研究オプトアウト情報

2021年01月29日 掲載

がん幹細胞系マーカー及びTumor mutation burdenと術後再発の関連性を評価する後ろ向き観察研究

研究の意義・目的

手術可能と診断されたII-IIIA期の非小細胞肺がんの方には手術による切除、その後術後補助化学療法を行います。一方でIV期やIII期の非小細胞肺がんの方の治療では人がもともと有する免疫力を利用した抗がん薬(抗体薬)である免疫チェックポイント阻害薬 (PD-1・PD-L1阻害薬)が標準治療の一部として使用されるようになってきています。また、免疫チェックポイント阻害剤の効果を予測するための様々な因子(バイオマーカー)の研究も広く行われています。
本臨床研究の目的は、手術可能病期の非小細胞肺がんにおいてがん幹細胞系マーカー(バイオマーカー)を解析することで将来のより良い治療方法の開発に役立てることにあります。

 

対象

・ 過去に非小細胞肺がんII-IIIA期と診断され、WJOG4107試験に参加いただいた患者さん
・ WJOG4107試験の際に保存された組織検体、DNA検体が使用可能な患者さん

 

研究実施期間

2020年8月3日~2023年12月31日

解析資料

本研究では、過去の臨床試験で得られた臨床情報・診療情報と保存された組織検体、DNA検体から測定される項目の関連性を統計学的手法により解析します。本研究で利用する検体は過去の臨床試験で採取・保存された残余組織検体、DNA検体であり、本試験に伴って新たに生じる身体への危険や不利益はありません。

 

研究に使用されるカルテ情報(これらは既に参加頂いているWJOG4107試験で収集されたものを使用します。)

年齢、性別、performance status (PS)、組織型、原疾患に対する手術歴、喫煙歴、TNM分類、術後病理病期、術後助補化学療法に関する情報 (抗がん剤レジメン、治療開始日、投与サイクル数、最終投与日、疾患進行確認日、治療中止日、治療中止理由、有害事象、臨床検査値)、生存情報、後治療情報

 

個人情報の取り扱いについて

・患者さん個人が特定されるような情報は一切公表されません。
・いかなる個人情報も委託機関以外の施設への試料・情報提供はなく、院外に出ることはありません。
・この研究は、近畿大学医学部倫理審査委員会の承認を得て行っています。
・カルテ情報の利用を希望されない方は、以下の問い合せ先までご連絡ください。お申し出いただいても今後の診療等に影響はありません。ただし、すでに論文発表や学会発表にて公表されたデータとなっている場合には撤回はできません。

 

ご質問

本研究に関しましてお聞きになりたいことがありましたらいつでも担当医もしくは下記問い合わせ先までご連絡ください。

 

お問い合わせ先 研究担当者/

研究代表者/
武田 真幸  奈良県立医科大学 がんゲノム・腫瘍内科学講座

奈良県立医科大学 がんゲノム・腫瘍内科学講座
〒634-8522 奈良県橿原市四条町840番地
Tel: 0744-22-3051

研究事務局/
金村 宙昌  近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門

近畿大学医学部内科学腫瘍内科
〒589-8511  大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL: 072-366-0221 / Fax: 072-360-5000

 

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