ABOUT US教室について

教室理念

近畿大学医学部皮膚科学教室では、教室メンバーを含め近大皮膚科に関わる全ての人が幸せになれるよう以下のモットーを掲げています。

  1. 仕事は楽しく
  2. 人にやさしく
  3. 医療を前進させよう

高い医療技術と専門知識を身につけ、すべての人に優しい皮膚科専門医を育てる教室でありたいと思っています。

教授メッセージ

皆さん、こんにちは。主任教授の大塚篤司と申します。
この度は近畿大学医学部皮膚科学教室に興味を持ってくださりありがとうございます。
私は2003年に信州大学を卒業し、京都大学医学部附属病院やチューリッヒ大学病院にて研鑽を積んできました。近畿大学皮膚科には2021年4月に着任いたしました。新体制となってまだ間もない教室ですが、「仕事は楽しく、人にやさしく、医療を前進させよう」をモットーに日々臨床や研究に取り組んでいます。
患者さんに質の高い医療を提供するには、十分なトレーニングが必要です。近畿大学は南大阪唯一の大学病院であるため、近隣皮膚科からの紹介症例が多く、研修内容は充実しています。湿疹や白癬、帯状疱疹などのcommon diseaseから、尋常性天疱瘡や皮膚悪性腫瘍、重症薬疹まで多岐にわたる症例を経験できます。さらに、当科が専門とするアトピー性皮膚炎や悪性黒色腫は全国から患者さんが集まります。皆さんに上級医が持つすべての知識をお伝えすべく教育に取り組んでいます。
また、働く医師が幸せでなければ質の高い医療は提供できないと考えています。そのため近大皮膚科では、教室メンバーすべての人が働きやすい職場整備に取り組んでいます。カンファレンスや回診など医局の行事は平日の9時から17時の間で終わらせ、子育て中の医師も継続して働ける職場にしました。
さらに、大学病院で研修するからには個人ではなし得ない課題にも取り組んでもらいたいと考えています。近大皮膚科は医療を前進させるために新しいことにチャレンジする教室であり続けます。アトピー性皮膚炎新薬の開発、悪性黒色腫の治験、アレルギー疾患の病態解明など、教室というチームで大きな目標にチャレンジします。
医局制度改革にも取り組んでいます。着任してさっそく「白い巨塔」のような教授総回診は廃止しました。知識と経験だけあれば患者さんに質の高い医療を提供できるわけではありません。人に対する優しさ、多様性を尊重する心、敬意をもったコミュニケーションを伴ってこその専門知識です。古い医局体制から脱却し、患者さんだけでなく教室メンバーにとっても優しい、新しい可能性を秘めた医局作りに取り組んでいます。興味がある方はぜひ(hifui*med.kindai.ac.jp *はアットマーク)までご連絡ください。みなさんと一緒に働ける日を楽しみしております。

大塚 篤司
OTSUKA Atsushi
主任教授