の維持」の観点から一人の研究者が俯瞰し、イラストを多用して懇切に解説した一章として、我ながら出色の出来であると自負しています。特にイラストの多くは、かのJanewayの教科書よりもわかりやすいものがあると思います。
 全頁カラー印刷で、やや高価な教科書ですが、他の章も大変に綺麗な写真やイラストが満載であり、これ一冊で免疫学、炎症学、病理学総論、病理学各論、そして病理アトラスまでをカバーできる、優れた書物として推薦したいと思います。

青笹克之・編著
832頁、オールカラー
2009年 5月刊行
定価 15,750円
医歯薬出版

近畿大学国際人文科学研究所紀要 vol.4  述2

jutsucover.jpg 宮澤は国際人文科学研究所の教授を兼務しています。この紀要は「生政治(バイオポリティクス)」をメインテーマとし、同研究所に集う文学者・哲学者・評論家・医学者・生物工学者などが、本格的な評論やエッセイを寄稿しました。宮澤はNikolas Roseによる「21世紀のバイオポリティクス」を監修すると共に、「感染症としての文明」を寄稿しています。

近畿大学国際人文科学研究所 編
A5判ソフトカバー、264頁
2008年6月刊行
定価 2,300円
明石書店

がんの温熱免疫療法―ハイパーサーミック・イムノロジー

htimmunol.jpg ヒトがんの温熱療法が宿主免疫応答に与える影響とその臨床効果について、最新の知見を纏めた単行本です。宮澤は河原との共著により、「温熱療法時の免疫パラメーターの変動」の章を担当しました。肝臓局所の高周波温熱療法が全身の免疫応答を促進することは、河原・宮澤らが見出し、外国発行の英文学術雑誌に報告した事実です。本書は、書店での売り上げが上位にランクされています。

吉川 敏一・監修、古倉 聡・編
B5版ソフトカバー、168頁
2008年9月刊行
定価 4,725円
診断と治療社

栄養と生体応答 遺伝子と免疫の視点から

 (財)慢性疾患・リハビリテーション振興財団と(財)体質研究会の共催により毎年開かれている「京都健康フォーラム」第3回(平成15年1月開催)の講演と討論を元に、各演者の執筆協力を得て完成した単行本です。
 序章「免疫系の基本知識と粘膜免疫の考え方」は宮澤が担当、第6章「乳酸菌摂取による腸内細菌叢と宿主免疫応答の変化」は教室での研究を基礎に、当時の松村講師が執筆しました。栄養学の最新の成果、特に栄養と生体防御反応の関係を知りたい方、また免疫学の基本概念を学びたい方々のお役に立つと考えます。

菅原 努 監修、宮澤正顯・大東 肇 編集
B5版ソフトドカバー、全114頁
定価 3,000円
昭和堂

シリーズ21世紀の健康と医生物学

 (財)体質研究会の主催する研究プロジェクト、「要素非還元主義による健康効果指標の研究」の一環として月例で開催されている学術講演会の内容を元に、第一線の研究者がポストゲノム時代の医学・生物学研究のあり方を、健康に関心のある一般読書家向けに書き下ろしたオムニバス形式の書籍シリーズです。

 第1巻『からだを創る』では、クローン牛から臓器再生に至る最近の生殖工学・再生医学の進歩と将来像を、これら技術の発展に直接携わった専門家が分かり易く解説しています。

 第2巻『環境を活かす』では、生体防御系の機能とこれを攪乱する環境因子、特に食物やストレスとの関係が分かり易く解説されています。この巻の第1章『ウイルス感染防御免疫と体内環境』は宮澤が執筆しました。「わかる!独説免疫学」を読まれた学生・一般読者の方々にも推薦したいと思います。

 第3巻『からだを守る』は、宮澤と山岸秀夫博士(京都大学名誉教授・体質研究会主任研究員)が編集に当たりました。消化管免疫、インターフェロンとサイトカイン、Tリンパ球の分化と活性化、自己免疫病の動物モデルなど、生体防御・免疫系に関するより幅広い話題が取り上げられています。生体防御学・免疫学の参考書・副読本としても有用と考えます。

 第4巻『からだをなおす』では、宮澤と共同研究者のバレンチナ・オスタペンコ博士が、温熱療法によるがん治療について、実体験と基礎研究の成果を解説しています。

B6版ハードカバー、各巻150〜160ページ
各巻定価 1,900円
昭和堂

 

エッセンシャル病理学 第5版

 医学生向け病理学教科書として定評のある『エッセンシャル病理学』の全面改定第5版。この版から編集者、各章の執筆者が大幅に交代し、判型も第4版までのA5版からB5版に拡大しました。また、本文の記載方法も、キーワード中心のエッセンス抽出型からより説明調の文章へと変わっています。
 第5章「炎症・免疫・アレルギー・感染症」のうち「II. 免疫とアレルギー」及び「III. 感染症」の項は宮澤が担当し、今回図表も含めてほとんど全体を新たに執筆し直しました。免疫学の教科書として、基本概念の整理や講義の復習に役立つと考えます。勿論、この教科書全体が最新の病理学教科書として、特に「病理学総論」の学習に有用です。
 その後2009年には全面改定された『Newエッセンシャル病理学』が刊行され、エッセンシャル病理学第5版は絶版となりました。

B5版ソフトカバー、631頁
定価 7,500円
医歯薬出版
絶版

 

医学生のための薬理学

 医学部学生向けに分担執筆された薬理学教科書です。薬理学に関する膨大な知識の中から、医学系学生に必須の事柄を取捨選択し、コンパクトな教科書に纏め上げられていました。医師国家試験のガイドライン項目を網羅し、章末には独自に作成した国家試験形式の練習問題を掲載していました。
 この教科書の「免疫抑制薬・抗アレルギー薬・抗リウマチ薬」の項は宮澤が執筆しました。序章に免疫反応の基本的メカニズムと免疫学的組織傷害のしくみを解説し、これだけで免疫学の入門的知識が身に付くように工夫してありました。用いた図表も免疫反応のしくみを分かり易く把握出来るよう工夫し、薬物治療についても出来るだけ最近の実態を反映するよう、臨床家の助言を頂いていました
 残念ながら現在絶版です。

B5判 468頁 207図
定価 5,200円
南山堂 (現在絶版)

免疫学教室ホームページに戻る