入局・研修案内

入局・研修案内

膠原病と腎臓を、ひとつの専門領域として診る。
Nephro-Rheumatologistを育てる。

Nephro-Rheumatologistとは、膠原病・リウマチ性疾患と腎疾患の両方を専門的に診る医師です。
SLEやANCA関連血管炎などの自己免疫疾患では、腎障害が病気の経過や治療方針を大きく左右します。そのため、免疫疾患としての病態だけでなく、腎機能、尿所見、腎病理まで一体として評価することが重要です。
当科では、リウマチ診療と腎臓診療の双方を経験し、リウマチ専門医と腎臓専門医の両方を目指すことができます。 また、ループス腎炎やANCA関連血管炎などでは、必要に応じて自ら腎生検を行い、得られた腎組織を病理学的に検討し、その結果を治療選択へつなげます。
また、ループス腎炎やANCA関連血管炎など腎障害を伴う患者さんに対しては、必要に応じて当科で腎生検を行い、腎病理所見を詳細に検討したうえで、その結果を治療方針の決定へつなげています。
自己免疫疾患を診断するだけではなく、臓器障害を自ら評価し、その病態を理解し、治療まで一貫して行う。

Clinical Rheumatology × Nephrology × Pathology

この3つをつなげた診療・教育・研究を実践できることが、当科の大きな特徴です。
臨床、病理、基礎研究を自分たちの手でつなぐことのできる環境は、若い医師にとっても、膠原病・リウマチ学をより深く学ぶ大きな機会になると考えています。

先輩医師の声

staff-yamazawa

大学院に入ってから、普段の診療で感じていた「なぜ?」について、以前より少し立ち止まって考えるようになりました。膠原病は、同じ病名でも症状や経過、治療への反応が患者さんによってかなり違います。臨床をしていると不思議に思うことがたくさんありますが、大学院では、そうした疑問を臨床研究や基礎研究を通して掘り下げることができます。研究というと、私自身も以前は少し堅くて難しいイメージを持っていました。ただ、実際にやってみると、普段診ている患者さんの病態と研究がつながる瞬間があり、それが研究の面白さなのかなと感じています。まだまだ試行錯誤の毎日ですが、臨床だけをしていた頃とは少し違った視点で膠原病を考えられるようになったことは、大学院に入ってよかったことの一つです。

助教A山澤 広嵩

staff-morita

膠原病には様々な疾患があり、幅広い年代の患者さんがいらっしゃいます。就職、結婚、妊娠・出産など様々なライフイベントに応じて治療の工夫が必要になることもあり、患者さんの一生に深く関わる診療科です。治療は生涯必要となることが多く、全人的に患者さんを診ていきたい方は非常にやりがいを感じると思います。新規の薬剤も多く出てきており、日々治療の進歩を実感できることも魅力のひとつだと思います。

専攻医森田 紗代

staff-hirooka

学生時代から免疫学に関心があり、複雑な免疫機構がさまざまな病気に関わっていることに興味を持っていました。なかでも膠原病は、いまだ発症の原因や病態が十分に解明されていない部分が多く、未知の領域を探究しながら診療に生かしていける点に魅力を感じていました。初期研修で実際に膠原病の患者さんを担当し、原因の分からない症状や長期にわたる病気に悩む方々と接したことで、こうした患者さんの苦痛や不安を少しでも軽減し、より良い治療につなげたいと考え、膠原病内科を志しました。近年、膠原病の治療は目覚ましく進歩し、新たな治療選択肢も次々と登場しています。まさに診療が大きく発展している分野であることにも、強い魅力と可能性を感じています。

専攻医廣岡 辰弥