組織学・女性生殖器(6/11) 長野担当
卵巣周期について図を描いて説明できる。
子宮周期について図を描いて説明できる。
月経黄体と妊娠黄体について説明できる。
組織学・耳(6/19) 筋野担当
・外耳、中耳、内耳について、模式図を描き名称を答えることができること。組織実習で描いてもらった図(グレイ図8.120)が頭に入っていればOKです。配布したプリントの最後のまとめの内容を憶えておく。
・ 音を知覚する仕組みを、鼓膜、耳小骨、蝸牛、コルチ器といった語句を用いて説明できるように。具体的には、以下のような説明ができること。また、模式図と照らし合わせてそれぞれの名称に相当するものがどこにあるのかを把握しておく。
音によって鼓膜が振動すると、耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)を通して内耳の卵円窓(前庭窓)が振動する。すると、内耳の骨迷路を満たしている外リンパ液が卵円窓(前庭窓)に押されて振動する。外リンパ液の振動は蝸牛の中を伝わって蝸牛管を歪ませるが、このとき高い音は蝸牛の入り口に近いほう、低い音は蝸牛の先端に近いほうを歪ませる。蝸牛菅にはラセン器(コルチ器)という器官があり、その中の有毛細胞が蝸牛菅の歪みを感知する。この仕組みによって、様々な音を聞き分けることができる。
・平衡感覚をつかさどる部位を示し、名称を答えることができるように。半規管、卵形嚢、球形嚢。また、それぞれがどのような平衡感覚を感知するのか理解しておくように。
半規管・・・頭部の回転運動 3つの半規管がそれぞれX軸、Y軸、Z軸の回転を知覚する。
卵形嚢・球形嚢・・・頭部の傾きと直線加速度。上下方向の直線加速度は球形嚢が、水平方向の直線加速度は卵形嚢が知覚する。
組織学・内分泌系(6/17) 筋野担当
・視床下部‐下垂体、甲状腺、副腎について、模式図を描き、構造上の特徴と各部の名称を答えることができること。視床下部‐下垂体は、人体組織図譜390ページ右上の図(組織実習のときに描いた図)。甲状腺は図17-7、副腎は402ページ概略図17-2の右下の模式図程度が描ければよい。それぞれ特長的な形をしているので、それがはっきりわかるように。
・それぞれの内分泌組織で作られるホルモンの名称と、それが作られる場所(細胞)を示すことができるように。
発生学・尿生殖器系(6/12)筋野担当
・腎臓の発生を、図を用いて説明できること。教科書(ムーア第8版)図12-2や図12-5A、12-6が参考になる。また、それぞれの発生が第何週に起こるのかを憶えておくこと。前腎、中腎、後腎については以下の説明ができればよい。単語を憶えるだけでなく、図と照らし合わせて発生の様子を把握してほしい。
前腎・・・第4週の早期に出現する。頸部に発生して腎管(ウォルフ管)が尾側に伸び、排泄腔に開口する。前腎は機能することなく退化するが、腎管は中腎管として残る。
中腎・・・第4週の後期に、前腎に続いて発生する。永久腎(後腎)が発生するまでの約4週間、暫定的な腎臓として機能する。
後腎・・・永久腎(いわゆる一般的な腎臓)の原基。第5週の早期に発生を始め、約4週間後に機能し始める。発生の過程は以下のとおり。造腎索の尾部側が造後腎組織を形成する。中腎管の排泄腔に近い部分が突出し、後腎憩室(尿管芽)となって造後腎組織に侵入する。後腎憩室の茎は尿管となり、憩室の頭部は繰り返し枝分かれして集合管を形成する。
・発生にともなう腎臓(後腎)の位置の変化を解説できる。教科書図12-10を見てイメージをつかんでください。上昇に伴って動脈が付け変わること、90度内側に回転することがポイント。
・排泄腔が膀胱と尿道に分化する様子を説明できる。教科書図12-20を見て、尿直腸中隔が排泄腔を尿生殖洞と肛門管に分ける様子を把握してください。尿生殖洞はさらに以下のようになります。
膀胱部・・・膀胱になる
骨盤部・・・
男性では膀胱頸部の尿道
および尿道前立腺部
女性では尿道になる
生殖茎部・・・
生殖結節になる
・ 生殖器の発生を男女別に説明できること。生殖器の発生は泌尿器の発生と密接に関係している。教科書図12-29を見て、性腺の原基が発生する場所と構造を把握しておく。後に卵子や精子になる原始生殖細胞は卵黄嚢の後壁に現れ、胚子の中の生殖提まで移動していく。
生殖器の発生の過程で、ウォルフ管(中腎管)の隣にミュラー管(中腎傍管)が生じる。教科書図12-29や12-31に載っているが、配布したプリントの図のほうがわかりやすいだろう。
男性の場合:Y染色体にあるSRY(sex-determining region on Y)遺伝子の働きで、性腺の原基から精巣が形成される。精巣はウォルフ管とつながり、ウォルフ管は精管となる。ミュラー管は退化する。その後、精巣は下降して陰嚢に入る。
女性の場合:性腺の原基から卵巣が形成される。男性とは逆に、ウォルフ管は退化してミュラー管からは卵管と子宮が発生する。
教科書図12-33や配布したプリントを見て、把握しておくこと。
6月20日 1時限 感覚器の発生 松尾担当
目の発生について説明することができる。
耳の発生について説明することができる。
6月19日 組織学18:視覚 長野担当
1、角膜の組織構築および角膜上皮と角膜内皮の働きについて説明できる。
2、眼房水の流れる経路について図を描いて説明できる。
3、中心窩と視神経円板(乳頭)について図を描いて説明できる。
4、網膜剥離はどの層間で生じやすいかまた、その理由を説明できる。
6月18日 臨床講義 小塚担当
1. CT検査の特徴を簡単に説明できる。
2. 人体構成成分とCT画像の見え方との関係を説明できる。
3. 肺・縦隔・胸壁の主な構造について名称と相互関係を説明できる。
4. 肺・縦隔・胸壁のCT像について位置と名称を説明できる。
6月16日 生殖器 藤岡担当
1. 精巣の組織像を図示することができる
2. 曲精細管における精子発生過程を、図を描いて説明できる
3. 精子発生におけるセルトリー細胞の役割を説明することができる
4. 血液精巣関門とは何か。説明することができる
5. 精巣輸出管、精巣上体管の組織像を図示できる。機能について説明できる
6/13 臨床講義 熊野担当
1.CT画像で各臓器の場所を指摘できる。
2.腹腔動脈、上腸間膜動脈などの血管解剖を理解する
6/12 臨床講義 宮本担当
1) 上位頸椎、中・下位頸椎、胸椎、胸腰椎移行部、腰仙椎における各々解剖学的特徴を理解する。
2) 外傷により正常解剖が破綻するケース。まずDenisの3-column theory (脊椎を前、中、後部の3 パートの分類)を理解する。
3-columnのうちの一つ、あるいはいくつかの組み合わせでそれらが破綻した際、どのような病態を呈するかを理解する。
3) 変性により正常解剖が破綻するケース。不安定性や脊柱の配列異常について。高齢者での姿勢異常(円背や前傾姿勢での杖歩行等)
はどのような機序で生じ、どのように治療するか。
6月9日 発生学 鯉沼担当
1. 血管の初期発生について図を用いて説明できる。
2. 咽頭弓動脈からの構造物について説明できる。
3. 胎児循環と新生児循環について図を用いて説明できる。
6月5日 1時限呼吸器の発生 松尾担当
肺芽の発生について説明することが出来る。
喉頭の発生について説明することが出来る。
気管・気管支・肺の発生について説明することが出来る。
肺の成熟について説明することが出来る。
6月4日神経組織 藤岡担当
1. 神経細胞を図示し、その特徴を述べることができる
2. 脊髄の組織像を図示することができる
3. 中枢神経と末梢神経における支持細胞にはどんなものがあるか?
4. 有髄神経線維について、髄鞘の形成過程を、中枢神経系、末梢神経系のそれぞれについて、説明(あるいは図示)することができる。
5. 有髄神経線維と無髄神経線維の機能的な違いは何か
5月29日骨、軟骨 藤岡担当
1. 軟骨の組織像、骨の組織像を図示し、両者の共通点および相違点を説明することができる
2. 軟骨の成長について、軟骨組織像上で説明できる
3. 骨の成長あるいは修復について骨組織像上で説明できる
組織学14 泌尿器 2014/6/10 担当:升本
1. 腎臓の構造(皮質と髄質)について図を用いて説明できる。
2. ネフロン(腎小体と尿細管)について図を用いて説明できる。
3. 傍糸球体装置の構造と役割について図を用いて説明できる。
4. 尿管の構造について図を用いて説明できる。
5. 膀胱の構造ついて図を用いて説明できる。
6. 膀胱の移行上皮の変化について図を用いて説明できる。
6/9 重吉講義到達目標(以下そのまま学習チップスになります)6月20日に変更しています
1.咽頭弓およびそれに関連した構造(咽頭溝、咽頭嚢など)がどのような位置関係にあるのかを説明出来る。
また、これらから由来した構造物を説明できる。
(完全に覚える必要はない。表の神経、筋、骨格について重要と思うものを一つ二つでよい。パレートの法則)
2.咽頭弓に存在する筋肉についてその機能を説明出来る。
3.おのおのの咽頭弓に対応する神経について、どのような役割をするのか、
どのような筋を支配するのかについて説明できる。
A.以下の人体構造の発生過程について絵を描いてまとめてください。
1.顔面 2.鼓膜 3. 甲状腺 4.人中 5. 口蓋
B.兎唇,口蓋裂はどのような発生異常によって生じるか?
6月5日 松尾担当
1.肺芽の発生について説明することが出来る。
2.喉頭の発生について説明することが出来る。
3.気管・気管支・肺の発生について説明することが出来る。
4.肺の成熟について説明することが出来る。
6月3日(火) 組織学12:循環器 長野担当
一般的な心筋線維とプルキンエ線維との違いを図を描いて説明しなさい。
動脈、静脈、毛細血管の構造の違いを図を描いて説明しなさい。
介在板(光輝線)の機能について説明しなさい。
6/3 組織学 心臓・血管 田中担当
1.心筋細胞の組織学的特徴(特に他の筋細胞と異なる点に注目してください。)について絵を描いて説明せよ。
とくに心筋と骨格筋の違いについて説明が出来ること。
2.動脈を分類して、それぞれの組織学的な特徴を絵を描いて述べることができること。
6/2 村上担当
X線でなぜ体の画像が撮れるか? CTはどうして断層像がとれるか? MRIで画像がなぜ撮れるか?CTやMRIの造影剤とは
5/27 組織学 呼吸器 田中担当
1.気管から肺胞に至るまでの組織学的構造を図を描いて説明できること。
2.鼻腔の構造について簡略図を描き、働きについて述べることができること。
3.喉頭の構造(主要な軟骨)と粘膜上皮の組織について図を書いて説明できる。
テュートリアル チップス
1.母指の運動が他の手指とどのように異なるのか説明できる。
母指の動きに関連する関節、筋を用いて、母指の動きを説明できること。
ものをつまむ際に母指のどの筋肉が働いているかを絵を描いて説明出来る。
intrinsic muscle, extrinsic muscleについて例をあげて説明出来る。
2.吸気時に肺がふくらむ仕組みを述べることができる。
また、肺胞自体は呼吸運動に対してどういった役割を担うのか。(肺胞の組織学的理解が重要。)
腹式呼吸と胸式呼吸のちがいは。
深呼吸では平時の呼吸と異なるどのような筋が使用されるか。
解剖実習チップス
内蔵
肝円索とはなにか?発生学的に述べよ。
肝臓を取り出す際にどのような構造物を切り取る必要があるのか。述べよ
肝臓・胃の構造について手引きに出てくる用語を絵を描いて説明出来ること。
胃に分布する動脈の絵を描いて説明できること。
門脈とはなにか。定義を述べよ
膵臓に分布する動脈を確認してスケッチせよ。
総胆管が膵頭内を走ることを確認する。
総胆管を十二指腸までたどり、主膵管と合流するのを確認する。
副腎に分布する動脈(上、中、下副腎動脈)を確認する。どこからでているか?<
学習課題:門脈圧が亢進すると(殆どの場合肝病変を伴う。)食道静脈瘤が生じるのはどうしてかまた、
腹壁にも静脈の怒張が生じる。どうしてか。循環動態のマンガを描いて説明せよ。 横隔膜 横隔膜を貫くもの 大動脈裂口 大静脈孔 食道裂孔 内側弓状靱帯の後ろ のおのおのに何が通るか また位置関係をかけるように。 下肢、骨 以下のスケッチ課題について簡単に絵がかけるようにしてください。 スケッチ課題:大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋を剖出して起始停止を明らかにせよ。 おのおの筋の走行を簡単にスケッチせよ。 スケッチ課題:膝下を構成する要素とその中を通る神経、血管をスケッチせよ。 スケッチ課題:大腿動脈からどのようにして足背動脈にいたるか、下腿の血管の全貌が明らかになったら 周辺構造を含めて簡単にスケッチせよ。 スケッチ課題:前十字靭帯、後十字靭帯をご遺体で明らかにして、周辺構造をふくめて、スケッチせよ。 スケッチ課題:肛門挙筋を剖出してスケッチせよ。また尿生殖隔膜を定義してスケッチせよ。 スケッチ課題:肛門挙筋と尿生殖隔膜の立体関係のマンガでよいから、(実際のスケッチでも良い)書け。 骨盤も書くこと 頭頸部 6/20 1項目削除しました。 スケッチ課題:顎二腹筋、茎突舌骨筋・顎舌骨筋・オトガイ舌骨筋・顎舌骨筋神経 喉頭と発声 スケッチ課題:喉頭の入口から喉頭腔を覗いて、前庭ヒダと声帯ヒダをスケッチする。 学習課題:披裂軟骨の筋突起に付いている筋(内筋、側筋、横筋、後筋)が収縮した時の声帯突起の動きと それに伴う声帯ヒダの動きについて、図を書いて説明しなさい。高い音を出すときにはどの筋が働けばよいのか。 またそれはどうしてか? 頭蓋骨底の絵描いて、おのおのの孔を書き入れよ。そこをとおる神経を示せ。 小脳テントヘルニア(テント切痕ヘルニア)の病態を述べよ。 静脈洞は一般の静脈とどのように異なるか。 下垂体とトルコ鞍の関係がわかるように周辺部をスケッチせよ。 学習課題:咀嚼とはどのような運動なのか。 1.どのような運動があるのかを述べよ。 2.関連する筋と 構造物を調べ、 おのおのの動きがどうして可能なのかを説明せよ。 学習課題:毛様体神経節が関与する臨床的に非常に重要な反射がある。どのような経路で反射がおきるのか 図を書いて説明せよ。 学習課題:外眼筋がおのおのどのような神経に支配されるのか調査せよ。 ここで、滑車神経が傷害された患者 がいるとする。 どのような検査をすれば、障害を明らかにできるか。 スケッチ課題:視神経乳頭と黄斑をスケッチせよ。 このとき、ご遺体の眼窩に入っていたときと同じように 上下左右を合わせて、 正面からみた図としてスケッチせよ。? スケッチ課題:頭蓋骨底の絵を一側に描き、ご遺体の内耳道と不完全ではあるが、剖出した骨迷路をスケッチせよ。 (図245のような絵であるが、手引きのは透過像。内耳周辺をもっと拡大し、実際に見えている骨迷路の部分をスケッチする。) これに関連して、内耳近傍の頭蓋骨底の絵を描いて、(一側のみ)内部にある内耳の絵を透過図として、書き込め。