ABOUT US教室について

教室理念

ゲノム生物学教室は、学生教育として、分子生物学を中心に、細胞生物学、生命科学等の講義を行っています。学生が自己学習の能力を発揮でき、科学的な考え方を身に着けることを目標にしています。基礎配属においても実習等を通して、研究の楽しさ、論理的思考能力の育成を目指しています。講義は、座学のみならず、双方向的授業を取り入れ、実習では、結果に基づく考察を重視しています。特に医学生として、基礎と臨床との接点に触れることで、基礎医学とトランスレーショナル研究の重要性を感じていただきたいと考えています。

教授メッセージ

私たちの教室では、腫瘍生物学、特にがん薬物療法に対する感受性、耐性の分子機構の解明に取り組んでいます。また、臨床検体を用いた遺伝子解析研究を通じて、がん薬物療法のバイオマーカーの探索研究を行い、多数の臨床の教室や臨床研究グループとの共同研究を実施しています。これらの共同研究を通じて、新しいシーズや治療、診断法の開発に携わることができます。さらに、がんprecision medicineの実装に向けて、次世代シークエンサー等を用いた臨床検体の遺伝子解析等、様々な研究および教育活動を行っています。
私たちは、若いスタッフ一同、基礎研究・トランスレーショナルリサーチならびに教育の推進に積極的に取り組んでいます。研究内容は、分子生物学、腫瘍生物学を中心に病態の摩訶不思議を解明し、臨床的な診断、治療に対する礎になることを目指して日々研究を行っています。基礎研究が中心になりますが、臨床医を含む国内外の研究者との共同研究を積極的に実施しています。大学院生には研究の進め方・考え方はもちろんリサーチマインドを育む指導を目指し、研究経験のない方にも研究の手ほどきから論文化まで熱心に取り組んでいます。 ご興味のある方は是非、当教室にお立ち寄りください。

西尾 和人
NISHIO Kazuto
主任教授