教室紹介

沿革

近畿⼤学医学部脳神経外科は、昭和50年の近畿⼤学医学部附属病院開院時に、当時の第⼀外科の脳神経外科グループが診療科として独⽴し、発⾜した。

その後昭和52年、井奥匡彦初代教授のもと脳神経外科教室としての診療が始まり、これをもって、脳神経外科全般に診療基盤が整備された。とくに、電気⽣理学の研究を活かした機能脳神経外科は当教室の伝統であり、今⽇の低侵襲脳神経外科治療にも受け継がれている。

平成6年に就任した種⼦⽥護教授は、専⾨であった脳卒中診療のほか、神経内視鏡を応⽤した画期的な⼿術法(顕微鏡下内視鏡⽀援⼿術)を開発した。これは国際的にも⾼い評価を得て、脳下垂体腫瘍や傍鞍部疾患の治療成績を⾶躍的に向上させた。

平成19年には加藤天美教授が就任し、脳卒中地域医療体制の構築、脳腫瘍に対する画像誘導⼿術、てんかん・不随意運動など機能的脳神経外科疾患の拡充、神経科学を活かした低侵襲脳神経外科治療開発などに取り組み、脳神経外科領域のさらなる発展に貢献した。

令和2年に髙橋淳教授が新たに就任した。最⾼の医療を最善の形で提供できるべく、現在の技術の発展ならびに次世代の教育に主眼を置き、⽇本だけでなく世界に発信できる教室へ向かって歩み始めた。

昭和52年7⽉1⽇ 井奥 匡彦 教授就任(初代)
平成6年4⽉1⽇ 種⼦⽥ 護 教授就任(第⼆代)
平成19年4⽉1⽇ 加藤 天美 教授就任(第三代)
令和2年4⽉1⽇ 泉本 修⼀ 近畿⼤学医学部奈良病院 脳神経外科診療部⻑ 教授就任
令和2年6⽉1⽇ 髙橋 淳 教授就任(第四代)