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診療科

心療内科(完全予約制)

診察している特殊(専門)疾患

心身症(身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害の認められる病態)を専門とする診療科である。

  • がん領域
    緩和医療、精神腫瘍学(サイコオンコロジー)、痛みなどの身体的苦痛、不安・抑うつなどの精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルペインの緩和
  • 消化器領域
    過敏性腸症候群、機能性胃腸症、胆道ジスキネジー、食道アカラシア、機能性嘔吐、呑気症、ガス貯留症候群、潰瘍性大腸炎、胃・十二指腸潰瘍、急性胃炎(AGML)など
  • 呼吸器領域
    気管支喘息、過換気症候群、神経性咳嗽など
  • 循環器領域
    動揺性高血圧症、低血圧症など
  • 内分泌・代謝領域
    摂食障害、単純性肥満、心因性多飲、甲状腺機能亢進症、糖尿病など
  • 神経・筋肉領域
    緊張型頭痛、片頭痛、慢性疼痛、痙性斜頚、書痙、舌痛症、めまい、チック、振戦、各種難病のケア
  • 外科領域
    腹部手術後愁訴、頻回手術症など
  • 整形外科領域
    線維筋痛症、慢性腰痛、関節リウマチなど
  • 泌尿・生殖器系
    透析患者のケア(サイコネフロロジー)、夜尿症、神経性頻尿、心因性尿閉、慢性前立腺炎、心因性インポテンスなど
  • 産婦人科領域
    更年期障害、月経前症候群など
  • 眼科領域
    眼精疲労、本態性眼瞼痙攣、心因性視野異常など
  • 耳鼻咽喉・頭頸部外科領域
    耳鳴、眩暈症、咽喉頭異常感症など
  • 歯科・口腔外科領域
    顎関節症、舌痛症、咽喉頭異常感症など

外来診療日一覧

○…初診・再診とも診療 □…初診のみ診察 △…再診(予約)のみ診察 ー…休診

担当医師案内(全て完全予約制です)

   
心療内科(初診)
《※完全予約制》
AM   稲田 修士 阪本 亮      
PM 交替制          
心療内科(再診)
《※完全予約制》
AM 阪本 亮 稲田 修士 阪本 亮 奥見 裕邦 交替制
稲田 修士
土曜療内
(第1週)
PM         交替制  

診療スタッフ

専門医資格について

担当医師名 専門分野 専門医資格
小山 敦子 教授
小山 敦子
心身症全般、性差医療、緩和医療、サイコオンコロジー 日本心療内科学会心療内科専門医、日本内科学会総合内科専門医
稲田 修士 講師
稲田 修士
心身症全般、緩和医療、サイコオンコロジー 日本心療内科学会心療内科専門医、日本内科学会総合内科専門医
阪本 亮 医学部講師
阪本 亮
心身症全般、緩和医療、サイコオンコロジー 日本心療内科学会心療内科専門医
医学部助教A
樋田 紫子
心身症全般、緩和医療、サイコオンコロジー 日本心療内科学会心療内科専門医
医学部助教B
福田 郁夫
心身症全般、緩和医療、サイコオンコロジー
奥見 裕邦 非常勤医師
奥見 裕邦
心身症全般、消化器心身症、小児心身症、漢方診療 日本心療内科学会心療内科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本小児科学会小児科専門医
非常勤医師
中岡 阿沙子
心身症全般、緩和医療、サイコオンコロジー
臨床心理士
上村 泰德
臨床心理士
梶原 都香紗
臨床心理士
岩原 志帆

診療内容

現代社会はストレスに満ち溢れています。世の中には多くのストレス関連疾患がみられますが、そのうち高血圧症や胃潰瘍などの身体疾患に、心理社会的因子が密接に関連した病態を心身症と呼びます。当科では、いわばストレス関連の身体的な病態(心身症)を、その主要な対象とし、診療にあたっています。心身症に限らず、すべての疾患には多かれ少なかれ心理社会的・環境的因子が関わってくるため、身体面のみならず、心理・社会・環境面も含めて全人的に診ていこうとする考えがあります(全人的医療)。疾患の病態を見定め、心身両面からの全人的な医療の実践を心がけております。
かかりつけの診療所や近くの病院で診てもらったが、診断が明らかでなく、ストレスがその病態に関与していると考えられた場合に、紹介状を書いてもらって受診して頂いております。ストレスから生じた精神面の病態、すなわち、うつ病や不眠症などを代表とする精神疾患が疑われる場合には、当院では、より専門的な治療機関であるメンタルヘルス科へ紹介させて頂く場合もあります。
また、当院は悪性疾患を取り扱うことの多い大学病院であり、院内連携として、身体面・精神面の両面の診療(緩和ケア・精神腫瘍学)にもあたっております。

特色

  1. 全人的な医療を心がけています。
  2. 当科は内科学教室の一環として運営しています。
  3. 心身症に対しては、薬物療法に加え、自律訓練法や交流分析、認知行動療法といった心身医学療法も併用して治療していきます。
  4. がんに伴う身体症状、精神症状に対して、心身両面からケアをおこなっています。
  5. 必要に応じて、各種心理テストを行います。
  6. 臨床心理士とも連携して診療にあたっています。

関連リンク

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