近畿眼科先進医療研究会

平成29年
3月22日(水)6月2日(金)8月19日(土)10月4日(水)
平成28年
4月13日(水)8月22日(月)9月8日(木)10月8日(土)
10月28日(金)|12月2日(金)|12月5日(月)
平成27年
2月21日(金)3月5日(土)7月18日(土)11月13日(金)
12月19日(土)
平成26年
1月24日(金)3月1日(土)5月30日(金)6月26日(木)
11月1日(土)
平成25年
3月2日(土)6月15日(土)10月3日(木)10月19日(土)
平成24年
1月21日(土)2月29日(水)3月4日(日)4月21(土)
6月16(土)7月4日(水)11月10日(土)
平成23年
4月8日(金)4月15日(金)6月8日(水)6月10日(金)
6月30日(金)
平成22年
3月27日(土)7月16日(金)7月21日(水)8月18日(水)
9月5日(日)9月15日(水)9月18日(土)
平成21年
2月1日(日)4月11日(土)9月12日(土)12月19日(土)

第18回近畿眼科先進医療研究会

日 時:
平成24年2月29日(水)17:00~18:00
場 所:
近畿大学医学部附属病院 円形棟3階『小講堂』
講 師:
山形大学医学部 眼科学
教授 山下 英俊先生
対象者:
近畿眼科先進医療研究会会員

研修テーマ:『糖尿病網膜症診療の戦略』

Dr. yamashita

山形大学医学部 眼科学

教授 山下 英俊先生

 日本において平成9年690万人、平成14年740万人、平成19年890万人と 急激に増加しており(厚生労働省の国民栄養調査)、急速に増加しつ つある。糖尿病患者数の増加にともない、大血管合併症(心筋梗塞、 脳卒中)、細小血管合併症(網膜症、腎症、神経症)も増加する。 メタアナリシス(META-EYE Study)によると、現在、糖尿病 網膜症患者は1億人に上るとの推計があり(TY Wongら)、日本でも 約300万人に上ると考えられる。糖尿病網膜症は後天性視力障害の 原因の約5分の1をしめ、大きな社会問題にもなっている。 今後の戦略として糖尿病全体に対する予防医学の推進が重要である。 糖尿病網膜症発症・進展を抑制する予防医学としては、一次予防(網 膜症の発症の抑制)、二次予防(網膜症重症化の抑制)を目指す必要 がある。一次予防、二次予防としては、糖尿病網膜症発症、進展のリ スクとしての血糖、血圧のコントロールなどの全身管理が重要であり、 その有効性が報告されている。さらに、眼科治療(光凝固、硝子体手 術、眼局所薬物治療など)は急速に進歩しており、多くのエビデンス が蓄積されてきた。さらに、糖尿病患者での大血管症の予後に網膜症 の重症度が有意な関連をしめすこと、そして、大血管症発症の予測に 網膜症の重症度の診断が役立つ可能性を示すデータもあることから、 眼科診療が糖尿病全身管理に極めて重要で有意義な情報を提供する可 能性がある。本講演では糖尿病診療の戦略について考察したい。

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