体に優しい手術と
早期回復を実現する
リハビリテーションにより、
患者さまに安心・安全の
医療を提供しています.
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2026.1.14
【第10回セメントステム研究会(旧Hybrid THA研究会)開催のお知らせ】
2026年3月28日(土)17:00~19:00(16:45~世話人会) 第10回セメントステム研究会をミーティングスペースAP大阪茶屋町 Room Jにて開催します。(19:30~情報交換会) 今年の特別講演には、京都大学整形外科の奥津弥一郎先生を演者にお招きしております。 ぜひ皆様お集まり頂き、研鑽と情報交換の場としてご活用頂ければ幸いです。症例検討会への症例提示もぜひご検討下さい!
詳細はこちら -
2025.12.24
【第21回日本股関節鏡研究会開催のお知らせ】
2026年9月5日(土)第21回日本股関節鏡研究会を大阪市中央公会堂にて開催します。
第21回日本股関節鏡研究会ホームページ -
2025.7.28
近畿大学奈良病院の岡 尚宏先生(現:市立岸和田市民病院)の英語論文“ Effect of lower limb rotation on radiographic measurements of femoral and tibial joint line obliquity and their association with measurement changes: a digitally reconstructed radiograph evaluation ”がJournal of Orthopaedic Surgery and Research(IF=2.8)にacceptされました。
論文はこちら
人工関節センターの使命(ミッション)
人工関節センターの活動内容
当院の人工関節センターの現況
わが国では毎年約15万例の患者が人工関節手術を受けております(矢野経済研究所、資料1).また、人口の高齢化に伴い高齢者を対象とする人工関節手術件数は年々増加しており、わが国の手術件数はこの10年間で2倍に増加しています.
実際、当科でもこの10年間に手術件数は2倍に増加しており、人工関節手術は今後もニーズが高まって行く整形外科手術の一つであると考えております.
当院整形外科では4つの診療班(関節外科、脊椎外科、上肢外科、腫瘍外科)に分かれて診療を行なっております.
当科の関節班は人工股関節置換術のエキスパートである後藤公志主任教授を筆頭に、人工膝関節置換術のエキスパートである朝田滋貴非常勤講師、中川晃一医学部講師、山岸孝太郎医学部講師を含む6人の執刀医を擁し、毎年200例以上の人工関節置換術を行っています.
また、この分野に関する国際的な学術研究活動も継続的に行なっており多くの英語論文を公表して来ました.
さらに、全国から手術見学者が訪問しており、診療、研究、教育活動の3分野を高いレベルでバランス良く行なっています.
人工関節手術は感染症、脱臼、肺血栓塞栓症、動脈塞栓、神経損傷、破損、弛み、慢性疼痛、関節拘縮など様々な合併症が存在しますが、当科では臨床研究を進めるとともに、合併症を減らすために様々な工夫を行なって来ました.
その結果、直近10年で術後症候性肺血栓塞栓症はゼロとなり、術後インプラント周囲感染、同種血輸血実施率ともにほぼゼロとなり、人工関節置換術の在院日数短縮に成功しています.
人工関節手術は高齢者に対して行なうことが多いため、対象患者は心臓、肝臓や腎臓疾患や糖尿病などその他の内科的な併存症が存在する場合が多く、安全に手術を実施するためには、これら内科疾患に対応可能な総合病院が適切です.
当院整形外科が「人工関節センター」として活動することによって、質・量ともに更に高いレベルの医療を行えると確信しております.
また、研究成果を世界に発信し、優れた後進整形外科医の教育を行なうことは、人工関節手術成績のさらなる向上と地域医療に貢献するものと考えています.
股関節
人工股関節置換術
あらゆる股関節変形に対する3000例を超える人工股関節置換術の経験を有していますので、あらゆる高難度症例や再置換症例に対しても安全で最適な手術治療を提供いたします。手術にあたっては、3Dコンピューターシミュレーションを行い、患者さん毎に最も適したインプラントを選択し、皮膚皺に沿った約10cmの小さな皮膚切開で筋肉を切らずに手術を行います(最小侵襲手術:MIS)ので、術後の機能回復が早く、術後の手術創はほとんど目立ちません。必要に応じて術中ナビゲーションも導入しています。
左:人工股関節置換術、右:高位脱臼に対する人工股関節置換術
術中の出血量は概ね200cc以下の為、術前の自己血貯血や術中回収血輸血も不要です。手術により股関節の痛みはほぼ消失し、股関節の動く範囲が改善し、また脚の長さを調節することも可能で手術前と比較して歩きぶりが良くなります。術翌日から荷重制限なくリハビリが開始され、通常2週間で退院する時には杖なしで歩くことが可能になっていることがほとんどです。希望に応じて術後3~5日での退院も許可しています。股関節の痛みを取るだけでなく、脚長差をなくし、健常人と変わらない歩容を取り戻せるように、綿密で正確な手術手技の実践と、入院中の歩容改善指導にも力を入れています。人工股関節手術を受けた後は事務職なら退院後すぐに職場復帰可能で、車の運転も退院後すぐに行えます。術前正座可能であった場合には、術後も正座は可能で、あぐらやしゃがみ込みも許可しています。3カ月では水泳、サイクリング、卓球、ゴルフどの人工関節に負担のかからないスポーツを楽しむことが可能です。またハイキング、旅行などを楽しんでおられる方も大勢おられます。術後も重労働を行う患者さんには、重労働に対応可能なインプラントを用いることにより、重労働も許可しています。
さまざまな症例に応じた人工股関節再置換術
膝関節
1)人工膝関節置換術
加齢とともに関節の軟骨がすり減り、関節が変形してくる変形性関節症や、関節リウマチを対象に、傷んだ骨・軟骨を人工関節に置き換えることで、今まで感じていた関節の痛みを無くし、スムーズに膝の曲げ伸ばし、歩行が可能になります。手術翌日より歩行訓練を開始し、1週間で杖歩行、2週間で退院が可能です。
A)人工膝関節全置換術 (Total Knee Arthroplasty : TKA)
膝関節の全ての関節面(大腿骨、脛骨、膝蓋骨)を切除し、人工関節に置き換える手術です。変形の強い膝や、膝の曲げ伸ばしが困難な膝、不安定な膝にも対応できます。痛みの原因となっていた傷んだ関節を全て置き換えるため疼痛なく、歩行・膝の曲げ伸ばしが可能となります。大きく変形したO脚やX脚もまっすぐな膝にすることが可能です。
B)人工膝関節単顆置換術 (Unicompartmental Knee Arthroplasty : UKA)
変形の比較的小さい膝に対しては、変形のある内側だけや、外側だけを交換する単顆置換術を施行します。TKAに比べて侵襲が少ない為、術後の回復が早く、より早期に歩行が可能となります。術後の疼痛もTKAより少なく済みます。また、正常な対側の関節軟骨・半月板、膝関節内の靭帯(前・後十字靭帯)を残すため、より違和感の少なく、より良く曲がる膝にすることが可能です。
C)手術支援ロボットによる正確な手術
変形の比較的小さい膝に対しては、変形のある内側だけや、外側だけを交換する単顆置換術を施行します。TKAに比べて侵襲が少ない為、術後の回復が早く、より早期に歩行が可能となります。術後の疼痛もTKAより少なく済みます。また、正常な対側の関節軟骨・半月板、膝関節内の靭帯(前・後十字靭帯)を残すため、より違和感の少なく、より良く曲がる膝にすることが可能です。
近畿大学では2019年に日本で初めて赤外線誘導式人工膝関節手術支援ロボット NAVIO (Smith&Nephew社製)を導入し、より正確な人工関節の設置を提供してきました。2021年10月21日にはNAVIOの次世代機であるCORI(Core of Real Intelligence)サージカルシステム(Smith&Nephew社製)を導入しました。CORIを導入したことで、赤外線の反応速度や、骨掘削のスピードが向上し、手術時間の短縮につながっています。TKA、UKAそれぞれに対応可能です。
CORIの特徴
CORIは手術中に関節面の形状をポイントプローブでなぞることにより(mapping)個々の膝関節面形状を精密に登録します。他のCT画像をベースに制御を行う人工関節手術ロボットと違い、残存した軟骨を含めた評価が可能です。また、靭帯バランスを全ての可動域で評価することができます。そのため患者様それぞれの関節面形状・靭帯バランスにあわせた設計が可能です。
計画が終了すれば、コンソール画面を見ながらドリルバーを用いて関節面を掘削します。掘削すべき部位にサージエアトームを位置させると、ドリルバーは自動的に回転を始めます。ドリルバーの回転と停止、回転速度はロボットにより制御されます。面上には掘削すべき箇所が紫色で3D表示され、掘削が終了すると白色に変化します。すなわち、計画された部位以外の骨軟骨が削除されることはありません。 これにより患者様それぞれにに合わせた、設計を正確に骨切り・人工関節の設置を行うことが可能となり、術後の良好な経過・満足度につながります。
【CORI YouTube リンク】https://www.youtube.com/watch?v=u8kS3OBnQsw
肩関節
人工肩関節置換術
肩は下肢の関節とは異なり荷重がかかる関節ではないため、軟骨がすり減るいわゆる変形性関節症は比較的稀ですが、少なからずそういった方はおられます。関節リウマチが肩に発症することもあり、その場合も似たような状態に陥ります。初期段階で可動域制限や疼痛がひどくない場合は、内服薬等で痛みのコントロールを行うことが一般的ですが、疼痛や可動域制限がひどくなってきた場合は、軟骨は再生しない組織であるため、人工関節置換術を行うことで疼痛や可動域制限の回復を目指すこととなります。通常は、解剖型の人工肩関節置換術(従来の通常の人工関節)を行いますが、腱板の状態や関節の変形の状態によっては前述したリバース型人工肩関節を行う場合もあります。
スタッフ
後藤 公志 (主任教授)
中川 晃一 (医学部講師)
山岸 孝太郎 (医学部講師)
森竹 章公 (医学部講師)
橋本 晃明 (助教)
朝田 滋貴 (非常勤講師)
アクセス
駅から徒歩でお越しの場合
南海泉北線 泉ケ丘駅から病院まで徒歩 550m / 約6分
動画版 泉ケ丘駅から病院へのルート案内
下の画面をクリックすると動画が再生できます。
電車でお越しの場合
最寄り駅:南海泉北線 泉ヶ丘駅
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新大阪・梅田方面からのアクセス
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関西国際空港方面からのアクセス
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奈良・京都・神戸方面からのアクセス
※ 所要時間は目安です。交通状況や時間帯によって変動する場合があります。
お車でお越しの場合
駐車場は収容台数に制限があり、また駐車するまでに長時間お待ち頂くことがございますので、なるべく公共交通機関でのご来院をお願い致します。
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お問い合せ
電話:072-288-7222(代表)
Fax:072-298-1500(代表)
E-mail:orthisho@med.kindai.ac.jp
手術見学ご希望の方は、山岸孝太郎医学部講師(k-yamagishi@med.kindai.ac.jp)までメールを頂ければ幸いです
人工関節手術をご希望の患者様のご紹介は、病院代表:072-288-7222にお電話頂き「地域連携課に繋いで下さい」とお申し付け下さい.関節専門外来のご予約をいたします.
詳しくは、
近畿大学病院HPの「医療関係者」のページをご覧下さい。
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