近畿眼科先進医療研究会

平成29年
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平成28年
4月13日(水)8月22日(月)9月8日(木)10月8日(土)
10月28日(金)|12月2日(金)|12月5日(月)
平成27年
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12月19日(土)
平成26年
1月24日(金)3月1日(土)5月30日(金)6月26日(木)
11月1日(土)
平成25年
3月2日(土)6月15日(土)10月3日(木)10月19日(土)
平成24年
1月21日(土)2月29日(水)3月4日(日)4月21(土)
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平成23年
4月8日(金)4月15日(金)6月8日(水)6月10日(金)
6月30日(金)
平成22年
3月27日(土)7月16日(金)7月21日(水)8月18日(水)
9月5日(日)9月15日(水)9月18日(土)
平成21年
2月1日(日)4月11日(土)9月12日(土)12月19日(土)

第36回近畿眼科先進医療研究会

日 時:
平成27年11月13日(土)17:00~18:00
場 所:
円形棟3階 小講堂
講 師:
愛媛大学大学院医学系研究科 分子細胞生理学教室
教授 田中 潤也 先生
対象者:
近畿眼科先進医療研究会会員

研修テーマ:『マイクログリアのシナプス貪食作用』

愛媛大学大学院医学系研究科

分子細胞生理学教室

教授 田中 潤也 先生

 

 

マイクログリアは脳常在性の組織マクロファージの一つである。正常成熟脳では、小さな細胞体と長く枝割れした形態を呈し、ラミファイド型マイクログリアと言われる。正常成熟脳ではマイクログリアは何の役割も果たしていない『静止型マイクログリア』であり、病態脳で活性化して貪食能を発揮することが役割と考えられてきた。しかし、2005年頃から2光子顕微鏡の発達などで、正常脳内での活発な運動が記録されるようになり、マイクログリアは脳内微小環境の変化を常にモニターし、万一の病態に対応していると考えられるようになった。更に最近は、視覚系の研究などから、完全な正常脳においてもシナプスを貪食することで、神経細胞への入出力調節を行っているとされる。我々は、ラットパーキンソン病モデルで活性化マイクログリアを観察し、神経回路のホメオスターシスに関与している可能性を見いだした。正常成熟脳においても、マイクログリアは顕著な形態的・機能的日内変動を示し、入眠時前後に活性化してシナプスを貪食することで、睡眠維持に関与している可能性があり、現在検討を進めている。

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