近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線腫瘍学部門

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Kindai University Faculty of Medicine Department of Radiation Oncology
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令和4年度 卒業生の声 No. 1

若林和樹(H31入学―R4卒業)
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私は平成26年に大学を卒業し、大学病院で診療放射線技師として勤務しながら修士課程を修了しました。その後、平成31年に近畿大学大学院に社会人院生として進学しました。
私の進学のきっかけは、学部生のころから医学物理士になりたかったことと放射線技師の学部教育ができる教員になりたいという目標があったからでした。

近畿大学大学院では社会人院生としての進学が可能です。私も日中は病院で放射線技師として放射線治療業務に就きながら、夜に研究を行うという生活を4年間送ってきました。

私の考える当研究室の強みは、大学院生が病院に勤務しながら研究活動を行っているため臨床現場での疑問Clinical questionが研究室に溢れていること、そして、その疑問を研究を通じて形にすることが出来ることだと考えています。それはもちろん論文として世界に発信していくこともそうですが、当研究室では産学連携により自分が臨床の現場で必要だと思っていたものを創り出すことができます。私も在学中に放射線治療分野における新素材のボーラス開発に携わりました。

前述のように、研究し、あるいは開発したものを世界に対して発信していく力も在学中に学ぶことができます。海外での学会発表をやってみたいけど英語は喋れないし自分には難しいと思う人も多いと思います。正直なところ、私も英語力には自信なく入学しました。しかし、学会発表前などは指導教官に何度もプレゼンをし、そのたびに指導をしていただけたおかげで、在学中に国際学会での発表を4度経験することができました。大学院3回生のころには英語による口頭発表で賞を頂くことができるまでになりました。この指導が受けられるのもまた当研究室の魅力の一つだと思います。余談ですが、研究室で予演会をして指導を受けると国際学会でのプレゼンは全く緊張しなくなります。

最後に、当研究室は医学物理士認定機構の認定医学物理教育コースに認定された大学院でもあります。私自身も大学院2回生のときに医学物理士認定試験に合格し、認定を受けました。当研究室の指導教官は医学物理士としても臨床の第一線で活躍されていますので、この側面の指導も多く受けることが可能です。これから医学物理士というフィールドで活躍したいと考えている方にも、是非挑戦していただきたいです。

 お知らせ

2023/03/30 10:50