アミノ酸イメージングと癌シグナル伝達因子による脳腫瘍患者の予後予測マーカーの解明
PET検査で幅広く用いられているFDGは、正常な脳にも集積することから、脳腫瘍がはっきりと描出されないことがあります。
これまで11C-メチオニン (MET)は脳腫瘍の一種である神経膠腫の悪性度評価や再発の鑑別や治療方針の決定に有効である事が明らかにされています。今後、我が国でもMETの保険適応が期待されています。
現在、神経膠腫の予後を予測できる因子について国内外で研究されており、早期の段階で予後が予測できれば、治療方針の決定の一助となりえます。この研究では、腫瘍部へのMETの集積の程度と、手術に伴い切除された病変部の腫瘍増殖因子の発現から神経膠腫の病態や予後予測因子を明かにする事です。それにより、精度の高い診断とより効果的な治療への展望を開くことが可能と考えられます。
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