EDUCATION教育 / カリキュラム

カリキュラムの特徴

医学部 医学概論(1年生)

医学部薬理学講座の教員による講義とチュートリアルの指導を行います。薬理学教室での研究に関連したテーマから、アクティブラーニング(認知、問題提起、学習、考察、解決まで)を指導し、課題解決能力と医学研究への連結、自律的継続的学習能力獲得を目指します。学生諸君には、小さな疑問が新しい発見につながるということをわかっていただきたい。

医学部 基礎医学教育チュートリアル(2年生)

医学部薬理学講座の教員によるチュートリアル指導を行います。基礎医学教室がUnit内で行うテーマについての学習の指導を行います。

医学部 薬理学講義・演習(2年生)

医学部薬理学教室および協力教室の教員による座学講義と、実験による演習を行います。これまでの基礎医学の内容とは異なり、治療学の基本を学ぶことになります。応用力をつけるために、病態生理や薬の作用機序といった理論を中心に講義していきます。総論では作用機序の基本を学び、各論ではできるだけ多くの疾患と治療薬の解説をします。薬理学演習ではミニレクチャーを行い、学生が実際に実験をすることで、座学の学習内容の理解を助けます。講義の内容は、他の医学部の講義内容やCBT、医師国家試験に留意した基本的なものに加えて、臨床や研究の最新の知見を取り入れたものにして、知的好奇心を損なわないように努力しています。講義時間が短いので、かなりのスピードとなるので、教材資料は丁寧に、質疑応答時間は積極的に作るように工夫しています。テストやレポートによる学習到達度のモニターリングを行い、必要に応じて補習講義などを行い、その場では双方向性のきめ細かい教育を心がけています。学生諸君も薬理学の成書や講義資料を自己学習して、平素から内容を集約して説明できるように努力していただきたい。

大学院生カンファレンス

我々の創薬研究に沿った基礎的研究をしていますが、レベルの高い英文論文に投稿することを目標とした研究指導を行っています。まず、大学院生には課題となる研究内容をよく理解してもらい、自身で研究する意義について他にも説明できるようにしてから、研究を開始してもらっています。理解のできない研究は、テーマを再検討しても良いと考えています。ですから、一旦研究が始まれば、院生本人が必要に応じて論文を調べて学習するようになるし、自身で研究計画も立てるようになります。また、スタッフによる細かい指導のもと、実験の効率化を図るのみならず、研究結果やアイデアを議論できる場を設けています。