教室紹介

教室の沿革

1974年4月に教室は開講され、初代教授として岡田幸夫教授が就任した。
1975年5月の附属病院の開院に合わせて病院本館で「精神神経科」の診療が開始された
1977年9月に"10病棟"が精神科病棟として完成し、近畿大学病院における精神科の入院治療が開始された。岡田教授は児童精神医学が専門であり、子どもたちの治療にふさわしい環境を提供するという強い意図のもと、精神病床ではなく一般病床での入院治療という形態をとった。

1979年11月、花田雅憲助教授が児童精神医学研究室教授への昇任を経て、1981年12月に第2代主任教授に就任した。 1993年、10病棟の一部に7床の精神病床を設置し、5年間運用した。花田教授も児童精神医学が専門であり、1988年に近畿圏における児童青年精神医学のネットワーク作りを目的とした、近畿児童青年精神保健懇話会を立ち上げた。

1998年8月、人見一彦助教授が臨床医学部門研究室教授に昇任し、1999年8月、医学部奈良病院神経科教授への昇任を経て、2002年4月より第3代主任教授に就任した。 2002年11月、総合病院における精神科の独自性をより明確に示すために、附属病院「精神神経科」の呼称を「メンタルヘルス科」に変更した。これは好感を持って受け入れられ、受診患者の増加につながった。一般病床での入院形態をとるため、2003年4月からは他科と同様に包括医療の対象となったが、これは 全国の大学病院精神神経科関連病棟として、はじめての試みであった。

2007年7月、第4代主任教授として白川治教授が就任し、2016年10月 精神科病棟:MPU(Medical Psychiatry Unit)が開棟した。修正型電気けいれん療法、クロザリル療法をはじめとした専門的治療を始め、各診療科と連携した身体合併症をもつ精神疾患患者の入院治療受け入れを積極的に行った。しかし2019年のCOVID-19のパンデミックに伴い、MPU病棟は閉鎖され、COVID-19の重症患者専用の病棟に運用が変更された。

2021年5月、第5代主任教授として橋本衛教授が就任した。物忘れ専門外来を充実させるとともに、アルツハイマー病の疾患修飾薬を用いた治療をメンタルヘルス科外来で開始するなど、新たな取り組みを続けている。
2025年11月に近畿大学病院が大阪狭山市から堺市南区に移転した。移転後の近畿大学病院では、精神科外来診療を中心としつつ、身体科入院患者の精神症状に対応している。

現在の教室は出身大学による垣根もなく、開放的で、本学出身者以外にもなじみやすい雰囲気である。教室員の平均年齢は若く、橋本教授以下、教室員一丸となって研究、教育、診療にエネルギーを注いでいる。