- 挨拶(1)2003.9.22 (2004.3.19改定)
- 挨拶(2)2003.10.6
- 挨拶(3)2003.10.15
- 新年の御挨拶 2004.1.13
- 公式ホームページ開設 2004.1.21
- 特別講演・教育研修講演のお知らせ
- 演題募集始まる
- 演題応募終了
- プログラムを編成を終えて 2004.7.23
- 抄録集巻頭あいさつ
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- 挨拶(1)2003.9.22 (2004.3.19改定)
近畿大学など新設医大がそれぞれ開講30周年の節目を迎えています。この間、整形外科医師数や治療範囲は膨張を続け、数えきれない技術的進歩がありました。しかし今、膨張にはブレーキがかかり、他科の運動器治療への参入、医療類似行為の激増、そして内科中心の卒後義務研修の開始とともに、医療の中で国民や行政、地域における整形外科へのニーズは大きく変わりつつあります。何が失われようとしているのか、決して放棄してはいけない部分はなにか。その変化と次世代への戦略を皆様とともに考える学会にできればと願っています。そのためになじみの少ない主題案も多数提示しています。33のうち幾つのセッションが成立するでしょうか。中部日本だけではなく、全国からのチャレンジングな応募を期待しています。また将来、地域開業を目指している整形外科医は是非ご参集下さい。
近畿大学整形外科 浜西千秋
学会の会期や会場は下記の通りです。
会期 平成16年11月5日(金)、6日(土)
会場 神戸国際会議場 (神戸ポートアイランド)
応募期間 平成16年4月26日(正午) 〜 同6月30日(正午)
ご応募有り難うございました。420を超える演題を頂きました。今査読をしていただいております。
http://www.nacos.com/cjot/103.html
特別講演 1 教育研修講演 7 (詳細は下を御覧下さい)
主題
1. a. 30年の疾患と治療の変遷、b.(疾患を問わず)20年以上の長期フォロー例
2. これからの運動器保存療法:a.骨折、b.変形性関節症、c.腰痛、脊髄症、脊柱管狭窄症など
3. a.入院-保存的治療と臨床成績、b.包括化による運動器保存療法のコスト的優劣
4. 整形外科医による手技治療の実践 (AKAほか)
5. a.手指骨折のピットフォール、b.橈骨遠位端骨折、c.手の術後リハの工夫
6. a.小児整形外科における疾患、治療概念の変遷、b.小児骨折の手術的治療
7. a.脊椎後方手術後の項部痛と腰痛、b.頚椎項筋温存後方手術、腰背筋温存非固定手術
8. 深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症予防、どこまでやれるのか、説明と同意の内容
9. a.高度骨粗鬆症の骨手術の工夫と手術合併症、b.高リスク大腿骨近位部骨折の治療
10. a.先端治療技術の可能性と短期成績、b.新しい医用(固定)材料の短期成績
11. a.最新人工関節の短期成績、b.人工関節設置手技の進歩、c.ロボット利用の功罪
12. a.人工関節の再置換・再再置換戦略、b.人工股関節術後脱臼の予防と治療
13. 脊柱変性側弯・後弯に対する矯正術の適応と中長期成績
14. 内視鏡脊椎手術の可能性と限界
15. 悪性四肢骨軟部腫瘍手術の機能予後とコスト、患肢温存治療の功罪
16. 関節軟骨移植の実際と中期臨床成績
17. 関節リウマチに対する生物製剤の中期臨床成績(抗TNF-αで軟骨は再生するのか)
18. a.膝靭帯損傷再再建術の適応と成績、b.膝半月形成術後長期成績(関節軟骨の変性)
19. 療術、医療類似行為による運動器被害例と対応
挨拶(2)2003.10.6
第101回中部日本整形外科災害外科学会は浜松で数日前に盛会で終了しました。その直前に札幌で第20回日本臨床リウマチ学会が開催されましたが、その話題はこの7月から発売された抗TNFα生物学的製剤(インフリキシマム)でもちきりでした。MTXとの併用ですがその臨床的有効性はめざましく、関節破壊指数であるシャープ指数が減少する例もあると言う報告です。すなわち将来整形外科医による関節手術が不要になるかも知れないと言う可能性が語られていました。一バイアルが11万円で患者負担額が年間100-150万円に達することや、投与を止めると炎症が再燃するのでいったいどうするのだという問題はあります。またアナフィラキシーが怖いので入院点滴投与すると包括医療の枠をはみ出て病院が赤字になると言った問題はありますが、ステロイドが特効薬として開発された時代のような熱気がありました。学会はちょうど発売後1年になりますので、使用を開始され、市販後全症例調査を担当される病院からの短期成績を期待しています。
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- 挨拶(3)2003.10.15
小倉で開催された日本整形外科学会基礎学術集会のおりの代議員懇談会において何か提言するように依頼されました。私の述べるべきことは何かと考えました。ここ数年、代替医療業界の事情を知り、整形外科開業医がいろんな意味で風前のともしびとなりつつあることを痛感してきました。地域で開業できない科は心臓外科や脳外科といった他の外科系諸科のように学生の興味を引かなくなり学会自体が衰退・高齢化してしまいます。学会が今何とかしないと手遅れになるという危機感で下記のような提言を行いました。ご意見をお寄せ下さい。
整形外科はいま未曾有の困難な時代に向かおうとしています。患者が押しかけ、朝から晩まで整形外科医は手術に追われていても原価計算すると整形外科は実は病院の中で赤字の科になりつつあります。訴訟は産婦人科についで多く、学生にとって大学教育の中で整形外科にはたった数週間接するだけですし、卒後必須研修項目に整形外科は入っていませんから学生にとって整形外科はなじみのない科になり、そしてそれ以外にもさまざまの理由で整形外科は選択されにくい専門科になっています。
しかしなにより、整形外科医の最終選択肢であった地域開業が今や、ほとんど不可能になっています。
関節注射やブロック注射くらいは内科開業医にとっても慣れればなんでもないでしょう。マイクロやレーザーなどの器械理療など誰でもでき、まして今はほとんど無料サービスです。そして患者が期待する手当ては、あはきや柔道整復師によって過剰なほどに提供されています。来年は全医師数に匹敵する6000人が柔整学校に入学します。このままでは地域における整形外科開業医への期待やニーズさえも減ってゆくことが危惧されます。これから日本整形外科学会は、手術の実技テストを経て、手術治療に専念する整形“外科”専門医と、若くして開業できる実力をもった地域運動器専門医を車の両輪として造りだしてゆくべきではないかと考えます。地域運動器専門医として私が描いているイメージは次のようなものです。彼らは生活習慣病など内科的諸疾患のプライマリケアーを行うことができます。もちろん運動器の症状を正しく診断でき、外傷を適切に処置し、骨折は時間をおかず直ちに整復し外固定します。介護保険のケアマネ資格を持ち、通所施設を経営します。小侵襲の手術や、内視鏡視下へルニア手術にいたる最先端の内視鏡手術などを日帰り手術として行うこともできます。患者さんが望めばマッサージやエビデンスのある手技治療を施すことができます。彼らは日本独特の代替医療をしっかり勉強してその特色を理解し、もしニーズがあれば代替医療と連携し、患者さんを紹介し、また紹介され、周囲の代替医療群を医学的に教育・指導することができます。そして早くから医師会や整形外科−医師政治連盟の中心メンバーとして活躍するといった姿です。
今後、医学部卒業生は2年間の必須臨床研修を終えたあと、4年間整形外科で専門研修を行うことになります。そして日整会によって認定され、もし最年少30歳で開業するとすれば、その4年間の地域専門医研修は忙しくかつ内容の濃いいものとなるでしょう。
生活習慣病など内科的疾患の治療は十分身についているはずですから、忘れないうちに早く開業することはそれだけ有利です。整形外科研修は研修病院における外来研修に重点がおかれるでしょう。もちろん一定期間は病棟で整形外科の広範な手術を経験し、特に小侵襲手術や内視鏡手術の研修は必須となります。ケアマネの資格もこの間に取得します。運動器リハビリテーションも重要です。それにはいわゆるヨーロッパのarthro-kinetic approachやアメリカのオステオパチー、そしてマッサージや鍼灸に代表される手技治療の研修も必要となります。また開業医のもとでの一定期間の地域臨床実習は必須であり、それにはJCOAの協力が不可欠となります。すでに開業しておられる整形外科専門医もこれらの研修会を選択・受講して地域特化単位を取得し、専門性の向上につとめる必要があるでしょう。
この地域専門医は、会則上は日整会認定リウマチ医や認定スポーツ医とならびますので一学会一専門医という原則に抵触するものではありません。
私は国民の運動器疾患は日本整形外科学会から流れ出る2本の大きな流れによって将来も癒され続けるべきであると信じています。日整会は整形外科医が高齢化し、開業医が地域から消滅する前に、できれば直ちにこの制度を立ち上げ、カリキュラム作成に着手すべきであると提言するものであります。
新年の御挨拶 2004.1.13
ホームページ会員の皆様、明けましておめでとうございます。
さて春の愛媛・松山における本学会は400以上の演題採択数を数え、近年にない盛況となるようです。しかし秋の神戸での本学会にもその勢いが続くかどうが不安です。しかし主題でチャレンジし、これまでに無いプログラムを考えて、皆様にどうしても神戸にこないではおれない状況を作り出したいと考えています。
- 私の現在の心境はこのhome pageの柔道整復師・代替医療ページの2004年のページに掲載しています。御一読下さい。
- 昨年の挨拶にも書きましたが、この学会がそういう方向性を模索できるかどうか、考えてゆくつもりです。御期待下さい。
公式ホームページ開設 2004.1.21
いよいよ公式ホームページを開設しました。
その中で『会長のページ』を作成し、このページとつなぎましたので私の逐次の挨拶はこのページの上で続くことになります。
それでは第103回中部日本整形外科災害外科学会ホームページへようこそ
特別講演・教育研修講演
松山の102回本学会が盛会のうちに終了しました。私は学会前日に内子町を訪ね、和蝋燭を買い求め、春の伊予路を満喫いたしました。山本教授始め、医局の皆様御苦労さまでした。
さて103回の本学会まであと7ヵ月です。私自身、上記の日整会への提言に基づいて、具体的行動を模索することで頭が一杯です。それは運動器専門医・整形外科開業医がこれからも地域から求められていくためには何をすべきか、どのように地域で立てるかを探ることです。これまでのようにいくら借金しても、一旦開業すれば患者は殺到する時代から、運動器専門の開業医がいったい何を提供できるのかを地域にしっかりアピールしなければ患者は来てくれない時代になります。それに応じて若手の医師や勤務医が地域開業を考慮する時に、これからは、経営の収支計算ノウハウばかりではなく、それなりの準備と知識と、そして何よりも地域の運動器疾患を全て担うという自信を必要とされるでしょう。それは地域住民からだけではなく氾濫する代替医療からも医療があきらかに峻別され、慰安ではなく医療を求める国民から頼りにされるということです。そういう研修を提供する場として、あるいは社会の運動器専門医へのニーズを汲み上げる場を作り上げて行く、そのひとつの段階として第103回中部日本整形外科災害外科学会を捉えられたらと考えています。
特別講演・教育研修講演としてお願いしているものをお知らせしましょう。
- 基調講演として近畿大学整形外科初代教授の山室隆夫先生に『運動器と人間の尊厳』を語って頂きます。ヒトの意思を、人の尊厳を表出する外臓器としての運動器の重要さを知り、それをまもる職務を与えられている我々は誇りを持つべきであり、社会に訴えて行くべきであります。
- 日本福祉大学の二木 立先生に『医療保険改革』を語って頂きます。先生は第医療制度、医療行政ウオッチャーとしてこれまで介護保険や医療保険制度に関して日本のオピニオンリーダーとして活躍しておられます。実は102回の本学会でも講演され、私が座長をいたしましたが、運動器疾患やその治療のおかれた社会的状況を明らかにしたり、一番知りたかった我々が何をなすべきなのかという部分は時間の関係で語られませんでした。そのためその結論の部分もしっかりと聞かせていただきたいと願っています。
- 弁護士の菅原哲朗先生には、整形外科医師をとりまく保険賠償のさまざまの問題を取りあげて語って頂きます。原告側とせっかく和解が成立しそうなのに、保険会社が和解額に難色を示したようなことはないでしょうか。病院を超えて医師への個人的な賠償請求の現況はどうでしょうか。アメリカのように整形外科医師と契約する保険会社がみつからないという状況に日本も将来ならないでしょうか。いったい医業類似行為者の施術過誤には保険賠償がなされているのでしょうか。こういった点を聞かせていただきたいと考えています。
- break throughシリーズとして2つお願いしています。マウスの皮下で耳介や手指関節を発生させて世界を驚かせtissue engineeringの先駆けとなった近畿大学形成外科助教授の磯貝典孝先生に、ヒトへの応用に向けて立ちはだかる壁と手段を語って頂きます。
- また成体の哺乳動物において、脊髄損傷の機能的修復を不可能としていた壁を、細胞を用いないで始めてbreak throughできた業績を関西電力病院の好井 覚先生に語って頂きます。
- 和歌山医科大学の吉田宗人先生には、頚椎も含めて内視鏡視下脊椎後方手術の可能性を語って頂きます。加齢にともなう脊柱の変形や変性は、逆に生体が自己修復、自然治癒を図ってきた証でも有ります。その変形を脊柱を一旦ぐらぐらにしてから金属を用いて強引に矯正する空しさに対し、現在の症状の責任部位だけをピンポイントに除圧する内視鏡視下後方手術は患者さんにも優しいもっとも新しいコンセプトです。
- 帝京大学の高井信朗先生に、人工膝関節置換術の設置技術の最も新しい分野について語って頂きます。もっとも整形外科らしい分野であり、一方ナビゲーションやロボットや最小侵襲手術のターゲットになりつつある分野です。
- 日整会提言シリーズの一つとして大阪大手前整肢園の富 雅男先生に手技治療について語って頂きます。先生はドイツ留学中に手技治療師(ヒエロテラピー)、の免許を取得されています。御承知のようにヨーロッパでは腰痛のスクリーニングは手技治療師が行い、腰痛5段階のうち軽症の2段階は彼等が治療を行います。そして重傷の3段階が医師に紹介されそこで医師の出番となります。また三重大学整形外科医局員で現在アメリカのパーマ−大学の最終学年で研修している松久正先生にはガンステッドカイロプラクティークの話をして頂きます。日本でちまたにあふれているカイロプラクティークは何の資格もないものであり、欧米の医療として認められたカイロプラクティークとはにても似つかぬものであります。そのあたりの正しい知識を得て、患者を指導し、また手技として身につけることは運動器専門医の外来冶療の一つの技として必須ではないかと考えています。
上の二つの御講演と組みで、池袋で御開業の住田憲是先生にAKAのご講演をお願いしています。Arthro-Kinematic Approach(AKA)には、今だに私も含め、整形外科医から反発が強く有り、これまで整形外科関連一般学会でとりあげられたことはないのではと思います。しかし即効する症例もあり、医師が行える手技治療として沢山の整形外科医が外来診療にとりいれています。本学会では地域専門医の武器の一つになるかどうか、この成績や原理を語って頂き、正当に評価したいと考えています。手技治療は主題でもとり上げていますのでAKAや手技治療を行っている整形外科医師は多数応募してほしいと願っています。しかし民間医療的な有効例を羅列するだけの発表ではなく、できるだけ無効例の分析や適応を述べた科学的なものを期待しています。
- THA後の脱臼は、今、肺塞栓とならんで整形外科医の悩みの種であります。奥村秀雄先生に、そのご経験と設置手技上の留意点等御講演頂きます。
- また上肢骨折の徹底した保存療法を石黒隆先生に、
- 大腿骨近位部骨折など外傷後の深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症について阿部靖之先生にお話し願います。
このお二人には、実は昨年の第29回日本骨折治療学会にも講演をお願い致しました。そしていずれも非常に好評であり、是非、聞いていなかった方にはチャンスをもう一度差し上げて、できるだけ多くの方に聞いて頂くべきとの意見が多く、私もそうしたいと考えていました。
整形外科医師による骨折の保存的治療は、勤務医、開業医を問わず、整形外科医師の生き残りをかけて今、学び直し、実践しなおすべき技術であり、本学会のメインテーマであります。
また肺血栓塞栓症は今、整形外科医師をとりまくもっとも深刻な問題の一つであります。ギプスで保存療法中や、肩関節手術や上肢の手術でも肺血栓塞栓症が発生し、全身麻酔が導入された途端に静脈血栓はでき始める、いやそれどころか食道エコーで見るとターニケット除去時には全例肺血栓塞栓症が発生しているといった報告もあるくらいです。ですからfoot pumpは術後に病棟でおもむろに装着するのではなく、手術室で麻酔導入直後から装着するのが常識になりつつあります。昨年の学会から1年以上が経過し、その間、ガイドラインもでき、さらに状況は変わっています。怖い話ばかり聞かされるのはもううんざりです。整形外科医ができる予防や治療範囲はどこまでか、どこまでやっておけば許容されるのか。どこからは他科の専門医に渡すべきなのか。そういった点が聞かれると思います。御期待下さい。
- 私も教育研修講演を考えています。医業類似行為に関連したものになるでしょう。5月23日(日)神戸で開催される日本整形外科学会学術総会で代替医療に関するパネルがありました。私は『整形外科医をとりまく代替医療とその対応』について語りましたが、やはり語りつくすことは不可能でした。それで認められるかどうかわかりませんが日整会に教育研修単位を申請するつもりでおります。
- 代替医療とその対応についてはシンポジウムも考えています。医師以外の方々もシンポジストとして参加してもらえるようなものを考えています。最近の調査では接骨院を訪れている患者さんの一割近くは整形外科でまず診断をうけてから、接骨院を選んで行っているようです。そうなると、柔道整復師が制度的におかしいなどと言う前に、地域での整形外科のなすべきこと、認知、そして患者さんから求められているニーズが一体何であるのかを真剣に考えてみなければなりません。
演題募集始まる(4月26日)
- 会員の皆様、青葉若葉の素晴らしい季節になりました。新しい年度になって、研修医ゼロの大学が多いと思われますが、教室にスタッフを引き上げられた病院も沢山あり、それぞれ患者さんに迷惑をかけまいと苦労しておられるに違い有りません。リスクを避けるための事務書類作成に没頭させられ、リスクがどんどん高くなりつつある状況にいらいらしておられるでしょう。
- 数日前に、お手元に本学会のチラシが配られたと思いますが、同時に演題募集が始まりました。2ヵ月間ありますので今から準備して下さい。しかし主題が下記のごとくかなり困難なものばかりですので、くそ忙しいのにめんどくさいということにならないよう願っています。
- これまで中部日本整形外科災害外科学会は若い医師の登竜門であり、私も何回も症例報告をしました。しかも学会誌の投稿原稿を学会当日に提出すると言う半強制的システムのおかげで結果的に沢山の論文業績をかせがせてもらいました。この伝統はもちろん死守します。若い先生は遠慮なく症例報告を応募して下さい。自分が経験した症例はひょっとして学会報告に値するのではと思うひらめき、そして本当に値するのかどうかを確かめようとする意欲、若い先生にはこれらが何よりも貴重です。
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- 主題案 (開催案内と同じものです)
- 1. a. 30年の疾患と治療の変遷、b.(疾患を問わず)20年以上の長期フォロー例
2. これからの運動器保存療法:a.骨折、b.変形性関節症、c.腰痛、脊髄症、脊柱管狭窄症など
3. a.入院-保存的治療と臨床成績、b.包括化による運動器保存療法のコスト的優劣
4. 整形外科医による手技治療の実践 (AKAほか)
5. a.手指骨折のピットフォール、b.橈骨遠位端骨折、c.手の術後リハの工夫
6. a.小児整形外科における疾患、治療概念の変遷、b.小児骨折の手術的治療
7. a.脊椎後方手術後の項部痛と腰痛、b.頚椎項筋温存後方手術、腰背筋温存非固定手術
8. 深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症予防、どこまでやれるのか、説明と同意の内容
9. a.高度骨粗鬆症の骨手術の工夫と手術合併症、b.高リスク大腿骨近位部骨折の治療
10. a.先端治療技術の可能性と短期成績、b.新しい医用(固定)材料の短期成績
11. a.最新人工関節の短期成績、b.人工関節設置手技の進歩、c.ロボット利用の功罪
12. a.人工関節の再置換・再再置換戦略、b.人工股関節術後脱臼の予防と治療
13. 脊柱変性側弯・後弯に対する矯正術の適応と中長期成績
14. 内視鏡脊椎手術の可能性と限界
15. 悪性四肢骨軟部腫瘍手術の機能予後とコスト、患肢温存治療の功罪
16. 関節軟骨移植の実際と中期臨床成績
17. 関節リウマチに対する生物製剤の中期臨床成績(抗TNF-αで軟骨は再生するのか)
18. a.膝靭帯損傷再再建術の適応と成績、b.膝半月形成術後長期成績(関節軟骨の変性)
19. 療術、医療類似行為による運動器被害例と対応
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- 演題応募終了
- 応募数は420題を超えました。うち主題関連で約130題の応募を頂きました。私の唯我独尊・難解な主題にチャレンジして下さった方こんなにあるとは有り難いことです。しかしプログラム編成に悩むことになるでしょう。
- 前回の松山での学会は440題だったそうです。これは松山に一度行って楽しみたいと言う会員の気持の反映かなと考えていました。しかし今回も400題をゆうに超えてくるとなると、理由はいくつか考えられます。
- 一つは日本整形外科学会学術総会の採択率が非常に低下し、本年のように5題に1題の採用率となると、忙しい一般病院からの演題採用はラッキーとしかいえなくなったこと。
- そして二は、おそらく専門研修中の先生方の応募が増えつつ有るのではないでしょうか。査読委員に全演題がチェックされることによって、学会当日に原稿を提出する論文が業績と認められるからです。
- これまでのように、ならなくて一向にかまわない専門医ではなく、ならなければ勤務医として将来のない専門医資格ですので、中部日本整形外科災害外科学会での発表論文は専門医資格取得のための筆頭著者論文になりますから応募が増えてきているのではないでしょうか。
- これからはプログラムの編成について逐次トピックなどをお話して行きましょう。
プログラムを編成を終えて 2004.7.23
- 410題の大体の編成を終えました。主題セッションを構成できたもの109題、一般でポスター発表が113題、そして一般口演が188題となりました。
- ポスターの発表時間は4分、討論3分、口演は主題、一般とも5分発表と3分討論でと考えています。ポスターは症例報告が多いのですが、たとえば肺血栓塞栓症のように主題として成り立つものをあえてポスターで並べて一覧として討論し、理解し易いようにと考えているセッションも幾つか有ります。
- 整形外科専門医が行う手技治療のセッションも成立しました。初日には手技の実演セッションも考えています。ヒエロテラピー、ガンステッドカイロプラクティーク、オステオパチー、AKA博田法などの実演、実技が行われます。
- 腰椎・頚椎後方手術後の腰背部痛や項部痛をなくするための後方軟部組織温存手術の応募が非常に多く、関心の高さを伺わせました。これまでの数ある椎弓形成術のように椎弓や骨の処置だけを考え、項靭帯や筋肉への配慮のない手術は完全に時代遅れとなったようです。
- これで腰痛や項部痛に悩まされる患者さんは激減するでしょう。