組織画像試験の範囲は以下になります。

カラーアトラス 組織・細胞学

第4章 軟骨組織

第5章 骨組織

第7章 神経組織

第9章 循環器

第15章 呼吸器

第16章 泌尿器

第17章 男性生殖器

第18章 女性生殖器

第20章 内分泌器官

第21章 感覚器



180530 南担当分 学習チップス

 

Ÿ   喉頭の発生について説明できる

ムーア 発生学 図10-1,2,3(特に図10-1)

Ÿ   気管の発生と気管食道中隔の発生異常について説明できる(赤字6/7追記)

ムーア 発生学 図10-2,5,6

(レポート課題1該当)

Ÿ   気管支の発生について説明できる

ムーア 発生学 図10-4

Ÿ   肺の成熟過程と肺サーファクタントの分泌について説明できる。

ムーア 発生学 図10-9

(レポート課題2,3該当)

 

 

 

長野担当分

5月29日 組織学3 神経組織 

神経細胞や神経節の図を描き、きっちりと名称を入れることができる。

有髄神経線維と無髄神経線維の違いを説明できる。

シナプスと神経インパルスの伝達について絵を描いて説明できる。

軸索輸送について絵を描いて説明できる。

 

6月7日 組織学7 泌尿器系組織

腎小体の組織構築および血液がろ過される仕組みについて絵を描いて説

明できる。

傍糸球体装置を図示し、また、濾過量の調節の仕組みについて説明でき

る。

レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系について説明できる。

ネフロンによる尿濃縮の仕組みについて絵を描いて説明できる。

 

6月12日 組織学8 内分泌系組織

ホルモンの作用機序(細胞表面の受容体、細胞内の受容体)について絵

を描いて説明できる。

副腎皮質(3層)と髄質の絵を描きそれぞれの働きについて説明できる。

下垂体門脈系と前葉ホルモンと後葉ホルモンの分泌機構について絵を描

いて説明できる。

甲状腺ホルモンの合成、貯留、放出の過程について図を描いて説明でき

る。

 

 

 

重吉担当分

 

咽頭弓講義

 

1.咽頭嚢から由来した構造物を説明できる。(完全に覚える必要はない。表の神経、筋、骨格について重要と思うものを一つ二つでよい。)

2.咽頭弓に存在する筋肉についてその機能を説明出来る。

3.おのおのの咽頭弓に対応する神経について、どのような役割をするのか、どのような筋を支配するのかについて説明できる。

 

 以下の発生過程について絵を描いて説明できる。

1.顔面 2.鼓膜 3. 甲状腺 4.人中

B.兎唇、口蓋裂はどのような発生異常によって生じるか説明できる。

  

#舌の発生を絵を描いて説明できる。

#以下の4題の症例問題の病態を絵を用いて説明できる。p.188  9-1, 9-2, 9-3, 9-4まで

 

 

尿生殖器系の発生(吉川担当)

 

*下記いずれも図に書いて説明できるようにすること。

 

中腎の発生過程を説明できる

後腎の発生過程を説明できる

尿生殖洞とは何か、そこから発生する構造物は何か説明できる

膀胱および尿管の発生に発生過程を説明できる

卵巣と精巣の発生を、相違点に注意して説明できる

中腎傍管(ミュラー管)とは何か、どのような過程を経て何になるのか説明できる

中腎管(ウォルフ管)とは何か、どのような過程を経て何になるのか説明できる

外生殖器の発生について、男女の相違点に注意して説明できる


鯉沼担当分

試験は以下のチップスと課題を参考にしてください。


5/23 組織学 【骨組織】
・軟骨・骨を構成する細胞と基質を説明できる。
・軟骨の成長について、図を描いて説明できる。
・骨の成長と吸収の機序について図を描いて説明できる。
・2種類の骨形成の方法(膜内骨化と軟骨内骨化)について図を描いて説明できる。
・緻密骨の組織像や骨改造について図を描いて説明できる。

5/25 発生学 【脈管系の発生】
・血管の初期発生について図を用いて説明できる。また、脈管形成と血管新生について説明できる。
・造血部位の移動について説明できる。
・咽頭弓動脈と近傍の動脈(動脈幹、大動脈嚢、節間動脈、背側大動脈)の形態変化について図を用いて説明できる。
・反回神経の走行が左右で異なる理由について図を用いて説明できる。
・胎児循環と新生児循環について、図を用いて説明できる。さらに部位による血液の酸素飽和度の違いについても説明できる。
・静脈系の発生に伴う血管の両側から右側への切り替えについて例を挙げて説明できる。
・リンパ嚢およびリンパ管の発生について説明できる。


松尾先生担当分

体肢の発生

・体肢発生の概要について略図を描いて説明することができる。ムーア352頁、357頁~358

・体肢発生の初期段階について略図を描いて説明することができる。ムーア346頁~347

・体肢発生の最終段階について略図を描いて説明することができる。ムーア347頁~352

・体肢発生における皮膚の神経支配について略図を描いて説明することができる。ムーア349頁~350

・体肢発生における分布する血管について略図を描いて説明することができる。ムーア350頁~355

 

 

先天異常

・先天異常の定義について説明することができる。講義配布プリント

・先天異常の主な要因について説明することができる。講義配布プリント、ムーア434

・先天異常の主な種類について説明することができる。講義配布プリント

・先天異常の予防について、予防のための方策を論じることができる。講義配布プリント

・遺伝要因による先天異常について説明することができる。ムーア435頁~447

・環境要因による先天異常について説明することができる。講義配布プリント、ムーア447頁~459

・多因子遺伝による先天異常について説明することができる。ムーア459頁~450

・サリドマイド事件について、先天異常に注目して説明することができる。配布プリント(体肢の発生を含む)、ムーア354

・ヒト周産期における臨界期について略図を描いて説明することができる。ムーア448


宮田先生担当分



女性・男性生殖器 観察のポイント、勉強のポイント

 

女性生殖器

1.卵巣

  卵胞の成熟過程における変化、特に卵胞上皮、卵胞膜の変化について

  黄体の構成細胞の鑑別

2.卵管

    卵管上皮の鑑別と部位における分布差について

3.子宮

    内膜の周期変化について

   これは子宮内膜の機能層の卵巣における卵胞形成、排卵に伴う変化、

   卵巣機能を調節する視床下部-下垂体-性腺の内分泌機能も含めて

   理解することが必要である。

   特に

     a. 間質の変化

     b. 子宮腺の変化

     c. らせん動脈と腺との関係

     d. 筋層における筋線維の走行

     e. 子宮頸における腺(子宮頸腺)の状態と上皮の移行について

 

 

男性生殖器

1. 精子発生過程にある精細胞の鑑別

2. セルトリ細胞の見分けと精細胞との相互の関係の理解

3. 精子形成spermatogenesis過程における精子の変化の電顕像の理解

4. ライデッヒ細胞の鑑別

5. 精路上皮の変化と特徴

6. 附属腺の形態学的特徴

7. 海綿体の構造の理解と勃起機構

 

 

筋野先生担当分

 

613日 発生学 特殊感覚器 眼・耳

 

眼:

ムーアの図を参考に、眼の発生の概要を、図を描いて説明できるように。特に、2層の網膜(網膜神経層と網膜色素上皮層)ができる過程や、水晶体と角膜の発生誘導について、理解しておくように。

 

また、各組織の発生の由来を憶えておく。

・神経外胚葉由来:        網膜・視神経繊維・虹彩筋・虹彩の後層・毛様体上皮

・体表外胚葉由来:        水晶体・角膜上皮

・間葉組織由来:                          角膜・虹彩・毛様体・脈絡膜・強膜

 

耳:

外耳、中耳、内耳は、それぞれ異なる部分から発生する。その発生過程を概説できるように。それぞれの組織が何に由来するのかを把握しておくこと。

 

・内耳: 体表外胚葉から耳胞が発生し、内耳の膜迷路に発達する。発生中の膜迷路を取り囲む間葉組織から、骨迷路が発生する。

・中耳: 鼓室、耳管は、第1咽頭嚢(鰓嚢)から発生する。耳小骨のうち、ツチ骨とキヌタ骨は第1咽頭弓(鰓弓)から、アブミ骨は第2咽頭弓(鰓弓)から発生する。

・外耳: 外耳道は、第1咽頭溝(鰓溝)から発生する。耳介は、第1咽頭弓(鰓弓)と第2咽頭弓(鰓弓)に由来する。第1咽頭溝(鰓溝)の周囲にある間葉組織の隆起から形成される。

 

 

 

613日 組織学 特殊感覚器 眼・耳

 

眼:

眼球の構造と機能を説明できるように。特に、以下の項目は重要である。

・眼球壁の三層構造

・ピントと露光の調節にかかわる組織

・網膜の層構造と視細胞の構造・機能

・眼房水の産生と排出

             

耳:

外耳・中耳・内耳の大まかな構造を図示できるように。

・聴覚と平衡覚の受容が、どの部位でどのように行われるのか、説明できること。また、各受容器がどのような組織構造をしているのか、把握しておくこと。

・鼓膜からラセン器の有毛細胞までの、音が伝わる経路を理解しておく。



7/2 組織学 心臓・血管 田中担当

1.心筋細胞の組織学的特徴(特に他の筋細胞と異なる点に注目してください。)について絵を描いて説明せよ。 とくに心筋と骨格筋の違いについて説明が出来ること。

2.動脈を分類して、それぞれの組織学的な特徴を絵を描いて述べることができること。

3.心房を外して心室を上から見た図が描ける(すなわち配布プリントにあった4つの弁と冠状動脈などが見える図)。各部の名称を述べることができる。

 

6/25 組織学 呼吸器 田中担当

1.気管から肺胞に至るまでの組織学的構造を図を描いて説明できること。

2.鼻腔の構造について簡略図を描き、働きについて述べることができること。

3.喉頭の構造(主要な軟骨)と粘膜上皮の組織について図を書いて説明できる。