ASTRO2015 印象記
2015.10.17-21までアメリカ・サンアントニオで開催されたASTRO 57th Annual Meetingに参加しました。朝夕は肌寒かったですが、日中は日差しが強く夏を思わせる陽気でした。
海外で行われる国際学会での初口演を控え、とても緊張していました。
その一方で、大学院時代から研究させて頂いているテーマ「F-MISO」について、これまでの研究成果を発表させて頂く貴重な機会を頂きましたので、集大成というつもりでとても気合が入っていました。
発表当日は、これまでで一番上手に発表でき、どうにか自力で質疑応答にも対応することが出来ほっとしました。
セッション内では、同世代の先生方の発表がどれも素晴らしく刺激を受けました。数人の先生が、多癌種において血液中のcirculating Tumor cellsが予後予測につながるのではないかと発表されました。予後予測という観点では、F-MISOの研究にも通じるものがあり興味深く拝聴しました。今後、F-MISOを含め予後予測が確立すれば、癌治療を成功させる為にそれぞれ個人に合ったselective therapyにつながるのでないかと期待を持ちました。
Plenary Sessionでは乳癌のABPIの話題や子宮頸癌術後のIMRTなど、治療技術の進歩を感じると共に、本大会のPresidentであるBruce D. Minsky先生の「Let’s not forget that we are clinicians first.」というお言葉に深い感銘を受けました。
まずは臨床医であることを忘れず患者さんの心身のケアを大切に!これからも放射線治療に精進していく事を決意しサンアントニオを後にしました。
F-MISO臨床試験にご協力頂いた患者様、これまでご指導頂きお世話になった先生方、撮影にご尽力頂いた技師の方々、英会話の先生・・・これまでお世話になった全ての方々にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。(I.T)
←学会のポスター前で
?
10月19日から23日の5日間、アメリカテキサス州サンアントニオで開催された第57回米国放射線腫瘍学会国際会議に参加してきました。さすがに米国開催の国際学会で、その規模の大きさに圧倒もされましたが、刺激になることも多くありました。米国においては特に乳癌や前立腺癌などで症例数が非常に多く、インパクトの大きい試験が多数行われており、最新の情報や世界情勢など様々な面で勉強させていただきました。その一方で診療の面においては日本も決して負けてはいないとも感じ、今後臨床、研究ともによりいっそう励んでいきたいと思います。(M.S)
↓学会会場付近のHenry B Gonzalez像前にて ↓学会会場より徒歩数分のアラモの砦前にて

?
What's New?
2015/11/24 13:41