RESEARCH研究

研究内容

主にグループ毎に研究を行なっています。

腎臓

臨床面では「糸球体腎炎・ネフローゼ症候群に対するステロイド薬や免疫調節薬の安全かつ効果的な使用法」、「慢性糸球体腎炎に対する扁桃腺摘出の有効性」について、研究面では「若年性ネフロン癆の遺伝子学的研究」、「ネフローゼ症候群の原因遺伝子同定」、「腎症におけるミトコンドリア障害の関与」等を、bed to bench, bench to bed をモットーに日々研究しています。

循環器

先天性心疾患では超音波検査・心拍出量計を用いた研究やMRI検査に関する研究を、川崎病では急性期治療、後遺症遠隔期のCTを用いた検査等の研究を、不整脈では治療の成功率上昇や長期予後に関する研究等に取り組んでいます。胎児心臓超音波検査は、発展が見込まれる分野で様々な研究課題があります。

血液・腫瘍

白血病を中心とした小児造血器悪性腫瘍および神経芽腫などの固形腫瘍の治療成績を向上させる目的で,日本小児がん研究グループ(JCCG)の臨床研究スタディを行っています.また,再発・難治性疾患に対して併用する移植療法に関する合併症や、後遺症の発症を最小限にするよう臨床および基礎研究を行っています。

新生児

新生児に見られる呼吸障害、呼吸器疾患は新生児学の王道と言われています。新生児呼吸障害に対する最適な呼吸補助スタイルの探究、新生児慢性肺疾患に対する最適な酸素療法の開発や重症化予防を目指した研究を行なっています。また、未熟児網膜症の抗VEGF抗体治療が早産児の全身に及ぼす非侵襲性の証明や、網膜症重症化関連マーカーの発見にも取り組んでいます。

内分泌

症例1例ずつ丹念に検討し、新知見を見出していくように努力しています。また「糖尿病性腎症における成長因子について」、「免疫抑制薬の吸収機構におけるトランスポーターの関与」を中心に研究を行なっています。

神経・心身症

思春期・青年期に好発し、患者の約半数で心理社会的ストレスが関係する起立性調節障害(OD)と抑うつ症状や酸化ストレスとの関係について研究して参りました。今後、OD患者における体液組成の変化についての研究を計画しております。

アレルギー

食物アレルギーを中心に臨床研究「乳児期・幼児期における摂取開始法の工夫による発症予防」、「食物経口負荷試験後の長期予後の検討」、「口腔アレルギー症候群の小児における実態、発症経過」等のテーマに取り組んでいます。