研究
研究内容
外科の先生が、手術室から、あるいは病理標本室から連絡をくれると、直ちにスタッフが出動して検体を受け取り、研究室で処理を開始します。学外の施設からも、温度・安全管理の下、検体が届くことから、多数の臨床検体を解析しています。腫瘍浸潤リンパ球を培養したり解析したりするためには、まず腫瘍を酵素分解して単細胞サスペンジョンを作製し、直ちに培養あるいは、解析日まで凍結保存している。治療前後の変化を観察するため、経時的なフォローアップも重要でるため、各診療科の先生と緊密に連携し、貴重な臨床検体を用いた研究を重要視しています。
研究内容
1.抗腫瘍免疫応答の解析
1.1フローサイトメーターを用いた抗腫瘍免疫応答の解析
1.2NGSを用いた抗腫瘍免疫応答の解析
1.3マルチプレックス抗体アッセイ
1.4.シングルセル解析(scRNA-Seq+scTCR-Seq)
2.ネオアンチゲン
2.1ネオアンチゲン予測システムの構築
2.2ネオアンチゲン特異的TCR遺伝子のクローニングと遺伝子導入T細胞治療の開発
2.3ネオアンチゲンに対するがんワクチン
共同研究ネットワーク
東京大学や理化学研究所との共同研究を軸にがん免疫研究を実施しています。がん研有明病院、埼玉医科大学国際医療センター、東京医科歯科大学、慶應義塾大学、東京医科大学、札幌医科大学、防衛医科大学とも緊密な共同研究を実施しています。医学部だけでなく、理学部や工学部の先生と医工連携の研究を進めています。