心療内科学・心身医学を
世の中に広めるために。
心療内科学・心身医学を
世の中に広めるために。
内科領域の中で、心身相関あるいは身心相関の病態について研究、診療、教育を行う医学であり、全人的医療(bio-psycho-socio-ethical model)の具体的な方法をもつ医学・医療です。心身医学は“病”をみるのではなく、“病をもっている人間”を診る、心理社会的背景からその人を取り巻く環境を含めて、心身両面から、その患者さんが“病”とつきあいながら今後の人生をどうやって切り開いていくか、を一緒に考え、実践していく学問です。また、西洋医学に足場を置き、東洋医学を含めた代替・補完医療との統合を目指す医学が、わが国の心療内科学の特徴です。
『近畿大学医学部内科学教室 心療内科部門』は2015年4月、近畿大学医学部の中で9つ目の内科として新設された、今、もっとも新しいホットな科です。現代はストレス社会といわれています。「心身症」=ストレス関連身体疾患を診る内科としての心療内科へのニーズはますます広がっています。国民が、患者さん達が、それを求めていると日々、実感しております。当科のロゴマークは心(Mind)のMと身(Body)のBを組み合わせたもので、その両方に赤い血の通った医療をしていこう、という理念を表しています。
これからも近畿大学医学部・近畿大学病院、地域医療への貢献を常に年頭におき、心療内科学・心身医学を広く世の中に広めるために、医局員一丸となって努めて参りたいと思っております。