学生・研修医の方へ

研修プログラム

全身を診る力と、あなたらしい専門性を。

医師としての成長は、本人の資質や努力だけでなく、どのような患者さんや指導医、仲間と出会うかによっても大きく変わります。私たちは、若手医師として経験を積む時期を、その後の医師人生を大きく左右する大切な期間と考えています。近畿大学血液内科では、南大阪唯一の大学病院ならではの圧倒的に豊富な症例数と、医局・関連病院グループ全体で育てる風通しのよい指導体制を強みに、一人ひとりの成長とキャリア形成を支えます。

血液疾患を通じて、全身を診る内科医へ

血液内科は、血液だけを診る診療科ではありません。腫瘍崩壊症候群による電解質異常や急性腎障害などのオンコロジック・エマージェンシーに加え、重症感染症、多臓器不全、輸液・栄養管理、緩和ケアまで、幅広い全身管理を経験します。当科では、豊富な症例を背景に、血液腫瘍から造血不全、貧血、血小板減少、止血凝固異常まで、ほぼすべての血液疾患を診療しています。HIVをはじめとする感染症や免疫不全にも関わり、専門性と総合的な内科診療力を同時に身につけることができます。また、血液疾患では診断から治療、寛解後のフォロー、再発時の対応まで、患者さんと長く関わる機会が少なくありません。その過程で、患者さんやご家族と向き合い、治療方針をともに考える経験を重ねることで、コミュニケーション力だけでなく、医師としての人間性も育まれていきます。

医局・関連病院グループ全体で育てる

大学病院での高度な専門診療、移植・細胞療法、新薬開発につながる治験に加え、関連病院では外来診療や地域に根ざした継続診療を経験し、互いの強みを生かして学びを広げます。指導は一人の上級医に任せるのではなく、医局・関連病院グループ全体で担います。気軽に相談でき、複数の指導医から学べる関係を大切にしています。学生の段階から内科学会・血液学会などでの発表を見据えた指導を取り入れ、疑問を見つけ、考え、伝える力も育てています。

入口も、将来の道も、一つではありません

近畿大学・関連病院の内科専門研修プログラムからはもちろん、他施設で研修を修了した方や、卒後6年目以降、血液専門医取得後からの参加も歓迎しています。将来は、血液内科の専門家に限りません。総合内科、緩和医療、感染症、輸血、臨床検査などの専門性を広げる道や(*)、地域医療・在宅医療・開業へ進む道もあります。研究、新薬開発・治験、厚生労働省やPMDAなどでの医療行政・薬事も選択肢です。一人ひとりの希望に合わせ、必要な経験を積める個別のキャリアパスを一緒に考えます。

臨床の疑問から、研究・留学へ

大学院では、基礎研究・橋渡し研究、臨床研究のいずれにも取り組めます。大学院に進学せず、診療と並行して研究を続けることも可能です。豊富な患者コホートを活用した研究や、関連病院と協力した前向き研究など、自分の疑問やアイデアを形にする機会があります。国内留学や、学位取得後の海外留学も視野に入れ、臨床と研究の比重を含めて、それぞれの目標に合った道を支援します。

ライフステージが変わっても、キャリアをつなぐ

当科には若手の女性医師も多く在籍しており、身近なロールモデルがいることも特徴です。出産・育児・介護などに応じて、働き方を柔軟に考えます。育児休業の取得、復帰後の外来中心の勤務、子どもの成長に合わせた病棟診療への復帰など、本人の希望や状況に合わせて相談できます。復帰後も一人で負担を抱え込まないよう、チームで支えます。女性医師のキャリア形成はもちろん、性別を問わず、家庭と仕事を両立できる環境を大切にしています。働き方を変える時期があっても、将来の可能性を閉ざさない。 そのような医局を目指しています。

内科専攻医研修プログラム・スケジュール
近畿大学 血液内科キャリアパス
*取得を目指せる代表的な専門医・認定医資格

内科専門医、総合内科専門医、日本血液学会血液専門医、日本輸血・細胞治療学会認定医、日本造血・免疫細胞療法学会認定医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本エイズ学会認定医、日本血栓止血学会認定医など。
また、希望するキャリアに応じて、感染症、緩和医療、臨床検査などの専門医の取得も視野に入れることができます。