近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線腫瘍学部門

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Kindai University Faculty of Medicine Department of Radiation Oncology
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第5回 国際がん研究シンポジウム 参加記

 令和4年1月15~16日に大阪ブリーゼタワー7階にて開催された第5回 国際がん研究シンポジウムに参加いたしました。1日目は腫瘍内科学領域に関する6つの教育講演と4つの一般演題発表及びランチョンセミナーというプログラムでした。免疫療法やゲノムサイエンスの最新の研究についての詳細な発表の後、英語での非常に活発な議論が印象的でした。内容の理解は難しかったですが、緊張感を持って拝聴することにより、多くの学びを得るとともに、自身の成長の必要性を痛感しました。この貴重な機会を今後活かしたいと思います。(K.N.)

 2日目は、まず自分のキャリアゴールについて考えようという特別講演から始まり、次に最新の免疫療法のアップデートや治療戦略について、最後に放射線腫瘍学における最新の研究発表がありました。10時から14時までの短い時間で大変濃密な時間を過ごし、多くの学びを得る事ができました。特に、コロナ渦で国際学会にも行けない中、大学院生の若林さんの発表はD1の私にとっては非常に貴重な経験であり、英語の発表はもちろん、質疑応答でも多くのことを学びました。また、免疫療法のセッションでも、治療成績の向上はめざましいにもかかわらず、多くの課題があることにがん研究の可能性を改めて感じました。自分のキャリアゴールを設定し、仕事を楽しんでほしいという講演者の言葉も心に響きました。(T.I.)

 第5回国際がん研究シンポジウムは若手研究者のトレーニングを兼ねた国際シンポジウムで,全編言語は英語で開催されました。本会は教育講演,若手研究者による一般セッションなどで構成されていました。
 初日はがん細胞の免疫,肺がんを中心としたEGFR,ALKなどの遺伝子変異がトピックスでした。非小細胞肺がんの免疫機構についてのお話でした。小細胞肺がんは特に遺伝子変異による個別化治療が進んでいる領域であり,近年国内で承認された非侵襲に行えるリキッドバイオプシーなども組み合わせて行うと有用であるとのことでした。2日目の最後は放射線腫瘍学・医学物理に関する若手セッションでした。4名の若手研究者が研究成果を発表され、当研究室の若林氏も登壇されていました。
 がんは日本人の最多の死因であり,がん医療の専門家養成は急務です.国際的にがんと戦う講師,演者の講演には非常に刺激を受けることができました。今日からの診療・研究に寄与できるよう精進したいと思います。(Y.Y.)

5International_Cancer_Research_1.jpg (178 KB) 会場の様子

5International_Cancer_Research_2.jpg (166 KB) ランチョンセミナーの美味しいお弁当

5International_Cancer_Research_3.jpg (106 KB) 大学院生若林さんの発表の様子

5International_Cancer_Research_4.jpg (154 KB) 質疑応答の様子

5International_Cancer_Research_5.jpg (129 KB) 門前教授の座長

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