EDUCATION教育 / カリキュラム

カリキュラムの特徴

数理科学(共通教養科目 担当:森内 博正)

医学を含む科学全般への応用を念頭として、統計学の基礎力を養う。1学年後期に開講される医統計学との連携をはかり、数学的視点から統計を扱う。また、医療現場において画像診断や外科手術などの際に必要とされる空間認識能力を養う。紐やタブレットを利用する実習を通して「結び目理論」に触れる。

科学的思考演習(学部基礎科目 担当:生塩 研一・森内 博正)

医学においても基礎である科学的な思考法について考える。コンピュータを使ったアウトプットの技術を修得するため、レポート作成やプレゼンテーションを実践的に行う。科学的思考の応用としてディベートにも取り組む。また、根拠に基づいた医療(EBM)を含めた総合的な情報リテラシーの修得も目標とする。

医物理学(学部基礎科目 担当:生塩 研一・森内 博正)

自然科学全般を学ぶ上で基礎となる物理学の考え方を概観する。医学の診断や治療にも物理現象を応用した機器が多用されており、その原理を学ぶことで機器の適正かつ有効な利用に向けた基本を身につける。様々な実験機器を利用して現象を見るグループ実習やデータ処理・計算の演習を通して物理現象の理解を深める。

医用化学(学部基礎科目 担当:岡田 清孝・松村 治雄)

ヒトの生体を構成する物質やその反応性などの医学的観点から無機化学、有機化学、高分子化学、医薬品化学などを、学生が自ら参加・学ぶアクティブ・ラーニングを取り入れた講義形式で行う。実習では、医化学的なテーマについて実験を通して化学の楽しさを実感し、医学における化学的考え方を身につける。

生命科学(学部基礎科目 担当:博多 義之・松田 学)

医学・医療を学ぶ上で、生命現象の理解は必須であり、それには分子レベル・細胞レベルから個体レベルまで幅広い知識が要求される。本科目では、講義・実習を通じて分子レベル・細胞レベルの生命現象を理解し、医学を学ぶ上での基礎・基本事項を学修する。

細胞・形態学(学部基礎科目 担当:松田 学・博多 義之)

人体はさまざまなタイプの細胞から成り立っている。各細胞の個性と、細胞同士の有機的なつながりを理解することが、人体を理解する上での第1歩となる。解剖学、組織学、発生学、生理学、微生物学、免疫学などの専門基礎科目を効率よく学習するために必要な確かな学力基盤を築くことが、本科目のミッションである。

医療イノベーション学(共通教養科目 担当:松田 学・岡田 清孝) 

医学およびその周辺分野で起きているイノベーションを軸に産学のトピックスから情報分析方法まで多岐にわたるテーマを毎回異なる講師が担当する。さらに、グループ討論形式の産学官連携によるワークショップも行う。

医学概論 演習コース(学部基礎科目)

演習コースのグループを「英文論文の読み方」をテーマに担当します。

プロフェッショナリズム実習

1学年から4学年のグループ実習や、ワークショップにおけるテュータを担当します。2学年のグループでの基礎配属実習を担当します。

他に、1学年の選択科目である「教養特殊講義」、「生死論」の運営管理や「地域包括ケア実習」でのグループ実習、2学年のUnitにおけるテュータ、「人体構造I、II」、「機能I」、「機能II」の講義・実習を担当します。また、1学年の学生に対する指導教員として、勉強やクラブ活動などの学生生活に関する指導を行っています。