教育 / カリキュラム

カリキュラムの特徴

ゲノム生物学教室では、主に分子生物学の講義を担当しています。分子生物学は、すべての生物に共通して存在する遺伝物質DNAを基盤として生命の諸現象を解明しようとする学問です。講義や実習を通して、細胞生物学や遺伝学を統合的に理解し、生命現象の基本から諸疾患の医学的事象に至るまで分子生物学的理解を深め、臨床へ向けての礎とします。座学による講義のみならず、双方向授業、アクティブラーニングを取り入れ、自己学習能力の向上を目指します。実習、基礎配属等を通じて、実際の分子生物学、細胞生物学的手法を用いた実験を実施することでその原理を理解し、得られる結果を解釈、考察することに重きを置いています。実習では、研究計画書、同意説明文書を理解し、同意を取得するところを含めて行うことで、臨床研究のシステムを学び、倫理的な側面からの理解も深められるカリキュラムとしています。また、結果がどのように医療と結びつくかという点を思考することにより、基礎と臨床の接点に迫ることができるでしょう。