系統解剖実習第1回勘所

・門脈系と大静脈系の交通(門脈—体循環吻合)について説明できる。

・頸神経叢はどのように構成されているのか。

系統解剖実習第2回勘所

・胸郭出口症候群で狭くなっている部分はどこか。

 その部位はどのように構成されているか。

 その部位に何が通っているのか

・腕神経叢はどのように構成されているのか。

 腕神経叢はどのような筋を支配しているか。

・肩関節の動きはどのような筋肉によって成り立っているのか。

・手根管症候群の症状と解剖学構築がどのように関係するか。

系統解剖実習第3週勘所

4月27日

#前腕に分布する三神経。どこから来て、どこに分布するのか。

#神経麻痺の特徴的な手>>どうしてそうなるかを説明する。

#肩関節とインナーマッスル

#肘関節のうまくできているところと肘内障

4月28日

#固有背筋 =  脊柱起立筋、腸肋筋、最長筋、棘筋、 

と横突棘筋

#椎間板ヘルニア<<<キネシオロジーの講義を思い出すこと。

4月30日

脊髄の見方を身につける。

#まずなんといっても脊髄の膜の構成。

#腰椎穿刺の場所、硬膜外ブロックはどこに麻酔薬をいれるのか。

#脊椎と、脊髄の高位差>>>腰椎穿刺で役に立つ。

#馬尾とは?

#脊髄損傷  特に頚髄損傷の高位と麻痺の程度

“横隔神経はCの何番?

上腕二頭筋はCの何番?

臨床的には腕神経叢のどこという見方より、こういった○○神経はどこから発祥しているか、どの筋肉を支配しているか、といった見方の方が重要である。

5月1日

#鼠径管とはなにか?

#鼠径ヘルニアとはなにか?>>腹壁の弱いところはどこでも飛び出す可能性がある。>>では弱い原因はなにか?

解剖実習室 29 ヘルニア p,137 によくまとめられている。

系統解剖実習第4週勘所

反回神経の走行について説明できる。

反回神経が麻痺するとどのような障害が生じるか。

冠状動脈の走行について説明できる。

冠状動脈の特徴について説明できる。

門脈圧亢進症でどのようなことが起こるか。

腹大動脈と腹腔動脈の枝について説明できる。

胆汁の産生および流れについて説明できる。

胆道の閉塞によりどのような症状が生じるか。

5月11日 2限 臨床講義 光冨担当

1.体表から、胸骨角、大胸筋、広背筋、聴診三角、前鋸筋がいえる

2.肋骨と肋間を数えることができる

3. 肋間動静脈と肋骨の関係を説明でき、その知識が胸腔ドレーン挿入とどう関連するか説明できる

4. 胸膜と胸腔の関係が説明できる

5. 肺の区域名がいえる

6.肺の機能血管と栄養血管について説明できる

7.縦隔をとおる重要な三本の神経の位置と名前がいえる

8. 基本的な胸部の解剖学用語が英語でいえる

5月13日 2限 臨床講義 村尾担当

1、以下の心タンポナーデに関係する解剖学用語を用いて、心タンポナーデの病態を説明できるようになる。

上行大動脈 ascending aorta

大動脈弓 aortic arch

右肺動脈 right pulmonary artery

左肺動脈 left pulmonary artery

上行大静脈 superior vena cava

右心房  right atrium

左心房 left atrium

左心耳 left auricle

右心室 right ventricle

左心室 left ventricle

左冠状動脈 left coronary artery

 前下降枝 anterior descending branch

 回旋枝 circumflex branch

右冠状動脈 right coronary artery

心嚢 pericardium

胸骨 sterunum

剣状突起 xyphoid process

2、以下の緊張性気胸、血胸に関係する解剖学用語を用いて、それぞれの病態を説明できるようになる。

気管 trachea

右主気管支 right main bronchus

左主気管支 left main bronchus

右肺 right lung

左肺 left lung

上葉 superior lung

中葉 middle lobe

下葉 inferior lobe

胸膜 pleura

肋間筋 intercostal muscle

肋間動静脈 intercostal vessels

胸腔内  intrathracic

横隔膜 diaphragm

内胸動脈 internal thoracic artery

縦隔 mediastinum

鎖骨下動脈subclavian artery

3、以下の腹腔内出血に関係する解剖学用語を用いて、腹腔内出血の病態を説明できるようになる。

腹腔内 intraperitoneal

腹壁 abdominal wall

腹膜  peritoneum

壁側腹膜 parietal peritoneum

臓側腹膜 visceral peritoneum

肝臓 liver

脾臓  spleen

胃 stomach

小腸 intestine

大腸 colon

腸間膜 mesenterium

大網 omentum

上腹壁動静脈 superior epigastric vessels

下腹壁動静脈  inferior epigastric vessels

5月13日 3限 臨床講義 竹山担当・・5/18変更しています

1)胎生期の循環を理解し、成人における肝円索や静脈管索は胎生期の何の遺残か述べることができる。

2) 網嚢とWinslow 孔の成立過程とその場所を説明できる。

3)  肝十二指腸間膜の場所とその内容を述べることができる。

4)  膵発生における腹側膵と背側膵とは何かを知り、成人における意義を述べることができる。

5)   Treitz靭帯はどこに付着しているかを知る。

5月14日 1限 臨床講義 肥田担当

1. 目的臓器の位置関係
2. 皮切の位置
3. 血管系
4. リンパ系
5. 神経系
6. 手術展開における局所解剖

4/17・23 重吉担当  Kinesiology

講義で触れたもののみから問題を出します。軸を決め、外力のベクトルを記入し、 その上で、 姿勢を維持する際の筋力を求める計算が

できるようになっておいてください。 姿勢によって腰椎にかかる力、 すなわち脊柱起立筋がもたらす力が変化することを絵を描いて

説明できるようにしてください。

以下プリントにでてきた事例のみです。確実に絵を描いて説明出来るようにしてください。

1. 軸、回転、重心、といった概念を用いて、筋肉の作用を説明できること。

2. 重心の考えを用いて、片足で起立する少女がどうして転ばないかを説明できること。

3. どのような関節があるかを述べることができ、関節の構造がどのように関節の動きを規定するか説明できること。

4. 四つ足の動物はどうして後頸筋が発達しているのかを、力のベクトル、軸、重心の考え方を用いて、説明せよ。

5. 姿勢が異なるとどうして脊柱起立筋が必要な力が異なってくるのかを説明出来ること。

6. 顔を洗う際に膝を曲げると、腰椎にかかる圧力が軽減する。どうしてかベクトルを描いて説明せよ。

7. 顔を洗う際に手をつくと腰椎にかかる圧力が軽減する。どうしてかベクトルを描いて説明せよ。

骨学 松尾担当

1. 体幹、胸郭、脊柱を構成する部位、特徴、骨の連結を説明することができる。

2.脊柱を起立させる筋群について説明することができる。

3.頭蓋を構成する骨とそれらの特徴を説明することができる。

4.内頭蓋底と外頭蓋底の孔・管・裂・道、窩および高まりに存在するものを説明することができる。

5.副鼻腔について、存在する骨について説明することができる。

6.眼窩をを構成する骨について説明することができる。

骨学 重吉担当

1.各関節の動きを説明できる。(とくに、上肢下肢に関連するところ。外転、内転、伸展、屈曲、内旋、外旋、回内など)

(簡単な絵を描いて説明。代表的な関節でよい。)

2.上腕二頭筋、上腕三頭筋, 前腕の回内回外に関与する筋、大腿四頭筋の走行を、関係する骨の構造とともに描けるようにする。

起始停止がわかるように描ける(筋肉はひも状でも、リアルに描いてもOK)。また、上腕二頭筋長頭の腱が通る部分を構成する

TRANSVERSE HUMORAL LIGAMENTの役割を述べることが出来るようになること。

3.肘関節の構造のスケッチを描けること。回内位を描いて、尺骨と橈骨の位置がどのようになるか説明できること。

また、橈骨頭がどのように動くかせつめいできること。輪状靭帯の役割はなにか説明出来ること?

4.骨盤の簡単なスケッチを男女がわかるように(3カ所以上の特徴をしめして)描ける。

5.大腿骨頸部付近の絵が描ける。名称を10以上入れることができる。

6.いわゆるインナーマッスルである棘上筋、棘下筋、肩甲下筋の絵を描いておのおのの機能とともに説明できる。

7.大腿四頭筋の絵を起始停止を意識しながら、関連する骨とともに描いて機能について説明できる。また、周辺構造の名称を述べることができる。

8.縦足弓、横足弓について絵を描いて説明出来る。