第58回米国放射線腫瘍学会学術集会参加記
9月24日から28日まで、アメリカマサチューセッツ州ボストンにて開催された第58回米国放射線腫瘍学会(ASTRO)学術集会に出張させていただきましたのでご報告させていただきます。
今回の総会のテーマは「Value」と題されており、高騰化する医療費の中で、いかに低コストで最大限の治療効果を出すか、に焦点が当てられておりました。放射線治療の領域においては1回に当てる放射線の量を高め、患者さんが通院する回数を減らしても、従来の方法と同等の効果が得られ、合併症が増加しないか、といった臨床試験の結果報告が多く見られました。本邦においても医療費の高騰化は問題となっており、学ぶべきことが多くありました。
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本教室からは西村、石川、そして稲田の3名がポスター演題の発表を行いました。欧米の臨床試験は多施設、単施設に関わらず患者母数が非常に多く、感心することも多いのですが、治療技術自体は日本も負けてはいないとも感じています。これからも海外の学会に多く参加し、日本の放射線治療の発信を行っていきたいと当教室一同決意を新たにしております。
M.I


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2016/10/20 13:45