近畿大学医学部看護職員募集案内

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チーム医療

近大病院で質の高い医療を実現するための核の一つが、スペシャリスト集団による「チーム医療」。病院の特性やニーズに沿って様々な職種のスタッフが集い、組織横断的に活動しています。実際に、どのようにして患者さまに最善のケアを提供しているのか。チーム医療に携わる看護師が紹介します。

2015年4月に発足した奈良病院のICTは医師4名、看護師1名、薬剤師1、臨床検査技師1名、事務員1名のチーム体制で日々活動をしています。私たちの目標は一言で表すと、感染率をさげること。適宜、感染症が発生した時に対応し、感染症対策の確認、感染症の治療の相談などを院内で行います。そして、週1回のラウンドを実施。各病棟で対策ができているかをチェックすることが主な仕事となります。患者さまだけでなく、仲間である職員や委託業者さまなど含めて病院全体のリスクを抑えていくことが、私たちのチームのミッションです。

チーム医療の看護師という立場で大切にしていることは、できる限り現場の意見を取り入れながら対策を進めていくことです。感染制御は実際かなり難しくて、現状を聞かずに“やらないといけない正しいこと”をそのまま対策とすると現場から反対意見をもらうことがあります。患者さまだけではなく、職員のことも考え良い方法を考えないといけません。例えば、現場を知らず「手の消毒剤をつかってほしい」とお願いするとします。衛生面などを考えると、正しいことですよね。でも、それが難しかった場合、まず「なんで現場では消毒剤をなかなか使えないのか」を考えないといけないのです。ヒアリングすると「消毒剤の置き場所が困っている」「いま使用している物だと手荒れが発生している」など、いろいろな意見が出てきます。それらを吸い上げ、最善の方法を探っていくことが、病院全体として効果のある対策につながっていくのです。

チームに所属すると、やはり専従になることができるのは良いですね。感染病の治療をするときに、第三者視点で客観的に現状を評価することが可能です。また、医師、薬剤師、臨床検査技師、事務員など様々な職種の立場を理解し、連携を図っていくなかで、より高い視点で物事を考えることができるようになります。他の病棟や職種とも連携できるような力がつくので、もっと広い視野で看護や医療というものをとらえることができるようになりました。直接、患者さまと接することは少なくなりますが、その分、患者さまや仲間への感染リスクを減らすというカタチで病院全体に貢献できるようになり、また一味違うやりがいがありますね。チーム医療では一つの病棟ではできないことがたくさん実現できるので、キャリアップをしてより大きな視点で看護をしていきたいと考える学生さんには、ぜひおすすめしたいです。