卒業生の声 No.2
近畿大学医学部大学院 基礎医学系 医学物理コース卒業を卒業して

平成25年3月卒業
西 環(近畿大学附属病院)
現在のがん治療は集学的治療です。しかしながら、各スタッフがそれぞれの専門分野を深く極めていく傾向にあります。そんな中、このがん本学大学院コースでは、あらゆるがん治療の講義があり、専門分野の医学物理や放射線治療以外のがん治療について幅広く知識を得ることができます。これは大きな特徴の一つであり、楽しみだと思います。
では、我々の専攻する医学物理とはどのような分野でしょうか?医学物理学とは物理工学の知識・成果を医学に応用・活用する学術分野です。医学物理学が他の物理学分野と異なる点は医学・医療への貢献を通じて人類の健康に直接寄与できる学問であるということではないでしょうか。私は診療放射線技師として働きながら入学しました。そんな私にとって、本教室はまさにその臨床と結び付いた研究のできる場所でした。研究をしていると、ついついその物理的な結果だけを追い求めがちですが、当教室は研究の先にある臨床現場を肌に感じられる良い環境にあると思います。だからこそ、私は在学中の研究で、仕事中に感じていた臨床的な疑問を解決できたのだと思います。?? ?
社会人入学という点で言えば、専門の講義や研究の打ち合わせなどを夜間に行ってくれ、先ほど紹介した基本的な講義は土曜に集中しているなど、社会人も就学可能なシステムを導入してくれているので、これも大きな特徴だと思います。我々の仕事は医学、工学、物理学など様々な分野にわったって深い知識が必要とされる仕事です。ですから、本教室に入局されて皆様の様々な興味をもっと深く掘り下げられてはいかがでしょうか。皆様の入局を楽しみにお待ちしております。
What's New?
2014/08/28 15:16