EDUCATION教育 / カリキュラム

カリキュラムの特徴

泌尿器科総論(解剖学・発生学・症候学・検査・画像診断)と、泌尿器科各論(尿路感染症・尿路結石症・神経因性膀胱・腎移植・尿路悪性腫瘍・小児および女性泌尿器科など)の講義をベースに、学生にわかりやすいスライドや国家試験を意識した練習問題を交えながら、できるだけ学生に興味を抱かせ、医師となるイメージを作り、5年次以降の臨床実習へつなげる橋渡しを指導目標としている。さらにゲノム・再生医療や移植免疫学といった基礎医学における泌尿器科学や、アンドロロジー、緩和医療などを、その道の有名なスペシャリストを講師として招請し、泌尿器科特別講義として医学生に実際的な高度先進医療に触れる機会を与える。
試験対策Q&Aとして、これらの知識の確認として、小試験実施、解答解説を行う。

(学習目標)

一般目標(GIO)

(1) 泌尿器科学総論
  1. 腎系・尿路系と性器系の解剖生理を説明できる。
  2. 病因・病態を理解し、疾患の疫学についても十分理解できる。
  3. 適切な検査や画像検査を選択でき、正確な診断ができる。

行動目標(SBOs)

(2) 泌尿器科学各論
  1. 尿路性器感染症の成立する原因となる病態を理解することができる。
  2. 尿路結石症の病因・病態・治療を理解し、予防についても理解できる。
  3. 前立腺肥大症や神経因性膀胱を含めた下部尿路症について、診断治療を理解できる。
  4. 尿路・生殖器悪性腫瘍について、病態、診断および治療について説明できる。
  5. 腎不全からの腎代替療法について理解し、腎移植や透析医療について理解し説明できる。
  6. 小児および女性の特有の泌尿器科疾患に関する病態を説明できる。
  7. 男性不妊症や性分化異常を理解し、説明できる。
  8. 泌尿器科緊急疾患についての病態を理解し、対処法を説明できる。
  9. 泌尿器科疾患と地域医療について理解説明できる。
  10. 泌尿器科悪性腫瘍と緩和医療について理解し説明できる。