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JPOS研究は女性の骨折、骨粗鬆症の予防をめざす疫学研究です。

JPOS研究事務局近畿大学医学部
公衆衛生学教室

〒589-8511 大阪狭山市大野東377-2 近畿大学医学部公衆衛生学

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筋力は筋量を調整しても骨密度に関連していたことが、国際雑誌 Journal of Bone and Mineral Metabolismに掲載されました。

 これまでの研究で、筋力が強いほど骨密度が高いことは知られていました。しかし、それは本当に筋力の強さが関係しているのか、強い筋力を発揮する筋肉の量(重さ)が関係しているのかはわかっていませんでした。そこで、JPOS研究に参加した閉経女性において、筋力と筋量の骨密度への影響を検討したところ、強い筋力は筋量を調整しても高い骨密度と関連することがわかりました。筋量を測定することは簡単ではありませんが、握力などの筋力は簡単に測れます。この研究により、運動等の骨密度への影響のモニタリングは筋量ではなく、筋力を使えば良いことがわかりました。この結果は、国際雑誌 Journal of Bone and Mineral Metabolismに掲載されました。

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JPOS研究の主任研究者、伊木雅之(近畿大学医学部公衆衛生学)がNHKあさイチでビタミンDについて解説しました。

 ビタミンD欠乏になると、小児ではくる病、成人では骨軟化症を発症しますが、高齢者では骨粗鬆症と併存するため、骨粗鬆症性骨折のリスクが上がります。JPOS研究のベースライン時の血液中のビタミンD濃度を測定したところ、50%以上がビタミンD欠乏(25OHD濃度が20ng/ml未満)と判定されました。欠乏は特に20歳代で多く、80%にのぼります。この状態で出産し、児を母乳で育てると、児がくる病になる危険があり、高齢者では骨折が増えます。ビタミンD不足の原因は魚の摂取不足と紫外線への被曝不足です。魚をしっかり食べ、適度に日光に当たる生活が必要です。【2017年12月18日】

 NHKあさイチのホームページです。 【こちら


JPOS研究の主任研究者、伊木雅之(近畿大学医学部公衆衛生学)が第17回日本骨粗鬆症学会学術振興賞を受賞しました。

日本骨粗鬆症学会学術振興賞は、骨粗鬆症に関連した活動を通じて学術の振興に貢献した個人ないし団体に年に1件授与されます。今回の受賞は「我が国における骨粗鬆症の疫学研究の第1人者として多くの優れた学術的成果」を挙げ、「日本骨粗鬆症学会理事・骨粗鬆症検診委員長として学会に貢献」したことを評価していただきました。【2017年10月21日】

 

 学術振興賞の賞状です。  【こちら
 学術振興賞受賞に当たって、伊木が日本骨粗鬆症学会雑誌に寄稿した文章です。【こちら】


ビタミンD不足でその後15年間の骨折リスクが上がることがわかり、国際誌 Osteoporosis Internationalに掲載されました。

ビタミンDが骨の健康維持に重要であることはよく知られています。たとえば、ビタミンD欠乏は小児ではくる病を起こし、成人では骨軟化症を起こします。しかし、ビタミンD不足で高齢者の骨折のリスクが上がるかどうかは実はよくわかっていませんでした。そこで、1996年のJPOS研究で採取し、保存していた血清中のビタミンD濃度を測定し、その後15年間の骨折リスクとの関連を検討しました。その結果、ビタミンD濃度が10ng/ml未満では30ng/ml以上に比べてその後5年間の非椎体骨折リスクが6.55倍にもなり、20ng/ml未満ではそれ以上に比べて15年たってもなお有意に上昇していました。高齢者では血清中のビタミンD濃度を測定し、骨折予防に活かすべきと考えられました。【2017年3月1日】

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JPOS研究の論文がアメリカ骨代謝学会雑誌の骨粗鬆症関係の論文で最も引用されたトップ10論文に入りました。

 アメリカ骨代謝学会雑誌(Jounal of Bone Mineral Reseach (JBMR))はImpact factor 6.832で、骨代謝関係ではトップジャーナルです。これまでにJPOS研究からはこの雑誌に2編の論文が出ています。その内の1件、
Iki M, Tamaki J, Kadowaki E, Sato Y, Dongmei N, Winzenrieth R, Kagamimori S, Kagawa Y, Yoneshima H.
Trabecular bone score (TBS) predicts vertebral fractures in Japanese women over 10 years independently of bone density and prevalent vertebral deformity: the Japanese Population-Based Osteoporosis (JPOS) cohort study.
J Bone Miner Res. 2014 Feb;29(2):399-407. doi: 10.1002/jbmr.2048.
が、同雑誌に掲載された骨粗鬆症に関する論文の内、他の論文から引用された回数が多いトップ10論文に入りました。論文は多く引用されるほどインパクトが大きいと評価されます。これからもインパクトの大きな研究を行い、よい論文の執筆を進めたいと思います。
 実は、この論文は昨年9月に日本骨粗鬆症学会森井賞をいただいた論文です。森井賞の権威の一部に報いることができたと喜んでいます。            【2016年6月9日】



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JPOS研究の主任研究者で近畿大学医学部公衆衛生学教授の伊木雅之が第10回日本骨粗鬆症学会森井賞を授与されました。

 森井賞は大阪市立大学名誉教授、故森井浩世先生の御遺志で2006年につくられた賞で、国内で行われた骨粗鬆症に関する臨床研究のうち、特に優れた成果を示した論文、原則として各年度1編に授与されるものです。今回、受賞した論文は下記のもので、海綿骨の微細構造の状態を表す指標、Trabecular Bone Score (TBS)が椎体計測で診断した椎体骨折のリスク(起こりやすさ)を表すことを世界で初めて明らかにしたコホート研究です。  【2015年9月18日】

[共著者] 玉置 淳子、門脇 英子、佐藤 裕保、Namiraa Dongmei、Renaud Winzenrieth、鏡森 定信、香川 芳子、米島 秀夫
[雑誌名] Journal of Bone and Mineral Research, Vol.29, No.2, pp399-407, 2014
[論文名] Trabecular Bone Score(TBS) Predicts Vertebral Fractures in Japanese Women Over 10 Years Independently of Bone Density and Prevalent Vertebral Deformity: The Japanese Population Based Osteoporosis(JPOS) Cohort Study

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 なお、2011年の第6回森井賞は当時近畿大学医学部公衆衛生学准教授の玉置淳子(現、大阪医科大学衛生学公衆衛生学教授)が受賞しており、JPOS研究からは、2例目の受賞となりました。

JPOS研究によるTrabecular bone score (TBS)の日本人標準値が国際雑誌 Osteoporosis International に掲載されました。

 下でも述べますTBSですが、日本人の標準的な値はどれほどなのかはわかっていませんでした。実際、このようなデータがあるのは白人女性だけでした。そこで、JPOS研究のベースライン研究で測定した腰椎骨密度の画像を再解析して、日本人女性の代表性のあるTBSの値を求めたのです。これを基準とすることによって、測定したTBS値が日本人女性の基準からどれほど離れているのかが明らかになり、骨粗鬆症患者の診療や骨粗鬆症検診に役立つと期待されます。また、TBS値の白人女性との比較も可能になり、日本人値は白人に比べて、かなり低いことがわかりました。【2014年8月23日】

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JPOS研究が国際疫学会の学会誌 International Journal of Epidemiology に掲載されました。

International Journal of Epidemiology (IJE)は疫学の世界では最高峰の学術誌です。2012年のImpact Factorは6.982となっています。この雑誌には世界の優れたコホート研究がCohort Profileとして掲載されています。本JPOS研究もこのほどこの仲間入りを果たしました(DOI: 10.1093/ije/dyu084)。これにより世界中の人々にJPOS研究の全貌をご紹介することができるようになりました。【2014年5月30日】

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Trabecular Bone Score (TBS)の有効性を日本で初めて明らかに

海綿骨の微細構造の状態を表す指標、Trabecular Bone Score (TBS)が椎体骨折のリスク(起こりやすさ)を表すことを、日本人を対象とする研究では初めて明らかにしました。

TBSは腰椎骨密度を測定する際に用いられる2重X線吸収法による画像を再解析して得られます。したがって、あらたな検査をすることなく、骨密度だけでは表現できない海綿骨の構造特性を表すことができます。このTBSが実際に椎体骨折のリスクを年齢や骨密度とは独立して表すことがわかり、今後の骨折リスク評価の改善につながるものと期待されます。【2014年1月20日】

この成果はアメリカ骨代謝学会誌の出版されました。 【詳しくはこちら】


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