研究
研究内容
耳科・神経耳科領域:難聴・めまい疾患に対する外科治療としての耳科手術・神経耳科手術の年間症例数・累積総症例数ともに国内トップクラスにあります。あわせて、以下のような基礎・臨床研究を推進しています。
- 人工聴覚器(人工内耳・人工中耳)の先進医療および臨床治験(日本耳科学会)
- チタン製人工耳小骨の臨床試験(日本耳科学会)
- 真珠腫性中耳炎の疫学調査、進展度分類評価(日本耳科学会)
- 難治性めまい疾患に関する調査研究(厚労省・AMEDおよび日本めまい平衡医学会)
- 内耳に発現するRhoA/ROCK pathwayの分子構造と生理機能の解析(日本学術振興会)
- 光遺伝学を駆使した内耳性難聴モデル動物の解析
- ヒト内リンパ嚢に発現するタンパク質および遺伝子の網羅的解析
- 聴神経腫瘍における遺伝子発現解析
- vHIT (video Head Impulse Test) の実用化にむけた臨床試験
頭頸部腫瘍領域:南大阪医療圏で唯一の大学病院として、腫瘍内科、放射線治療科、歯科口腔外科と連携して、患者さんにとって最適な集学的治療を提供しています。当院は日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)の構成施設であり、頭頸部癌に対する複数の新規集学的治療の臨床試験に参加しています。
- HPV (Human Papillomavirus) 発現と中咽頭癌に対する集学的治療の相関解析
- 免疫チェックポイント阻害剤の頭頸部癌に対する有効性(JCOG)
- 局所進行頭頸部扁平上皮癌に対する導入化学療法(ドセタキル+シスプラチン+セツキシマブ) と放射線治療及びセツキシマブ併用療法の第II相試験(JCOG)
- 再発・転移頭頸部扁平上皮癌に対するパクリタキセル+カルボプラチン+セツキシマブ併用療法の第II相試験(JCOG)
- 局所進行上顎洞原発扁平状悲願に対するCDDPの超選択的動注と放射線同時併用両方の用量探索および有効性検証試験(JCOG)
- 頭頸部癌患者の化学放射線療法に寄って誘発される口腔粘膜炎に対するレバミピド液剤の用量を検討する多施設、無作為化、プラセボ対象、二重盲検、並行群間比較試験(JCOG)
- 術後合併症の軽減を目指した支持療法の確立
- 創傷治癒の促進に最適な術前・術後栄養法の確立