近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線腫瘍学部門

近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線腫瘍学部門
Kindai University Faculty of Medicine Department of Radiation Oncology
読みやすい大きさへ文字サイズの変更ができます。
文字サイズ変更

お知らせ

Efforts of our department
2025年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

第8回 市民公開講座開催

 1月30日(土)13:30から、近畿大学医学部附属病院内の円形大講堂にて、当院がんセンター主催の第8回市民公開講座が開催されました。寒さが厳しい中、300人を超える市民の皆様にご参加をいただき、がんセンタースタッフ一同、厚く御礼を申し上げます。最後まで、多くの方々が真剣な眼差しで聴講されていている姿が凄く印象的でした。

第1部では、「ここまで進んだ、がん治療」をテーマに開催致しました。
??上島成也医師は、がんと診断されてから緩和ケアをどのように受けるのか、緩和ケアとは、地域のサポート体制について、分かり易く、解説致しました。
??乳がん薬物療法について、乳がんのタイプを遺伝子レベルで分類し、抗がん剤の種類を選択して治療するという手法について、鶴谷純司医師が解説。
??最新のロボット工学を導入したロボット支援前立腺がんの手術について、詳しい内容を吉村一宏医師が解説、講座中に流れた映像では、小瓶の中にある葡萄の皮を剥き、さらにその皮を縫い合わせるといった高度な技術を紹介され、参加者から驚きの声が上がっていました。
??昨年秋に当院に新たに導入された最新の放射線治療機器を用いた高精度放射線治療の実際について、松本賢治氏が解説した。会場からは、がんの種類と放射線治療の有用性、粒子線治療との違いに関して質問を頂戴した。マスコミなどで取り上げられていることもあり、放射線治療に対する関心の高さを伺うことができました。

第2部では、がんと向き合いながらスポーツ選手として活躍される湘南ベルマーレフットサルクラブの久光重貴氏に、がんの告知、闘病生活、フットサルの練習、試合復帰などを、映像を交えて実体験をご講演いただきました。がんと向き合った方々でしか言葉にすることができない数々のメッセージに、医療に従事する私も勇気を与えていただき、感銘を受けたました。

第3部では、山本信之先生に最新のがん免疫療法について、免疫の仕組みとがん治療への利用方法を分かり易くご講演いただきました。

 市民の方々のがん治療に対する関心の高さを再認識することができ、がん治療に携わる者として、考え深い公開講座でありました。末筆になりますが、寒い中ご講演いただいた先生、ご参加いただいた市民の方々に感謝申し上げます。(K.S)


真剣な眼差しで聴講されている参加者の皆様


司会、講師陣


?

 お知らせ

2016/02/12 10:10