近畿眼科先進医療研究会

平成29年
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平成28年
4月13日(水)8月22日(月)9月8日(木)10月8日(土)
10月28日(金)|12月2日(金)|12月5日(月)
平成27年
2月21日(金)3月5日(土)7月18日(土)11月13日(金)
12月19日(土)
平成26年
1月24日(金)3月1日(土)5月30日(金)6月26日(木)
11月1日(土)
平成25年
3月2日(土)6月15日(土)10月3日(木)10月19日(土)
平成24年
1月21日(土)2月29日(水)3月4日(日)4月21(土)
6月16(土)7月4日(水)11月10日(土)
平成23年
4月8日(金)4月15日(金)6月8日(水)6月10日(金)
6月30日(金)
平成22年
3月27日(土)7月16日(金)7月21日(水)8月18日(水)
9月5日(日)9月15日(水)9月18日(土)
平成21年
2月1日(日)4月11日(土)9月12日(土)12月19日(土)

第25回近畿眼科先進医療研究会

日 時:
平成25年6月15日(土)16:00~17:00
場 所:
近畿大学医学部附属病院 病院棟3階『大会議室』
講 師:
京都府立医科大学 眼科学教室
准教授 横井 則彦 先生
対象者:
近畿眼科先進医療研究会会員

研修テーマ:『ドライアイ診療のパラダイムシフト TFOD & TFOT』

京都府立医科大学

眼科学教室

准教授 横井 則彦先生

 

2010年末、我が国では、世界に先駆けて、結膜上皮細胞や杯細胞に働いてそれぞれ水分や分泌型ムチンを分泌させ、角膜上皮細胞に対して膜型ムチンの発現を促進しうる点眼液が処方薬として登場した。続いて、2012年初め、同様に分泌型ムチンの産生や膜型ムチンの発現を促進し、かつ、杯細胞数を増加させうる点眼液が登場した。これらの点眼液の使い分けは、今後、さらに整理されてゆくと思われるが、画期的なドライアイ治療薬が日本に誕生し、日本のドライアイ治療が世界を一歩リードしたことは間違いない。そして、これらの点眼液の誕生は、パラダイムシフトとも言えるドライアイ診療の新しい方向-Tear film oriented therapy (TFOT) (眼表面の層別治療)とそのためのTear film oriented diagnosis(TFOD)]-を生む原動力となっている。
TFOTでは、ドライアイのコア・メカニズムである涙液層の安定性低下の原因を眼表面において層別に求め、足りない成分を眼表面に補うことで涙液層を安定化させてドライアイを治療しようとするが、この方向は、涙液層の安定性低下を重視してきた我が国のドライアイの治療の考え方の延長線上にあると言える。しかし、TFOTの実践のためには、眼表面のどの層に異常があるのかを診断するための眼表面の層別診断(TFOD: Tear film oriented diagnosis)法が必要となる。そして、この鍵を握るのは角膜上の涙液層の動態の評価や眼表面の上皮障害パターンの評価にあると思われる。
本口演では、ドライアイ診療において、日本発の世界の今後の方向とも言えるTFOTとそのためのTFODについて筆者の考え方をご紹介したい。

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