近畿大学堺病院 Sakai Hospital Kinki University, Faculty of Medicine

診療科目のご案内

HOME > 診療科目のご案内 > 泌尿器科

泌尿器科

【診療科紹介】

地域に密着した体制を維持しながら、高度な医療を提供できる基幹病院であることを理念として、診療を継続してきました。また最近では、泌尿器科の分野でも、侵襲のより小さな手法を用いた治療がつぎつぎと開発されており、我々も常に最新の技術を取り入れ、入院期間の大幅な短縮や通院治療の拡大などを実践しています。
一方、腎移植に関しては専門のスタッフにより積極的に取り組んでおり、これまでに年間約10件の生体腎移植を実施し、平成27年2月には100例に到達しました。ABO血液型不適合、夫婦間移植、高齢ドナーなど、従来は難しいとされていた腎移植にも早くから取り組んでいます。また、腎不全の総合医療をめざし、平成20年4月より腎センターを設立し、腎臓内科医と常に協力しながらさらに質の高い医療を提供しています。さらに病棟では充実したスタッフにより、きめ細かなケアを行っています。

【診療内容・特徴】

I. 尿路・生殖器悪性腫瘍

  1. 腎臓癌
    OPEN/CLOSE
    腎尿細管上皮細胞から発生する、腎実質の上皮性悪性腫瘍を腎細胞癌といいます。腎細胞癌は通常の化学療法に対して抵抗性を示すため、手術が治療の原則となります。当科では患者様に負担の少ない内視鏡での手術を多く行っています。転移のある時には分子標的薬を用いた治療などを行います。
  2. 尿路上皮癌(膀胱癌)
    OPEN/CLOSE
    膀胱の内部は移行上皮細胞におおわれており、膀胱がんのほとんどはこの移行上皮から発生します。40歳以上の男性に多く、年間10万人中約10人の発生率です。
    膀胱の浅い部分で留まっている癌では、経尿道的膀胱腫瘍切除術が行われます。これは、腰椎麻酔をしたうえで尿道から膀胱鏡を入れ、電気メスで腫瘍を切り取る治療です。また、再発防止のために抗癌剤の膀胱内注入が行われることがあります。一方膀胱の深い部分まで及んでいる癌の標準的な治療としては、膀胱全摘除術および尿路変更術(膀胱を取ったあと、尿を出すための経路をつくる手術)が行われます。しかし最近では膀胱を取らずに、抗癌剤や放射線治療を行うこともあります。
  3. 前立腺癌
    OPEN/CLOSE
    前立腺癌の原因は遺伝子の異常と考えられており、加齢と男性ホルモンの存在が影響しますが、いまだ明確ではありません。前立腺癌は早期では症状がないので、PSA検査で早めに診断することが大切です。PSA検査は血液検査だけの簡単な検査法です。 治療は癌の進行度や悪性度によって異なります。治療法は手術、放射線治療、内分泌療法、抗癌剤など多様で、どれを選ぶかは患者様側の意向がとても重要です。
  4. 精巣癌
    OPEN/CLOSE
    精巣癌には二つの特徴があります。まず、多くの癌は中高年の方にみられることが多いですが、精巣癌が最も多いのは25-35歳くらいの若い男性です。また、多くの癌は、転移をすると完全に治すことが大変難しくなりますが、精巣癌は転移をしていても抗癌剤などで適切な治療を行えばほとんどの患者さんが根治できる病気です。

II. 排尿障害

  1. 前立腺肥大症
    OPEN/CLOSE
    前立腺肥大症の頻度は、年齢とともに高くなり、50歳からより増加します。主な症状である排尿困難とは、尿が出にくい症状の総称ですが、「尿の勢いが弱い」、「尿が出始めるまでに時間がかかる」、「排尿の途中で尿が途切れる」、「尿をするときに力まなければならない」などの症状があります。また、前立腺肥大症では多くの場合頻尿がみられます。頻尿については、一日に何回以上という定義はありませんが、昼間(朝起きてから就寝まで)については概ね8回より多い場合、夜間は就寝後1回以上排尿のために起きる場合、それぞれ「昼間頻尿」、「夜間頻尿」と考えられます。「尿意切迫感」は、急に我慢できないような強い尿意が起こる症状を言います。
    前立腺肥大症の治療には、大別すると薬物治療、手術治療、保存治療の3つがあります。一般的には、まず薬物治療が行われます。前立腺肥大症の手術治療としては、最近新しい技術が開発され、様々な治療法がありますが、内視鏡手術が標準的な手術として行われます。
  2. 過活動膀胱
    OPEN/CLOSE
    昨今新しい泌尿器科疾患の概念として過活動膀胱が注目されています。この病気ははとても頻度が高く、男女を問わず40歳以上の8人に1人が過活動膀胱と考えられています。過活動膀胱の主症状は我慢することの難しい尿意を感じることで、専門的には尿意切迫感といいます。ときには我慢しきれずに尿がもれ出てしまうこともあり、すなわちこれが切迫性尿失禁です。また、多くの場合排尿の回数が増える頻尿という症状を伴います。これらの症状は仕事や家事にも影響をあたえ、外出をためらったり、電車やバスを利用することに不安を感じるなどの問題を引き起こします。また精神的にも気分が落ち込んでストレスにもつながってゆきます。
    過活動膀胱の原因は脳や脊髄の神経系の障害や、前立腺肥大や加齢による膀胱の機能障害などが考えられていますが、原因が特定できないものも少なくありません。治療は主に抗コリン薬の内服が行われています。この薬はアセチルコリンの働きをブロックして膀胱の筋肉の過剰な収縮を抑えて症状を改善します。アルコールやカフェインの多いものを控えることや、体を冷やさないように注意するなど、日常生活のなかで気をつければ過活動膀胱を改善させることもできます。前立腺肥大などの原因があればそれを治療することも大切です。

III. 腎不全

  1. 血液浄化法
    OPEN/CLOSE
    血液浄化療法は血液から不要、あるいは有毒な物質を除去する治療方法で、主には血液透析と腹膜透析が行われています。詳細は当院の腎臓内科でご相談ください。
  2. 腎移植
    OPEN/CLOSE
    腎移植は、病気で働きを失った腎臓を、ドナー(臓器提供者)より提供された健康な腎臓に取り替える治療法で、今のところ末期腎不全治療の中では唯一の根治的治療法といえます。腎移植をすると、透析治療から解放され時間的は制約が解除されます。また、食事の制限も緩和され、女性では妊娠・出産も可能になります。腎不全を患った子供ではほぼ正常に近い発育が期待できます。一方で、ドナーが必要なこと、提供された腎臓を長持ちさせるために免疫抑制薬の服用が必ず必要であることなどが問題です。
    診療科の紹介で記載したように、当科では専門スタッフを揃え積極的に腎移植を行っています。

【スタッフ紹介】

担当医師名 職名 専門医資格 専門分野
写真:西岡 伯
西岡 伯
教授 泌尿器科専門医 腎移植
尿路・性器癌
前立腺肥大症のレーザー治療
結石
尿路神経生理学

お問合せ

電話でのお問合せ(代表)

072-299-1120

〒590-0132
大阪府堺市南区原山台2-7-1

FAX:072-298-6691

診察受付

平日8時45分~11時30分

休診日

土曜・日曜・祝日・年末年始
大学創立記念日(11月5日)

電話での診察予約

072-299-0773

受付:15:00~16:30

検診のご案内 ロボットスーツHAL 小児専門外来HP
広報誌かがやきバックナンバーダウンロード
禁煙外来のご案内
医療連携登録医 臨床研修医大募集!

TOP

個人情報保護方針サイトマップお問合せ

Copyright (c) Sakai Hospital Kinki University Faculty of Medicine. All rights reserved.