吉見佳奈先生が、生理前症候群(PMS)と初経の関係性についての論文を発表されましたので報告します。
先日、当診療所の吉見佳奈先生がPMS(生理前症候群)と初経の関係性についての論文を発表されました。
論文の表題は、『日本の女子高校生は、いつPMS症状を自覚するか?』
今回1422人の女子高校生を対象にPMSの症状に気づいた時期と初経の時期についてアンケートを取りました。結果、月経が始まってからPMSの症状に気づくまでの期間は平均で約2年であり、初経が早かった集団はPMS発症の累積リスクが非常に低いことがわかりました。
また、考察としては初経ようなホルモン的因子よりも、(例えば中学生活におけるストレスなどの)社会的因子が、PMS発症の誘因となる可能性が推測されました。
下記は論文の掲載されているURLです。
ご興味のある方は是非ご一読ください。
https://bmjopen.bmj.com/content/11/8/e045215
2021/10/13 15:00