ご挨拶

 このたびは近畿大学整形外科ホームページを訪ねて下さりありがとうございます。
 整形外科で扱う愁訴で最も多いものは骨・関節・脊髄・神経を中心とした運動器に関わる疼痛です。背骨ががたつき、関節がすりへり、神経が押さえられていても、それをどの程度つらく感じるのかは人によって全く異なります。それぞれのつらさを聞かせて頂く、痛みを感じる背景を理解させて頂く、そしてそれぞれの思いと願いに応じて共に痛みと戦う、これが近畿大学整形外科のモットーです。このホームページに紹介されている教室の医師群は手術の名人ばかりです。そして、各専門グループの手術治療のレベルは大学病院として誇るべきものがあります。
しかし、実際に手術例となるのは外来を訪れる患者さんのごく一部です。多くの患者さんにとって手術以外のさまざまなアプローチがあります。安心して運動器の悩みをご相談下さい。
 学生、研修医の諸君も患者さんのもつ運動器障害の深みを理解してほしいと願っています。そして運動器の発する痛みの深みも知ってほしいと思います。整形外科医として一人前になるためには、手術手技に習熟するのはもちろん、運動器障害と患者さんの生活がお互いにどのように影響しあっているのかを十分に理解しなければなりません。痛みを訴える人そのものを一緒に診て行きませんか。

主任教授  浜西 千秋