EDUCATION教育 / カリキュラム

カリキュラムの特徴

I.臨床総論I・実習(臨床検査)

第2学年の臨床医学入門コースである臨床総論I・実習において臨床検査の基本を学習する。到達目標は第3学年以降の臨床医学学習に必要な検査の知識の修得である。

II.臨床各論VII(臨床検査医学)

第4学年において臨床検査医学の系統講義を行う。教育の目標は臨床実習前に習熟すべき臨床検査の方法と検査結果解釈法の学習であり、到達レベルは医学教育モデルコアカリキュラムを参考に共用試験合格レベルとしている。内容は、臨床検査医学総論、一般検査、臨床化学検査、免疫学的検査、血液・凝固検査、微生物検査である。

本講義では以下の教育目標を設定している。これらを到達目標にして臨床実習に参加できる能力を涵養する。

  1. 臨床検査の意義・種類・計画法について述べることができる
  2. 一般検査の目的、適応と異常所見を説明し、結果を解釈できる
  3. 血液学的検査の目的と適応を説明し、結果を解釈できる
  4. 生化学的検査項目を列挙し、目的、適応と異常所見を説明し、結果を解釈できる
  5. 免疫学的検査の目的、適応と異常所見を説明し、結果を解釈できる
  6. 微生物検査の目的、適応と異常所見を説明し、結果を解釈できる

III.臨床実習(5年)

5年次の臨床実習においては、検査実習(採血実習、血液検査、尿検査、薬物検査)とReversed Clinico-pathological Conference(R-CPC)形式の検査データの解釈演習を行う。5年次の到達目標は医師にとっての必須レベルの検査の知識と技術の修得としている。

IV.臨床実習(6年)

6年次の臨床実習では、検査実習(微生物検査実習、電気泳動検査)と5年次においても行ったR-CPC形式の検査データの解釈演習を行う。6年次の到達目標は医師にとっての発展的レベルの検査の知識と技術の修得としており、検査データの解釈を発表する事を目標にしている。