各疾患の説明
脳動脈瘤
脳動脈瘤という病気は脳の動脈の分岐部にできた動脈瘤というコブができた状態です。脳動脈瘤の成因は明かではありませんが、後天的要因により動脈瘤が発生すると考えられています。加齢に伴いその頻度は上昇します。脳動脈瘤自体は無症状のことが多いのですが、まれに脳神経を圧迫して脳神経麻痺症状をきたすこともあります。しかしながら、脳動脈瘤でもっとも問題になるのは、動脈瘤壁が破綻し出血する、つまりクモ膜下出血の原因であるということです。
クモ膜下出血になると突発性の頭痛やときに意識障害を引き起こし、約10%の方が発症直後に死亡、25%の方が重篤となる病気です。
脳動脈瘤の治療には、開頭術と血管内手術があります。どちらも一長一短があり、一概にどちらが良いということはありません。当科では、それぞれの患者さんにもっとも適している治療法を複数の医師で話し合って決定しています。動脈瘤破裂(クモ膜下出血)に対しては、発病からできるだけ早期に手術を行い、その後の合併症に対する予防策、治療を徹底的に行います。未破裂動脈瘤に関しては、患者様の年齢や全身状態、動脈瘤の場所、大きさなどから総合的に手術すべきかどうかを充分に検討した上で決定しています。
また、巨大動脈瘤(直径が2.5cm以上のもの)に関してはバイパス手術を組み合わせて治療しています。
| 前交通動脈瘤 コイル塞栓術 | |
| コイル充填前 | コイル充填後 |
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| 右内頚動脈瘤 クリッピング術 | |
| クリッピング前 | クリッピング後 |
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| 右巨大内頚動脈瘤(直径2.6cm) 治療後動脈瘤は消失 | |
| 手術前 | 手術後 |
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| 退院時 | |
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