RESEARCH研究

研究内容

網膜硝子体手術と器具の開発

成人を対象とした網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑円孔などの治療において、網膜硝子体手術の新しい手術方法や器具の開発を行っています。特に未熟児網膜症など小児に関する手術では、国内でも高い手術件数を誇り、海外からの患者の受け入れも積極的に行いながら、臨床研究も進めています。

遺伝性網膜ジストロフィに関する研究

網膜色素変性、錐体ジストロフィ、レーベル先天盲などの遺伝性網膜ジストロフィに関する臨床像とその遺伝子変異の関連についての研究を行っています。新たに発見された遺伝子変異や新規遺伝子に関する研究も進めており、今後の基礎研究の進展が期待されています。

角膜移植および眼感染症の研究

角膜移植においては、角膜内皮移植片を接着させる角膜内皮移植(DSAEK)や移植片をさらに薄くしたデスメ膜内皮移植(DMEK)を実施しています。また、眼感染症においては、感染症の原因となる病原菌のゲノム解析を通じて、病態の解明から治療へと臨床に繋がる研究を行っています。また次世代シークエンス技術を用いた眼材料のマイクロバイオーム解析も実施しています。

視野と視覚生理に関する基礎/臨床研究

視野や視覚に関する基礎及び臨床研究を通じてスタンド型視野計imo vifaやタブレット端末を使用した視野計の開発やその改良を行っております。また黄斑疾患、緑内障手術前後の視力以外の視機能を評価する新しい方法の研究にも携わっています。

当教室では、臨床と基礎の両面で多岐にわたる研究を進めており、国内外の症例を基にした実践的な研究を進めています。また産学連携や他機関共同の取り組みを積極的に行っており、最先端の技術と研究を展開しています。