近畿大学医学部附属病院周産期母子医療センター

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〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2 TEL(072)366-0221(代表)/FAX(072)365-7161

出産について

分娩法

基本的に、母体や胎児、分娩経過に問題がなければ、経腟的に自然分娩を行います。
また、陣痛誘発・促進分娩・吸引分娩・帝王切開などが分娩中に必要になった場合、その都度説明を行って同意を得ます。
夜間や休日の分娩でも緊急の場合には、出来る限り速やかに帝王切開などを行える体制を取ります。まれに分娩時に極めて緊急の手術を必要とすることが起こります。
この場合はご家族の方の了解を得るように努めますが、連絡が取れない場合などにはご家族の了解なしに手術を行うことがあることをご了解下さい。

帝王切開

帝王切開術には予定帝王切開と緊急帝王切開があります。
予定帝王切開は、妊娠の経過や前回分娩の状況や合併症の状態などから帝王切開のほうが良いと考えられる場合に、あらかじめ予定を組んで行います。手術の前々日に入院して頂きます。
緊急帝王切開は、急に胎児の状態が悪くなったり、途中まで順調に進んでいた分娩が進まなくなった場合などに緊急に行います。そのため緊急帝王切開の場合には十分に説明ができなかったり、口頭でのみ説明をして、術後に同意書に記入して頂く場合もあることをご了承下さい。
帝王切開時の麻酔は常在する麻酔科医師が行います。超緊急時以外は脊椎麻酔および硬膜外麻酔を行い、超緊急時は全身麻酔になります。

骨盤位

いわゆる逆子のことです。骨盤位は全ての妊娠の3~4%に起こるとされています。
経腟分娩と帝王切開のどちらを選択する方が良いのかについては、いろんな意見がありますが、2000年に報告された多国間・他施設で行われた研究では、経腟分娩を予定していてもそのうち45%は帝王切開をせざるを得なかったこと、生まれた新生児の予後に差があったことから、当院では骨盤位の方には基本的に帝王切開をお勧めしています。
また、妊娠34週から36週頃にお腹の外から胎児を回す外回転術を行う方法があります。しかし、外回転術中に緊急帝王切開が必要な状態になることもあり、胎児心拍を見ながら無理のない範囲内で行います。

立ち会い出産

当院ではパートナーの方もしくは実母の方の立ち会い出産が可能です。赤ちゃんが産まれる瞬間の感動をご家族で分かち合って頂き、親子の絆づくりを当院から初めて頂きたいと思います。
帝王切開や緊急の治療を要する容態の場合は、立ち会いをご遠慮頂いています。

母子同室

当院では出産後は母児同室を基本としています。
赤ちゃんがおっぱいをほしがった時にいつでもあげられたり、赤ちゃんとの生活のリズムに早く慣れて頂けるなど、お母さんにとっても、赤ちゃんにとっても良い面がたくさんあります。
助産師や看護師、医師のサポートの元、しっかりと赤ちゃんとの絆を育んで退院しましょう。

里帰り出産

里帰り出産の方は、なるべく早い時期に一度当院で受診して下さい。
その後経過が順調な方は34週までに里帰りし、当院で妊婦健診を受けて下さい。

分娩費

普通分娩、帝王切開ともに約50万円です。

母体血による非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)について

母体血中に存在する胎児由来の遺伝子を用いて行う出生前検査です。当院では施行していない為、御希望者には他施設を御紹介させて頂きます。

無痛分娩

  • 1. 無痛分娩とは
    陣痛や会陰部の進展による痛みなどの分娩に伴う痛みを麻酔薬によって緩和する分娩です。米国やフランスでは全分娩の60%以上が無痛分娩で、英国やドイツやオーストラリアでも20%以上が無痛分娩です。アジアにおいてもシンガポールや香港などは20%前後が無痛分娩です。日本での無痛分娩の割合は5%以下ですが、首都圏を中心に広がっています。
  • 2. 適応
    分娩中の血圧上昇を抑制し、酸素消費量を減らす作用がある為、妊娠高血圧症候群や心疾患のある妊婦さんに医学的適応で実施される事もあります。当院では、医学的適応以外に、希望者への硬膜外麻酔による無痛分娩を行っています。
  • 3. メリット・デメリットについて
    1) メリット
    • 痛みによって取り乱すことなく、落ち着いて分娩ができます。
    • 分娩中の疲労が少なく、産後の回復が早くなります。
    • 分娩中の児へのストレスを軽減する場合もあります。
    2) デメリット
    • 人的要因により、夜間・休日の対応は困難な状況です。従って、無痛分娩は原則的に計画分娩となります。分娩に数日を要する場合もあります。計画分娩を予定した日より前に陣痛が発来した場合や止むを得ぬ事情により、無痛分娩を行う事が困難である場合がある事も御了承下さい。
    • 痛みを軽減する効果には個人差があります。
    • 費用は手技料として4万円かかります。
  • 4.当院での無痛分娩の方法
    具体的には、外来診察時に子宮頸管の状態を確認して入院日を決定します。入院日に無痛分娩の同意書にサインして頂き、硬膜外カテーテルの留置を行います。必要に応じて子宮頸管を拡張する処置(バルーン挿入など)を行います。翌日の朝から陣痛促進剤の点滴を行い、痛みを和らげながら分娩して頂きます。

「胎児心臓超音波検査外来」について

胎児の心臓を検査するための超音波装置を使って、胎児に先天性の心疾患がないかどうか診断する検査です。検査時間は約30~60分です。
先天性心疾患とは,胎児が生まれながらに持っている心臓の病気のことで、生まれてから病状が悪化することがあります。生まれる前に見つけることができれば、重症化する前に治療を始めることができます。
先天性心疾患は軽症を含めると100の妊娠に1人の頻度です。通常の妊婦健診での超音波検査では、先天性心疾患の30~60%が見つかるといわれていますが、なかにはもっと低い頻度でしか見つけることのできない疾患もあります.こういった疾患は,胎児の心臓に精通した専門医による検査が必要となります。

当院では、平成28年8月から、胎児心臓の専門医(小児科医)による「胎児心臓超音波検査外来」を開設しました。通院中の産婦人科での妊婦健診で、心臓あるいは心臓周囲に異常が疑われる方、異常は指摘されていないけれど健診を希望する方,いずれの方も検査を受けていただけます(ただし異常を指摘されていない方については自費診療となります)。
検査は完全予約制ですので、通院中の医療機関を通じて、当院・地域連携課にFAXでお申し込みください。下記より診療予約申込書を印刷し、通院中の医療機関にお渡しください。 なお自費での健診を希望される方は、検査を受けていただく前に、下記の説明書をよくお読みください。

「胎児心臓病外来」のご案内をダウンロード
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「胎児心臓病外来(自費健診)」の説明書をダウンロード

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