研修・入局希望の方

脳神経内科(神経内科)疾患に興味がある方や神経疾患の研究を行いたい入局希望者、見学希望者の方はいつでもご連絡ください。

近畿大学脳神経内科をおすすめする理由

脳神経内科医への需要の高まり

日本が超高齢化社会へと突入していく現状、脳卒中などの急性期疾患から、在宅介護や老人福祉施設での対応が必要となる慢性期疾患まで多くの場面で脳神経内科医は必要とされます。しかし脳神経内科医の数は全国的にも十分ではなく、神経内科専門医は引く手あまたです。神経疾患を診ることができるということは、他科を専門としたり、開業する場合にも大きなメリットです。

学問としてのおもしろさ

現在の医学研究において、脳神経領域は未知の部分の多いフロンティアです。当科では、神経難病の病態研究から新規診断法および治療法開発まで、幅広い研究活動を行っております(研究内容については、研究内容欄、業績欄をご参照ください)。各種海外留学、国内留学の希望にも積極的に対応しています。

育児しながらでも働きやすい環境

当医局では、大学内において2022年には15名の脳神経内科常勤医に加え、6名の専攻医、7名の大学院生が活躍しています。そのうち約3割が女性医師です。男女を問わず、出産、育児、介護といったライフイベントに時間を割く必要がある場合でも、医局員全体でカバーしていける職場環境を提供いたします。

幅広いキャリアパスに対応

将来は大学病院や市中病院での勤務医、開業医、研究者など様々なキャリアパスを選択することができます。将来のことについては、いつでも教授をはじめ、先輩ドクターに相談できるオープンな雰囲気があります。また医局員全体も比較的若く、わからないことや悩みを互いに相談できる環境があります。きっと有意義な医師生活を過ごせることと思います。

脳神経内科でのキャリアパスプラン(例)

脳神経内科でのキャリアパスプラン(例)

研修スケジュール

脳神経内科での1週間(例)

屋根瓦式のチーム制で病棟を担当

病棟医長の統括のもと、常時3-4チームが診療にあたります。
学年が近い医師同士がコミュニケーションをとりやすく、活発な教育が行われています。
有給休暇もチーム内で交代して積極的にとってもらっています。

医局カンファレンス

火曜日の夕方からは抄読会や症例検討会、神経放射線カンファレンス、学会発表予演などを行い知識を深めています。

神経生理学的検査

脳神経内科医として必須の技能である神経伝導検査や針筋電図検査、反復刺激試験などを上級医とチームを組み毎週行っています。

先輩医師からのメッセージ

久冨隆寛
内科専攻医
久冨隆寛
(2019年卒)
私は市中病院と大学病院で初期研修をし、その後この医局に入局しました。
実際に神経内科医として研修を始めると,確かに難しい分野ではありますが,どのような病気かを様々な文献を調べつつ、上級医とディスカッションをしながら、診断し治療を行っていく過程は楽しく飽きることがありません。また病気とどう向き合っていくか、仕事や家庭での生活をどのようにしていくか等、多職種と共に、一生懸命患者様と向き合う科だと知り、とても感慨深いです。

内科専攻医は地域医療やJOSLER等、大変な所もあります。ですが、先輩方がとてもサポートをして頂けるので、その点に関しては不安が無く感謝しかありません。

将来は市中病院、大学病院での勤務医や、開業医、そして何より研究等、様々な未来を見据えた先輩方がおります。勤務後に臨床や研究について学習する時間を取ることも容易に出来ますし、外病院の当直や外来に行くことを自由に選択出来る環境が整っております。幅広い働き方が出来て、様々選択肢を持つことが出来ることがこの医局の何よりの魅力だと感じております。

大学院生
寺山敦之
(2015年卒)
私は他大学卒で2年間の初期研修後、この医局に入局しました。大阪南部で唯一の大学病院のため、パーキンソン病やてんかんなど一般的な疾患から希少神経疾患まで幅広く経験することができました。私は4年間の臨床経験の後に、大学院に入りましたが、初期研修終了後から研究に専念される方、他大学から大学院生として国内留学の形で来られる方など様々です。

当医局では神経変性疾患・遺伝性変性疾患・免疫性神経疾患を中心に基礎研究から臨床研究まで幅広く行われています。専攻は自由に決めることができるので、私は特に興味をもった神経免疫の分野を専攻しました。定期開催の研究カンファレンスでは専攻する分野以外の話も聞くことができ、良い刺激となっています。研究に関しては駆け出しですが、問題や疑問を深く掘り下げることで、臨床とはまた異なる視点が得られることに魅力を感じています。

臨床・研究によらず、興味を持たれた方は是非見学に来て頂けたらと思います。

脳神経内科専門医
山岸裕子
(2009年卒)
私は、市中病院で3年間勤務後、大学院への進学とともにこの医局に入局しました。大学院では、ギラン・バレー症候群の臨床研究を行い、卒業後は後輩の先生方と病棟診療を行いながら、研究・学生教育に携わっています。この病院にきて初めて思ったのは、市中病院では見れないような自己免疫性疾患や稀な変性疾患が多く、疾患の多さに驚き、日々新たな学びがあることです。
大学院へは、じっくりと症例に向き合いたい、多数例で研究したいという気持ちが強くなり進学しました。研究によって知識や考え方が深くなるだけではなく、国際学会での発表やオランダへの研究留学を通して、他大学の先生と食事を囲んだ交流をしたり、現地観光をしたりと普段ではできない体験ができ、とても楽しい時間でした。

病棟診療はチーム制で、上級医と専攻医の数名で一緒に患者様を受け持ちます。この医局には、若手医師や女医が多く勤務し、中にはママさんドクターもいて、私もその一人です。医局はママさんドクターに協力的で働きやすい環境です。女性は、結婚や出産のタイミングで、働き方を考えることがまだまだ多いと思いますが、脳神経内科は続けやすい科であると考えます。脳神経内科に興味のある方をはじめ、当科に興味をもった先生にぜひ一度見学にきていただけたらと思います。

博士課程大学院生
武田明子
(農学部卒)
私は大阪大学の大学院へ入学しましたが、永井義隆教授のご異動に伴い、博士課程4年次から近畿大学へ活動拠点を移して研究を行っております。
神経変性疾患の研究を中心とする基礎研究グループには、M.D.の先生方だけではなく、様々な分野のバックグラウンドを持つPh.D.の先生方や大学院生が所属しています。日々同じ実験室で作業を行う時間が多いので、メンバー同士のコミュニケーションをしっかり取ることができます。また、プロの研究者として第一線でご活躍されている先生方や先輩方はとても頼りになり、分からないことがあればすぐにご指導頂けます。
大学院生活ってどんな感じ?基礎研究ってどんなことするの?等々、もし神経変性疾患グループにご興味や疑問をお持ちの先生がいらっしゃいましたら、まずはぜひ一度見学にお越し頂ければと思います。

専攻医(後期臨床研修)希望、入局希望、大学院入学希望の方へ

  1. 近畿大学専攻医プログラム
  2. 近畿大学大学院パンフレット

もご参照ください。

少しでもご興味を持たれた方は、下記までお気軽にご相談ください。
見学だけでも大歓迎です

☎ 072-366-0221(内線3554)
E-mail shinnai@med.kindai.ac.jp

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