研究内容

当教室では、神経難病の病態研究から新規診断法および治療法開発まで、幅広い研究活動を行っております。

2024年5月
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ギラン・バレー症候群の臨床経過と予後についての研究へ参加された方へ

1.研究の対象

近畿大学脳神経内科の「ギラン・バレー症候群の臨床経過と予後についての研究(JGOS)」(近畿大学医学部倫理委員会承認番号26-157)において、保存および将来の使用について同意を得ているギラン・バレー症候群の患者さん。

 

2.研究目的・方法

急性または亜急性の経過で自律神経障害が出現するニューロパチー症例の約半数で、自律神経節に存在するacetylcholine receptor(AchR)を特異的に認識する抗体(ganglionic AchR抗体)が検出され、総称してautoimmune autonomic ganglionopathy(AAG)と呼ばれています。一方で、ギラン・バレー症候群にも自律神経障害を合併することが知られていますがAAGとの関連は不明です。ギラン・バレー症候群に合併する自律神経障害は不整脈や血圧変動などをきたしうるため予後に関わってきます。本研究では熊本大学神経内科でギラン・バレー症候群の患者血清中のganglionic AchR抗体を測定して、ギラン・バレー症候群に合併する自律神経障害のメカニズムを明らかにすることで、自律神経障害の発症の予測や早期対応などの治療戦略に役立てることを目的とします。

方法は近畿大学脳神経内科の「ギラン・バレー症候群の臨床経過と予後についての研究(JGOS)」(近畿大学医学部倫理委員会承認番号26-157)において、保存および将来の使用について包括同意を得ているギラン・バレー症候群患者さんを対象として、保存血清および検体情報を熊本大学神経内科 中根 俊成臨床教授に匿名化した上で送付します。熊本大学神経内科において、血清中のganglionic AchR抗体を測定してギラン・バレー症候群に合併する自律神経障害との関連を解析します。

研究期間は2025年3月31日までとします。

 

3.研究に用いる試料・情報の種類

近畿大学脳神経内科の「ギラン・バレー症候群の臨床経過と予後についての研究(JGOS)」(近畿大学医学部倫理委員会承認番号26-157)において、保存および将来の使用について包括同意を得ているギラン・バレー症候群患者さんの保存血清と検体情報(年齢・性別・血液や脳脊髄液検査の結果・電気生理検査の結果・臨床情報[臨床症候・神経学的異常所見・治療内容・経過と予後])。検体情報は「ギラン・バレー症候群の臨床経過と予後についての研究(JGOS)」によって取得したものを使用します。

本研究の試料・情報は将来新たに計画・実施される医学研究にも使用させていただく可能性があります。その研究を行う場合には、改めてその研究計画を近畿大学医学部倫理委員会において審査し、承認された後に行います。

 

4.外部への試料・情報の提供

熊本大学神経内科への保存血清と検体情報の提供は追跡可能な形で外部業者により送付を行います。

 

5.研究組織

研究代表機関: 熊本大学医学部附属病院 神経内科 (研究代表者:中根 俊成) 

共同研究機関: 近畿大学病院 脳神経内科 (研究責任者:桑原 基)

 

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方で本研究への利用を拒否される場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

 

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

近畿大学病院 脳神経内科

担当者:講師 桑原  基

連絡先:〔住所〕〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2

〔TEL〕 072-366-0221

 

研究責任者:

近畿大学病院 脳神経内科 桑原 基

 

研究代表者:

熊本大学医学部附属病院 神経内科 中根 俊成

 OPTOUT

2022/09/07 14:44

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