近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線腫瘍学部門

近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線腫瘍学部門
Kindai University Faculty of Medicine Department of Radiation Oncology
読みやすい大きさへ文字サイズの変更ができます。
文字サイズ変更

お知らせ

Efforts of our department
2025年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ICRR参加記

 5月25から29日の5日間、第15回 International Congress of Radiation Researchが京都国際会館で開催されました。当教室からも多数の口演、ポスター演題の発表を行い、私もポスター発表で参加してきました。さすがに4年に1回の国際学会というだけあって外国人の比率が非常に高く、飛び交う英語に多少の困惑もしましたが、無事に役割を終えることができました。M.I

 ICRRは放射線研究を対象とした4年に一度の国際会議であり、前回日本で開催されたのは、私が生まれる前の36年前であった。これまでの大会では放射線影響に関する研究発表が主を占めていたのに対して、今回の大会では原発事故による放射線影響報告の他に、放射線の臨床応用に関するセッションも多く見られた。私は「Predictive values of 111In-ibritumomab tiuxetan SPECT/CT and 18F-FDG PET/CT in radioimmunotherapy for B-cell non-Hodgkin's lymphoma」というタイトルで研究発表を行った。内容はPET/CTやSPECT/CTで得られたイメージングデータを基に腫瘍集積の不均一性解析をすることによって、核医学内用療法の奏功に関連する因子を明らかにしたものである。最近になって治療(Therapy)と画像診断(Diagnostic)の融合を意味する「Theranostic (セラノスティック)という新しい分野に注目が集まっている。本大会のテーマは『Radiation Science Shaping the Future of the Earth and Mankind』であった。国際学会への参加は、国外の第一線の研究者と直接つながりを持つ絶好のチャンスである。今回の結果に留まらず、今後も臨床に応用可能な研究を続けていきたい。K.H

 山中教授(京都大学)のよるiPSの講演、有馬先生(東京大学)の福島の原子力発電所の事故についての講演を皮切りに5日間の学会でありました。参加者は国内外から1800名超の参加があり、日本での開催でありながら国際色の強い学会でした。私は基盤研究Cで行っている、金属放射線遮蔽紙の遮蔽効率、放射線小線減治療への有効利用についてポスター発表を行ってきました。日本人からの質問より外国の方からの質問が多かったのが印象的です。中国では食道がんにステントに放射線治療用小線源のシードを織り込み、治療を行っており、放射線遮蔽金属紙で正常な部位の保護についての研究の申し出がありました。今後は金属遮蔽紙を世界に広め、多くの研究者と共同で研究を行っていきたいと感じました。H.M

 今回、癌プロ院生として初めての国際学会参加となりました。また、ポスター発表という形式も初であり非常に思い出に残る学会となりました。当日までは悪戦苦闘する日々でありましたが学会期間中は非常に楽しく実のある学会となり感謝しております。
みなさま御指導ありがとうございました。H.T

?『Clinical Results of Definitive-dose (50Gy/ 25 fractions) Preoperative Chemoradiotherapy for Unresectable Esophageal Cancer』という演題で臨床研究についてポスター発表を行ってきました。4年に1回開催される学会であり、臨床放射線(診断・治療)のみならず、放射線が生物や自然に与える影響についての様々なセッションがありました。中でも福島の原発事故や広島の原爆被害といったセッションには世界中から多くの方が参加されており、注目の高さを感じることが出来ました。K.I


 会場に入ってまず、外国からの参加者の方々が予想以上に多い事に驚きました。発表は全て英語でなされ、始終国際的な雰囲気があり刺激的でした。国際学会での口演は初めてであり緊張しましたが、とても良い体験をさせて頂きました。ディスカッションでは今後の研究つながるコメントを頂き勉強になりました。最後になりましたがYoung Investigator Travel Awardを頂きありがとうございました。これを励みに、今回の体験を糧に今後も研究に邁進いたします。I.T

?
参加・発表する教室スタッフ

?

 What's New?

2015/06/12 10:31