研究オプトアウト情報

2023年03月03日 掲載

(R04-232)WJOG5810GSS「Prognostic indexによる大腸癌肺転移切除と術後補助化学療法の成績」

近大版作成日:2022年10月21日 第2.0版

近畿大学病院では,下記の臨床研究を実施しております.この研究の計画,研究の方法についてお知りになりたい場合、この研究に患者様・ご家族様の診療情報が利用されることに同意できず、拒否されたい場合には、「問い合わせ先」にご連絡ください。いつでもその利用を停止することが可能です。また、利用の停止を受け付けた場合でも、その後の診療において一切の不利益を受けることはありません。
なお,この研究に参加している他の方の個人情報や,研究の知的財産等,お答えできない内容もありますのでご了承ください.

【研究課題名】

WJOG5810GSS
Prognostic indexによる大腸癌肺転移切除と術後補助化学療法の成績

【研究の背景】

大腸がんは根治的切除を施行されても肺転移を来すことがあります.肺転移はある一定の基準を満たした患者さんで切除が施行されます.しかし年齢や肺転移の個数,肺以外の臓器転移の有無など,それぞれの患者さんの状況は多彩で,その状況により肺転移切除で良好な成績が得られる場合と早期に再発してしまう場合があります.従って,個々の患者さんの再発リスクに応じた治療戦略の検討が必要と考えます.
先行して行われた研究で,大腸癌肺転移切除後の再発リスクを予測するための指標が提案されました.しかしその指標が実際に臨床で有用であるかは検討されておりません.そこで当院で過去にご参加いただいたWJOG5810G試験(大腸癌肺転移切除患者を対象としたフルオロウラシル/l-ロイコボリンとオキサリプラチン併用補助化学療法の第Ⅱ相臨床試験)のデータを用いて我々の提案した指標の有用性を検討することといたしました.

【研究の目的】

大腸癌肺転移切除の術後予後を予測する指標の有用性を検討します.

【研究の方法】

・対象となる患者さん : WJOG5810Gの試験に登録された患者さん
研究期間 : 2023年2月22日から2023年12月31日まで
利用するカルテ情報と解析
WJOG5810Gで既に集取された情報に加えて,肺転移切除前の胸部CT画像でカウントした肺転移個数と肺転移切除前に測定された腫瘍マーカーCEA値を診療記録から新たに収集します.本学から西日本がん臨床試験機構(WJOG)のデータセンターに情報の提供を行いますが、得られた臨床データを直接PCの端末に打ちこみ、インターネットを用いて電子的に共有されます。また、情報には特定の関係者以外はアクセスできないようになっています。
データの集計と解析は西日本がん臨床試験機構(WJOG)で行います.WJOGはがん診療に関わる臨床試験グループで,医師・研究者が主体となったNPO法人として認定を受けています(http://www.wjog.jp/).

【研究組織】

この研究は,多施設の共同研究で行われます.研究で得られた情報は,共同研究機関内で利用されることがあります.

・試験運営機関・試験依頼者:
特定非営利活動法人 西日本がん研究機構 West Japan Oncology Group(WJOG)
理事長 中川 和彦

・研究代表者:
東京大学医科学研究所附属病院 腫瘍・総合内科 朴 成和

・研究事務局:
地域医療機能推進機構 埼玉メディカルセンター 呼吸器外科 奥村 武弘
神奈川県立がんセンター 消化器内科(消化管) 町田 望

・その他の共同研究機関:
WJOGの消化器グループに所属する施設
http://www.wjog.jp/hospital-list2.php?key=2
・参加施設
四国がんセンター 消化器内科 仁科 智裕
虎の門病院 臨床腫瘍科 陶山 浩一
近畿大学病院 腫瘍内科 川上 尚人
大阪市立総合医療センター 腫瘍内科 徳永 伸也
聖マリアンナ医科大学病院 腫瘍内科 伊澤 直樹
千葉県がんセンター 消化器内科 三梨 桂子
恵佑会札幌病院 腫瘍内科 川上 賢太郎
兵庫県立がんセンター 消化器内科 津田 政広
九州がんセンター 消化管・腫瘍内科 江﨑 泰斗
斗南病院 腫瘍内科 辻 靖
徳島赤十字病院 外科 石倉 久嗣

【個人情報の取り扱い】

研究に利用するカルテ情報には個人情報が含まれますが,院外に提出する場合には、お名前、住所など、個人を直ちに判別できる情報は削除し、研究用の番号を付けます。
また、研究用の番号とあなたの名前を結び付ける対応表を当院の研究責任者が作成し、情報提供拒否の申出への対応や診療情報との照合などの目的に使用します。対応表は、当院の研究責任者が責任をもって適切に管理いたします。
収集した臨床情報は, 研究終了時までWJOGが責任をもって適切に管理いたします。
研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが,その際も個人を直ちに判別できるような情報は利用しません.
全体の情報の管理責任:WJOG
本学での情報の管理責任:近畿大学医学部

【問い合わせ先】

・当院における責任医師
川上 尚人
近畿大学病院 腫瘍内科
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL: 072-366-0221(内線3542)

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