センター長ご挨拶
福岡 和也
近畿大学病院
臨床研究センター長・教授
近年、IoT、ビッグデータ、人工知能、ロボティクスなどによる第4次産業革命が進展し、新たな価値を生み出す革新的なイノベーションの創出が求められています。基礎医学や生命科学に関する優れた研究成果を社会に還元し、国民の健康と福祉の向上に繋げていくためには、シーズ探索から臨床開発に向けた「臨床研究」の推進が極めて重要な役割を担っています。
これまで、当院では未承認薬を初めて人間に投与するFirst-in-Human試験や未承認薬を用いた医師主導治験などの早期段階の研究から、基礎と臨床とを橋渡しするトランスレーショナル・リサーチやゲノム情報に基づくバイオマーカーの探索的研究などの先進的かつ独創的な臨床研究を数多く展開してきました。その一方で、現在、未曽有の超少子高齢社会に直面しているわが国は、医療と研究開発環境の歴史的な転換期を迎えています。
「がんゲノム医療」や「プレシジョン・メディシン」の推進などを目指す新しい研究開発の潮流が、医薬品・医療機器開発の後れを取り戻し、医療水準の向上、さらには健康長寿社会の実現をもたらすことに期待が寄せられています。
臨床研究の基盤整備は、オールジャパン体制で取り組むべき課題であるとともに、国内有数の臨床研究実施機関である当院に課せられた重要な使命のひとつであると考えます。
臨床研究センターは、このような国内外の急速な変化に対応し、質の高い臨床研究の実施とこれによる新たなエビデンスの創出に寄与することによって、社会に貢献していきたいと考えています。
これまで、当院では未承認薬を初めて人間に投与するFirst-in-Human試験や未承認薬を用いた医師主導治験などの早期段階の研究から、基礎と臨床とを橋渡しするトランスレーショナル・リサーチやゲノム情報に基づくバイオマーカーの探索的研究などの先進的かつ独創的な臨床研究を数多く展開してきました。その一方で、現在、未曽有の超少子高齢社会に直面しているわが国は、医療と研究開発環境の歴史的な転換期を迎えています。
「がんゲノム医療」や「プレシジョン・メディシン」の推進などを目指す新しい研究開発の潮流が、医薬品・医療機器開発の後れを取り戻し、医療水準の向上、さらには健康長寿社会の実現をもたらすことに期待が寄せられています。
臨床研究の基盤整備は、オールジャパン体制で取り組むべき課題であるとともに、国内有数の臨床研究実施機関である当院に課せられた重要な使命のひとつであると考えます。
臨床研究センターは、このような国内外の急速な変化に対応し、質の高い臨床研究の実施とこれによる新たなエビデンスの創出に寄与することによって、社会に貢献していきたいと考えています。