研究紹介

硼素中性子捕捉療法(BNCT)の原理


※画像をクリックすると拡大します

バイオメディカル応用フォトニックLSIシステムの開発


※画像をクリックすると拡大します

多施設共同による悪性脳腫瘍手術部位感染の疫学研究

多施設共同による悪性脳腫瘍手術部位感染の疫学研究

研究課題名:悪性脳腫瘍摘出手術部位感染の臨床研究

研究の目的と方法:
悪性脳腫瘍の患者さんは、摂食障害による栄養不良、活動性低下に伴う頭皮の不衛生、脳浮腫に対するステロイド剤の使用、手術前後の化学療法に伴う骨髄抑制、術後の放射線治療など、感染が生じやすくなる誘因を多数有し、脳神経外科手術の中では手術部位感染の危険性が高いと考えられます。また悪性脳腫瘍の手術部位感染の合併は、手術後の追加治療に大きな影響を与える可能性がある重大な合併症です。しかし悪性脳腫瘍摘出手術に伴う手術部位感染の発生率・危険因子は明らかにされていません。
悪性脳腫瘍の手術における手術部位感染の調査は急務ですが、手術件数は各施設で限られており、多施設共同研究を行う必要があります。本研究によって、悪性脳腫瘍摘出手術における手術部位感染率を把握することができ、今後同手術に合併する手術部位感染症の調査を行う際に重要なデータを得ることができます。
本研究では、2010年7月1日から2012年6月30日までの2年間に各施設で悪性脳腫瘍摘出手術を受けた患者様に対して、後ろ向きに手術部位感染率を調査します。また手術部位感染の危険因子についても解析を行います。

研究対象:
研究対象は開頭手術を受ける20歳以上の悪性脳腫瘍の患者さんです。開頭生検手術や緊急の手術、また以前に頭部の手術歴がある患者さんも含みます。

使用する診療情報: 
 調査項目は年齢、性別、手術前の血清総蛋白濃度、身長、体重、手術前の症状、既往歴、腫瘍の発生部位、手術の回数、手術の時間、手術の内容、腫瘍の病理診断、ステロイド剤使用の有無、手術後のドレナージ日数、術後3か月以内の化学療法の有無、術後3か月以内の放射線治療の有無です。これらの項目について調査を行い、各施設から事務局へ報告を行います。また手術部位感染を生じた場合には、感染日、感染部位、起炎菌、感染の転帰について調査を行います。

個人情報に関する配慮:
本研究では、施設毎に匿名化(任意の識別番号を付与)された臨床情報データを集積します。お名前や住所など個人が特定される情報の集積はいたしません。また、個人が特定されるような情報は一切公表しません。個人情報の安全保護においても厳重に管理され実施されます。

利益相反:
本研究では研究代表者、研究事務局、共同研究者に、開示の必要のある利益相反はありません。

 なお、以上の研究の科学的妥当性と倫理性は、当院の倫理審査委員会において審査され、承認されています。具体的な研究内容を知りたい場合には、下記のお問い合わせ窓口までご連絡ください。
今回の研究対象に該当する可能性のある患者さんあるいはご遺族のかたで、ご自身やご家族の臨床情報を本研究に使わないでほしいというご希望があれば、拒否することができます。その場合は、以下の連絡先までご相談ください。

お問い合わせ
近畿大学医学部附属病院脳神経外科 奥田武司
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL:072-366-0221 FAX:072-365-6975

 

臨床研究に関する公示

臨床研究へのご理解とご協力のお願い

当科では皆様により良い治療を受けて頂く目的で以下の臨床研究を実施しております。
臨床研究を行うにあたっては、患者さんの同意を得た上で行われることが原則ですが、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規定により、通常の診療で得られた情報を使用する研究では、患者さんから同意を得ることは必ずしも必要ではなく、研究内容の情報を公開することが必要と定められております。
ただし、ご自身の診療情報を使用して欲しくない場合には、その旨御連絡いただければ、研究に使用することはございません。また拒否された場合でも、その後の治療などに何ら不利益を受けることはなく、治療に差し支えることはございません。
皆様のご理解とご協力を御願い申し上げます。

 


【研究課題名】
頭蓋内胚細胞腫における(1)bifocal tumor の意義、(2)髄液細胞診陽性症例の治療についての後方視的研究

【研究機関】
近畿大学医学部脳神経外科 
研究統括機関 東北大学病院 脳神経外科

【研究の目的】
頭蓋内胚細胞腫において2つの解明すべき問題を明らかにします。すなわち(1)尿崩症を伴うbifocal tumor が腫瘍マーカー陰性の場合、ジャーミノーマと診断してよい、という仮説はどの程度正しいか、(2)髄液細胞診陽性のジャーミノーマにおいて、全脳脊髄照射が必要かどうか、を多施設共同で後方視的研究を行います。

【研究方法】
対象となる方:1990年1月から2015年12月までに施設で初期治療が行われた症例のうち以下のものを対象とします。(A)MRIにて「松果体部と神経下垂体部の病変が存在」「尿崩症がある」「AFP、HCG、HCG-betaなどの腫瘍マーカー陰性」の3点を満たす症例。(B)「髄液細胞診擬陽性・陽性」あるいは「治療前に細胞診による評価がされており、その所見に関係なくMRIにて脳室・脊髄などに播種を有する」のいずれかを満たす症例。 
方法:各共同研究機関において診療録、画像、病理所見を後方視的に検討し、情報を収集します。収集する情報は(A)では、@患者背景、A初発時臨床検査結果、B初発時MRI所見、C初期治療内容、D初発時病理診断、E再発 (B)では、@患者背景、A初発時臨床検査結果、B初発時MRI所見、C治療内容、D治療予後。

使用する情報:カルテ、画像所見(CT、MRI)

【意義】
期待される成果
(1)MRIや臨床情報のみからジャーミノーマと診断し、治療を開始出来る症例を見極めることができる。(2)髄液細胞診陽性であった症例において適切な照射範囲について明らかにすることができる。

【個人情報の取り扱い】
「連結可能匿名化」を行い、個人情報を保護します。
・ 研究対象者のデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新しく符号又は番号をつけて匿名化を行います。
・ 研究対象者とこの符号(番号)を結びつける対応表は外部に漏れないように厳重に保管します。

【研究に関するお問合せ先】
泉本修一
  近畿大学医学部脳神経外科
  〒589−8511 大阪狭山市大野東377−2
Tel: 072−366−0221 Fax; 072-365-6975
 
【研究対象者に研究への参加を拒否する権利を与える方法】

自身の診療情報を使用して欲しくない場合には、その旨御連絡いただければ、研究に使用することはございません。また拒否された場合でも、その後の治療などに何ら不利益を受けることはなく、治療に差し支えることはございません。

膠芽腫におけるMET遺伝子発現の臨床的意義に関する研究

膠芽腫におけるMET遺伝子発現の臨床的意義に関する研究

研究課題名:膠芽腫におけるMET遺伝子発現の臨床的意義に関する研究

研究の目的と方法:
膠芽腫は難治性脳腫瘍の代表的疾患であり、標準的治療方針は可及的摘出に加えて放射線化学療法を施行する集学的治療ですが、その治療成績は未だ不良であり、新たな治療手段の開発が望まれております。そこで、我々はがん遺伝子であるMET遺伝子が新たな治療戦略のターゲットとなりうる可能性について注目しました。MET遺伝子の活性化は腫瘍細胞に対して抗アポトーシス作用や浸潤性亢進、血管新生、増殖などをもたらすことが報告されており、現在、多種の悪性腫瘍領域において治療抵抗性や予後不良との関連性が示唆されております。 今回、我々は摘出した組織標本を用いてMET遺伝子発現を分子生物学的に検討し、膠芽腫におけるMET遺伝子の発現頻度、予後との相関関係を解析します。

研究対象:
2008年1月から2016年6月に近畿大学医学部附属病院脳神経外科にて組織採取を行った膠芽腫の患者様です。

使用する診療情報: 
 項目は年齢、性別、画像所見、MET遺伝子の免疫染色を含む病理組織学的所見、化学療法の内容、放射線治療の内容、無増悪生存期間、全生存期間です。 登録される情報は、新しい治療方針の構築に向けて各種の解析を行い、学会や論文等で公表する予定です。ただし、公表される内容は集計、解析後の統計情報であり、個人を特定可能な形で公表されることは一切ありません。

個人情報に関する配慮:
本研究では匿名化(任意の識別番号を付与)された臨床情報データを集積します。お名前や住所などの個人が特定される情報の収集は行いません。また、個人が特定されるような情報も一切公表しません。個人情報の安全保護においても厳重に管理され実施されます。

利益相反:
本研究では研究代表者、研究事務局、共同研究者ともに開示の必要がある利益相反はありません。

研究に関する問い合わせ、参加拒否について:
本研究へのご質問等ございましたら、下記までお問い合わせください。 また、本研究の研究対象に該当する可能性のある患者様あるいはご家族の方で、ご自身やご家族の臨床情報を使用しないで欲しいとのご希望あれば、その旨をご連絡いただけましたら研究に使用することはありません。また、拒否された場合でも、その後の治療などに何らかの不利益を受けることは全くありません。

お問い合わせ
近畿大学医学部附属病院脳神経外科 奥田武司
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL:072-366-0221 FAX:072-365-6975

 

本邦における転移性脳腫瘍の治療成績の検証

本邦における転移性脳腫瘍の治療成績の検証

-多施設共同研究によるデータベース作成の試み-

研究課題名:本邦における転移性脳腫瘍の治療成績の検証

研究の目的と方法:
現在、転移性脳腫瘍に対する治療手段には外科的治療や放射線治療などが挙げられ、一部の癌腫には化学療法が効果的な例も存在します。しかし、標準的な治療方針は癌腫の相違には関わらず、「転移性脳腫瘍」と一括した診断名で行われた大規模臨床試験をもとに定められております。このため、原発癌腫による治療効果の差などは明らかではありません。近年の癌治療は個々の癌腫の生物学的特徴に応じて治療方針を決定する個別化治療の時代を迎えており、転移性脳腫瘍においても同様に癌腫別での治療方針の確立が必要と考えられます。そこで、我々は稀少癌症例においても十分な症例集積、検討が出来るように多施設共同で転移性脳腫瘍例の症例集積を行い、癌腫別の転移性脳腫瘍の特徴や治療成績を検証します。このデータベースをもとに癌腫別の治療ガイドラインの作成を行う予定であります。

研究対象:
2000年以降、近畿大学医学部附属病院脳神経外科にて治療を行った転移性脳腫瘍の患者様です。

使用する診療情報: 
 項目は年齢、性別、画像所見、病理組織学的所見、外科的治療や化学療法、放射線治療の内容、治療効果、無増悪生存期間、全生存期間です。

個人情報に関する配慮:
本研究では匿名化(任意の識別番号を付与)された臨床情報データを集積します。お名前や住所などの個人が特定される情報の収集は行いません。また、個人が特定されるような情報も一切公表しません。個人情報の安全保護においても厳重に管理され実施されます。 登録される情報は、新しい治療方針の構築に向けて各種の解析を行い、学会や論文等で公表する予定です。ただし、公表される内容は集計、解析後の統計情報であり、個人を特定可能な形で公表されることは一切ありません。

利益相反:
本研究では研究代表者、研究事務局、共同研究者ともに開示の必要がある利益相反はありません。

研究に関する問い合わせ、参加拒否について:
本研究へのご質問等ございましたら、下記までお問い合わせください。 また、本研究の研究対象に該当する可能性のある患者様あるいはご家族の方で、ご自身やご家族の臨床情報を使用しないで欲しいとのご希望あれば、その旨をご連絡いただけましたら研究に使用することはありません。また、拒否された場合でも、その後の治療などに何らかの不利益を受けることは全くありません。

お問い合わせ
近畿大学医学部附属病院脳神経外科 奥田武司
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL:072-366-0221 FAX:072-365-6975

神経膠腫における術後てんかん発作抑制のためのペランパネルの有効性と安全性の検討

神経膠腫における術後てんかん発作抑制のためのペランパネルの有効性と安全性の検討

医師主導臨床研究「神経膠腫における術後てんかん発作抑制のためのペランパネルの有効性と安全性の検討」を行います。神経膠腫患者の腫瘍摘出術後に、標準的な治療に追加してレベチラセタム(LEV)+ペランパネル(PER)の併用によるけいれん発作抑制治療を行うことにより、A群:低グレード神経膠腫群とB群:高グレード神経膠腫群で、てんかん発作抑制に対する有効性、腫瘍進行抑制に対する有効性及び安全性を評価します。すなわち、開頭術後、入院中および12ヶ月間のフォローアップ中で各治療を継続し、発作消失、有害事象、服薬継続率、および腫瘍進行の程度を確認します。主要評価項目は12ヶ月後のA群及びB群の発作消失率(発作の非再発率)です。副次評価項目は、・評価期間における無増悪生存期間(PFS)・全生存期間(最長3年まで調査を継続する)です。

研究事務局;近畿大学医学部脳神経外科 研究責任者責任者:泉本修一