主任教授のご挨拶

近畿大学整形外科学教室 主任教授 後藤 公志
近畿大学整形外科学教室 主任教授
後藤 公志

近畿大学整形外科のホームページを閲覧して頂きましてありがとうございます。

近畿大学整形外科では、南大阪唯一の大学病院として、また、3次救急まで扱う南大阪と和歌山地域の中核病院として、最新の医療機器を導入して高度な医療を実践しています。また、整形外科医を目指す専攻医に対して、大阪、奈良、和歌山の中核病院を連携施設に組み込んだ充実した整形外科専門研修プログラムを提供しています。

整形外科は、首から足先までの運動器の全てを治療対象としています。運動器の障害によって、立つ、歩く、手を使うといった基本的な動作が出来なければ、人は心豊かに楽しく生活することが難しくなります。高齢化と核家族化が進んだ現代においては、人々の幸福の為に整形外科の果たす役割とニーズは益々高まっています。

高まる高度医療のニーズに応えるべく、近畿大学病院は2025年に現在の大阪狭山市から堺市の泉が丘に移転し、駅直結型の病院として、最新鋭の医療機器と利便性を兼ね備えた病院に生まれ変わります。整形外科医を目指す若い先生方と一緒に、新たな近畿大学整形外科チームを作っていきたいと考えています。手術支援ロボットやナビゲーションを含むコンピューター支援技術を積極的に活用し、新たな価値を生み出す研究を推進しながらも、患者さんに寄り添い、患者さんの満足を最優先に考える医療を実践し、近畿大学整形外科の同門会の皆様と共に、近畿大学整形外科のブランド力を高めていきたいと思います。

また、私が専門とする股関節外科領域では、翌日から歩行訓練を開始できる最小侵襲の寛骨臼回転骨切り術や鏡視下手術の普及を積極的に推進します。また、豊富な手術経験を活かして、あらゆる高度変形に対応した人工股関節置換術や、体全体のバランスを考慮してミリ単位の制御でインプラントを設置して、合併症ゼロを目標とした人工股関節置換術を積極的に普及させていきたいと考えています。

私の使命は、近畿大学整形外科の診療・研究・教育環境をさらに充実させ、患者さんに寄り添い、信頼される整形外科医を一人でも多く育成し、高品質の整形外科医療を一人でも多くの患者さんに提供することです。整形外科医を目指す医学生や研修医だけでなく、全ての整形外科医に対して、近畿大学整形外科教室の扉は開かれています。いつでも当教室にご連絡頂ければ幸いです。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしております。

近畿大学整形外科学教室 主任教授 後藤公志