ABOUT US教室について

教室理念

医学部教育センターは、医学部の教育理念に基づき、その教育目標を達成するため、センター内の教学関連部門の統括と情報共有を行う。また、医学教育将来構想会議、医学教育自己点検・評価委員会などからの提言や指示を受けて、カリキュラム開発、臨床実習の充実、学生評価の改善、学生の学修支援、教員の能力開発、地域医療教育、学生生活支援等の改善を企画・立案する。また、卒後初期臨床研修を担う総合医学教育研修センターや医学部シミュレーションセンターと密に連携し、卒前教育と卒後教育におけるシームレス化を進めてゆく。
これらにより、医学分野別認証評価に適合する医学教育に加えて、変化する社会の要請に応える能力や国際化に対応できる能力など、本学部独自の医学教育を実践する。

センター長メッセージ

医学部教育センターは、医学部における卒前教育の統括部門として、令和2年4月に設置されました。
近畿大学医学部は、「人に愛され、人に信頼され、人に尊敬される」医師を育成することを目指しています。そのために必要な医師に必要な能力として、学生に対して、医学知識と技能の修得、自律的学習能力、国際化への対応能力、協調精神、医師としての高い使命感や倫理観(プロフェッショナリズム)を身につけていただくことを教育目標としています。
さらに、国際的に認証されるレベルの医師を育成する教育プログラムを認定するために、平成29年より日本医学教育評価機構(JACME)による外部評価が始まりました。近畿大学医学部は、平成30年に国際基準を満たす医学部として認定を受けました。この評価は、7年ごとに繰り返し受審することが求められており、医学部教育は、常時、自ら点検・評価を実施した上で改善・向上を図っていくというPDCAサイクルを回すことによる内部質評価を継続していく必要があります。
本センターは、これらの教育目標を実質化し、JACMEによる外部評価に対応する教育システムを運営していく役割を果たしています。本センター内には、カリキュラムを立案する教育プログラム開発部門、診療参加型臨床実習を統括する臨床実習部門、学生の学習評価を統括する学生評価部門、成績不良学生の支援や医師国家試験対策を行う学修支援部門、地域医療教育プログラムを企画する地域医療教育部門、教員の教育を企画する教員育成部門、1学年の教育を統括・実施する医学基盤教育部門、学生の学生生活や課外活動を統括・支援する学生生活部門、外国語教育を実施する部門があります。さらに、教育データを分析するIR部門、卒後医学教育を統括する総合医学教育研修センター、シミュレーション教育を統括するシミュレーションセンターとも連携しています。これらの間で情報共有を行い、教育改善に関する企画・立案を行うのがセンターの役割です。また、現代社会は、「人口・産業構造の変化」「グローバル化」「価値観の変化・多様化」など、急速に変化しています。これらに対応し、医師として生涯にわたって使命を果たす人材を育成することも社会的に要請されています。今後は医学教育の専門家や研究者を育てることも目標としています。
近畿大学医学部における教育活動は多くの教員・事務担当者の方々、学生によって支えられています。皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

梶 博史
KAJI Hiroshi
センター長/教授